今後食いっぱぐれない仕事、資格の例~男女、中高年

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食いっぱぐれない仕事についても、需要と供給の関係から決まります。

需要が多くて供給が少なければ理想的です。

まずは誰でも思いつく資格から

代表は超難関資格を必要とする仕事、例えば

  • 医師
  • 弁護士(司法試験)
  • 公認会計士
  • 税理士
  • 不動産鑑定士

などですが、そんなものはわざわざこうしてインターネットで調べずともわかることです。

そういう仕事ではなくて

「難易度の割に食いっぱぐれがないよね」

そういうものを多くの人は見つけたいはず。

で、これまたすぐに思いつくのは「公務員」

これ、ド安定です。まあ、鉄板ですね。ただ、ほぼ新卒限定です。その意味で難関とも言えます。

では公務員以外は?

食いっぱぐれない仕事、資格の見つけ方

まずその見つけ方を2つ。

まず、Googleで検索する方法ですが、

「〇〇 転職」

などと検索して調べます。「〇〇」には職業名や資格名を入れます。

そうして検索して、その職業「専門」の転職サイトが出てくるようなら、その仕事や資格は需要が多いと考えられます。

こうして調べると、例えば、

  • 看護師
  • 介護関係
  • 保育士
  • 薬剤師
  • 登録販売者
  • IT関連、プログラマー
  • 電験、電気工事士
  • 宅地建物取引士

などが出てきます。

ハローワークインターネットサービスはもっと単純で、気になる仕事や資格を検索してみて、求人数とその待遇を見てみるだけです。

高齢者福祉、介護関係はもちろん需要が多いけど…

こうしてしらべてみてわかるのは、やっぱり高齢者福祉関係が多いということ。看護師とか、介護福祉士とか。

こういうのは間違いなく需要が多いですが、とにかく仕事がきついので、供給はそんなに増えません。

なので仕事のきつささえなんとかできれば食いっぱぐれのない仕事です。お年寄りの相手をするのが好きな人には向いているでしょう。

こういう、介護関係の仕事は、女性の方が優遇されます。なぜなら、お世話される方からすると、女性の方が安心感があるからです。

関連資格として、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、視能訓練士がありますが、こちらも理学療法士以外は女性が多いです。

医療関係ではありませんが、保育士もそうですね。保育士もそうというか、保育士の場合さらに男性には厳しいかもしれません。

「お薬」関連なら薬剤師が理想だけど…

次の薬剤師ですが、随分昔から「薬剤師は余るようになる」なんて言われています。でも相変わらず不足。

大学に6年も通わないといけませんし、国家試験も難しいので供給過剰になることは考えにくいです。

人を相手にしないといけないので、私達が生きている間に、AIに取って代わられることもないでしょう。

登録販売者というのは、名前からは想像つきませんが、これも医薬品関係です。登録販売者資格があると、第2類、第3類の医薬品を販売できます。

比較的新しい資格でもあるので、全国的に不足しています。薬剤師の資格と比べると取得は簡単なので狙い目です。

電気自動車も普及していくことですし

電験(電気主任技術者)は1種から3種までありますが、まずは3種で十分です。

電気はあらゆるところで使われていますので、当然ながら電験の需要は高いです。電気自動車が普及していけばさらに需要は高まるでしょう。

電気工事士も同じ電気関係ですが、電験は「チェック、管理する人」、電気工事士は「工事する人」という違いがあります。

どちらかというと、電気工事士のほうが肉体的には仕事が大変です。

宅建は就職転職だけでなく

宅地建物取引士=宅建も昔から就職や転職に有利と言われています。

不動産会社・仲介業者の事務所には、5人中1人は宅地建物取引士を置かなければならないことになっていますので、そういう会社では当然優遇されます。

就職や転職だけでなく、「不動産に詳しくなれる」というのも大きな魅力です。不動産投資によって大きな利益を得ることも可能になってきますので。

プログラマーについては後述します。

その他就職転職に役立つ資格

その他、就職転職に役立つ資格としては、

  • 中小企業診断士
  • 社会保険労務士
  • 基本情報技術者、応用情報技術者
  • 簿記
  • 管理業務主任者
  • 危険物取扱者
  • 消防設備士
  • 測量士補
  • 英語関係(TOEIC、英検、TOEFL)

などがあります。

この中では、中小企業診断士社会保険労務士は試験の難度が高いですが企業からの評価も高いです。

基本情報技術者はそれよりもやや取りやすいですが、評価してくれるのはIT関連の企業に限られます。

簿記は3級ですと持っている人も多く、確かに需要も多いのですが供給も多いからインパクトに欠ける印象です。

管理業務主任者はマンション管理に関する仕事をします。

マンション管理士と混同されがちですが、資格試験はマンション管理士より簡単なのですが管理会社の評価はマンション管理士より高いです。

これはマンション管理会社には管理業務主任者の設置義務があり、管理業務主任者は独占業務を持つからです。

危険物取扱者、消防設備士、測量士補は取りやすい資格ですが、その割に求人数は多いです。簿記3級ほど広まっていないのもメリットかも知れません。

英語関係の資格は評価してくれる企業が多いです。その上、ネット上の情報の大部分は英語なので情報収集のために役立つというメリットもあります。

おすすめはTOEICです。企業での評価も高く、かつ試験でスピーキングがないので日本人でも高得点を取りやすいからです。ただし欧米で評価が高いのはTOEICではなくTOEFLです。

では次。

独立、開業のための仕事、資格

ここまでは「就職・転職」という観点から考えてきましたが、

「独立したいんだけど」

という人も多いはず。

特に中高年の場合、年齢を見ただけで切り捨てられることが多いですから、「就職・転職」よりも独立を目指したほうが幸せになれそうです。

では独立しやすい仕事や資格とは?という話になります。

  • 行政書士
  • 土地家屋調査士
  • 社会保険労務士
  • 電気工事士
  • 農業
  • アフィリエイター
  • ライター
  • デザイナー
  • トレーダー
  • ITエンジニア、プログラマー

行政書士は役所に提出する書類を代理で作成するのが仕事です。

そういう書類には所定の手続き・形式を要求するものが無数にありますので、行政書士の仕事もたくさんあるということになります。

就職や転職ではあまり評価されないので、独立専用の資格と言ってもいいでしょう。

昔は取得が簡単な資格でしたが、注目を集めた影響か、難化したと言われています。

土地家屋調査士は不動産登記の専門家で独占業務を持つので独立しやすい資格です。しかも、あまり注目されていないというメリットもあります。つまり現状ライバルが少ない。

社会保険労務士は企業内での評価が高いイメージがありますが、開業社労士として、年収1000万円を超えている人も珍しくないです。

電気工事士は電気関係の工事をいろいろと請け負うことができるので、経験と実力があれば独立できます。

農業はなくてはならない産業ですが、仕事が大変なイメージもあり後継者が不足しています。

そのため各地で就農支援や後継者募集というのがありますので、農業に興味がある場合は調べてみる価値があります。

自分で食料を作れるという意味でも食いっぱぐれることはないでしょう。

アフィリエイトについては、一昔前は「気軽にお小遣い稼ぎ」というノリで注目を集めていましたが、実際は大変なことが知れ渡って今はやる人が減っています。

その一方でアフィリエイト市場は拡大し続けていますので、本気で取り組むのであれば有望な仕事と言えます。

ライターデザイナーは「どうやって仕事を取るの?」と思う人も多いかもしれませんが、現在はランサーズやクラウドワークスなどクラウドソーシングのサイトも多く、第一歩が非常に踏み出しやすくなっています。

トレーダーは株やFXなどのトレードを仕事とします。「当て物」と考えずに、少額でしっかりと訓練を積み重ねるなら、食いっぱぐれることのない技術を身につけることができます。

当然ながら、期待できる収入の上限は他の仕事とは比べ物にならないほど高いです。

プログラマーに注目

ITエンジニア、プログラマーは政府が「人材不足」を懸念している職種です。

IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果

こちらの資料にあるとおり、2015年の時点ですでに17万人の不足、これが拡大していき、2030年には最低で41万人、最高で79万人が不足すると予想されています。

その一方でAIやIOTなどの情報技術は生活のあらゆるところに普及していくと考えられますので、IT人材はどんどん需要が高まっていくことでしょう。

プログラマーにとっては高需要低供給という理想的な状態となります。

「今後はAIに人間の仕事が奪われていく」などという話もあり、もしそうであるならプログラマーも例外ではありません。

でも、プログラマーはそのAIを作る立場であり、AIを最も有効に利用できる職業であることは確実です。

もちろんプログラミング技術を売り物にするだけでなく、自分自身のために利用することもできます。

それに加えて、プログラミングというのは他の難関資格試験に比べれば独学しやすいものでもあります。

プログラミング技術を身につけることは、非常にメリットが多いのではないでしょうか。

で。

ここで一つ、大事なことがあります。

集客はどうするの?

独立しやすい資格や仕事として、

  • 行政書士
  • 土地家屋調査士
  • 社会保険労務士
  • 電気工事士
  • 農業
  • アフィリエイター
  • ライター
  • デザイナー
  • トレーダー
  • ITエンジニア、プログラマー

などを挙げましたが、たとえば「行政書士が独立しやすい」と言っても、資格をとっただけではどうにもなりません。

つまり「集客はどうするの?」という話。

だから独立するなら、上記のスキル以外にもう一つ、集客スキルを身に着けておきたい。

で、集客スキルとして最も取り組みやすいのが「サイト作成」です。

サイトを作り、そこにアクセスを集めて自分のお客さんになってもらうということ。

サーバーを借り、ドメインを取り、そこにWordPressをインストールする。たったこれだけのことでサイトはできますのでこれに取り組まない手はありません。

それに加えてSEOの知識も獲得し、アクセスアップに役立てるといいでしょう。

そしてその点でも・・・プログラミングは親和性が高いですね。プログラミングの知識はサイト作成に大いに活用できるはずです。