気やオーラなど「見えない」エネルギーはそれ自体を測定することができないので、科学的には認めにくいということになっています。
ただ、こういうものを測定しようと真面目に実験した学者さんもいます。
チャクラから電気を計測する
たとえば日本人の本山博さんもチャクラから発せられる「エネルギー」の観測に挑戦しています。
それは、外部からの電磁波の影響を一切遮断した小部屋を造り、そこに「チャクラからエネルギーを放つことができる」という人を入れて体から発せられる電場を測定するという方法でした。
この実験でわかったことは、被験者が意識を集中し「エネルギーを放出している」間はチャクラから強い電場の乱れが検出され、かつ高い周波数が見られる、ということでした。
もちろん、そういう能力のない一般の人でも実験してみましたが、その場合はそれほど高い周波数は見られませんでした。
本山博さんはこの実験を何年にもわたって繰り返し行い、同じ現象が起こることを確かめました。
オーラの色と対応する電場
カリフォルニア大学のヴァレリー・ハント博士もこれに似た研究をしていますが、ハント博士の場合は筋電計を利用してチャクラの電場を測定しています。
そうしてチャクラから「エネルギー」を放出してもらったところ、1600ヘルツもの周波数が観測されました。通常は最高でも250ヘルツ程度なので、これは特異な現象と言えます。
またこのハント博士は、オーラの観測についても面白い実験をやっています。オーロラではなくオーラですよ? オーラの泉のオーラ。
どういう実験かというと、「人のオーラの色が見える」という能力者を連れて来て、被験者のオーラの色を見てもらったんです。
同時に、被験者のチャクラの電場を測定したところ、オーラの色と筋電図で計測された電場の波形がちゃんと対応していました。
赤いオーラには赤いオーラに対応する波形、黄色いオーラには黄色いオーラに対応する波形が、チャクラから計測されたということです。
面白いことに、能力者が「オレンジのオーラが見える」と答えた時には、被験者のあるチャクラからは赤の波形、別のチャクラからは黄色の波形が検出されたそうです。
透明人間とその足音
以上の実験結果を聞いて・・・
「それって単に体から電気が出てるだけじゃないの?」
「気とかオーラじゃなくて、電気が観測されてるだけじゃないの?」
と思った人もいるかもしれません。
ただ、オーラの正体が弱い電気だとしたら、オーラが見える人というのは、電化製品のオーラが見えまくることになりますが、そんな話は聞きませんよね。^^;
また、気功治療によって、西洋医学では考えられないような病気の治癒が見られることがありますが、「気」の正体が体から発せられる弱い電気であるなら、同じ周波数の電気を、機械を使って体に流しておけば、劇的な病気治癒が見られるはずです。
でもそんな話も聞いたことがありません。
ということは、上述の実験で観測された弱い電気というのは、「副産物」に過ぎないのではないかと考えられます。
つまり、気とかオーラといった観測不可能だけど非常に波長の高いエネルギーが確かに放出されていて、そのエネルギーのうち、波長の低いほんの一部だけが、筋電計などで観測できている、という解釈です。
気やオーラといった「エネルギー」にはいろいろな波長が混ざっていて、そのほんの一部だけ波長が低くて観測可能な領域まで下がってきてくれている、というわけですね。
気やオーラを「透明人間」にたとえるなら、観測された電場というのは「透明人間の足音」と思えばいいのではないでしょうか。^^