長岡式酵素玄米(寝かせ玄米)の炊き方と道具(圧力釜、圧力鍋、保温ジャー、炊飯器)

長岡式酵素玄米の炊き方は、講習で教えてもらえますけど、その手順を見ていきましょう。

長岡式酵素玄米の炊き方手順

最初に全体の流れを見ておきます。

①黒い玄米の除去
②玄米と小豆の計量
③洗う
④水を入れる
⑤塩を入れつつかき混ぜる
⑥内釜外釜の間に水を入れる
⑦炊飯(約1時間)
⑧蒸らし(50分)
⑨圧力を抜く
⑩保温ジャーに移して3日寝かせる

次に各手順について簡単に解説します。

黒くなっている玄米って何?

①は、他人に食べさせるわけでもなく、かつ特に気にならないなら省略してもいいでしょう。

黒くなった米は「ヤケ」と呼ばれるもので、栽培中、害虫に水分を吸い取られた結果です。

ただ、黒くなってしまった玄米は味は悪いですので、味に敏感な人は全部取り除くか、または最初から取り除かれている玄米を買うといいでしょう。

玄米だけなく小豆も入れる

②ですけど、長岡式の場合は専用の計量カップがあります。

まず玄米をこの専用カップすりきり1杯×10ほど圧力鍋の内鍋に入れます。これで10合になります。

次に小豆を、専用カップの半分のラインまで入れ、内鍋に投入します。

玄米の洗い方

③はまず、内鍋に水を入れて汚れを浮かせます。水は、水道水を濾過して使います。

このあとボウル型のザルに移して水を切ります。

次にザルとボウルを重ねてまた水を入れて水を切り・・・ということを2回繰り返します。

そうしたら玄米と小豆を内鍋に戻します。

塩の入れ方とかき混ぜ方

④も専用のカップがあって、すりきり1杯×10の水を注ぎます。ここは水道水ではなく、ミネラルウォーターか、ウォーターサーバーの水を使うのがおすすめです。

⑤は専用のスプーンで塩の量を計って入れますが、20グラムほどです。

塩を盛ったスプーンを、内鍋の水面と重ねるように左手で持っておき、右手に持った泡立て器(ホイッパー)で玄米&水をかき混ぜます。

右回転で8分・・・も混ぜなくてもよく、3分程度でOKです。

こうすると、塩に適度に水がかかって少しずつ水に溶けていきます。そうしてまんべんなく行き渡ります。

まあ面倒なら一気にバサッと入れて、あとよくかき混ぜれば問題ないでしょう。(笑)

⑥は内鍋と外鍋の間に水を入れるということです。これは専用の計量カップ1.5杯ほど入れます。

火加減の調整が大事

ここまでやってやっと点火ということになります。⑦ですね。

で、最初の火加減は「七分火」ということですが・・・これ、家によって火力が違うので困るんですよね。

目安としては・・・

圧力鍋の上に重りを乗せますが、これが25分くらいで動き出します。

ということですので、25分くらいで動き出す程度の火力が最適となります。

それより早いと火力強すぎ、遅いと弱すぎ、ということになります。

重りが動き始めたらそのまま13分ほど加熱すれば、重りの動きが止まります。

動きが止まったら火力を落とします。「五分火」に落とすということになっていますが、まあ少し火力を落とすという感じですね。

そうして15分ちょっと加熱したら火を止めます。

点火→25分で動き出す→さらに13分で止まる→火力を落とす→15分加熱→火を止める

という順ですね。

蒸らしたあと保温ジャーに移し、寝かせる

その後⑧で50分蒸らしますが、火を止めたあと50分ほうっておくということですね。^^

50分待ったら⑨、圧力を抜きます。

そうしたら最後の工程です。⑩で保温ジャーに移し、3日間寝かせたら完成です。

前の玄米が残っている場合は、それを片方に寄せて、空いたところに新しい玄米を入れたりします。

さて次に。

長岡式酵素玄米炊飯で使う道具一式

長岡式玄米炊飯に使う道具ですけど、これは講習会で買うことができます。

専用の道具は講習会でしか買えませんので、講習会に行けない場合は代用品を揃えることになります。

参考までに、講習会で買える道具セットは以下のとおりです。

【道具類】

・長岡式専用圧力鍋…38880円
・保温ジャー…24737円
・ザル…1697円
・ボウル…2520円
・ホイッパー…735円
・計量カップ…146円
・計量スプーン…108円
・定規…206円
・キッチンタイマー…946円
・水道水ろ過器…1048円

【食材】

・玄米(10キロ)…5680円
・小豆(500グラム)…636円
・天日塩(1キロ)…864円
・しょうゆ(1リットル)…713円
・味噌(2キロ)…1214円
・麹漬の素(1.7キロ)…941円

【説明書】

・直伝書

計81071円

圧力鍋と保温ジャーが高価なように見えますが、これはでっかいからです。^^;

でっかい保温ジャーのメリットとしては・・・まあ、3日も玄米を寝かせておくわけですから、次から次へと追加しやすいように、ということですね。^^

講習会で出られない場合は別途圧力鍋と保温ジャーを探してもいいですけど、専用の炊飯器を使うという手もありますよ。

上に紹介したような面倒な手順を、自動で全部やってくれるものもありますので。