この度、空海密教、つまり真言宗のお坊さんでカウンセラーをやっている種市勝覺(たねいちしょうがく)さんの「ここに気づけば、もうお金には困らない」という本を読んでみました。
この1ページだけでも買った甲斐があった
それでですね、あるページに、
「なんでこんなことに気づかなかったんだろう!」
ということが書いてあったんです。
不安をゼロにする・・・までは行かないかもしれないけど、大幅に不安を減らしてくれるような内容が、たった1ページにまとめられていました。
この1ページを読むだけでも、「本を買った価値があった」と個人的には思いました。
どういうことかというと、
不安や心配の数=大丈夫の数
ということです。
「死んだほうがマシ」と思えるほど苦しんできたけど…
ちょっと聞いただけだと「?」という感じかもしれませんが、よく考えると「なるほどな~」と思ってしまいます。
私もそうなんですが、もうこれまでの人生で、数え切れないほど、不安や心配を感じてきました。
この文章を読んでいるということは、あなたもそうなのではないでしょうか?
いろいろなことに不安や心配・・・時には恐怖を感じて、何年も何十年も生きてきた・・・
そんなことなら・・・こんなに不安なら死んだほうがマシなんじゃないかと思うこともあった・・・
そういう不安や心配を、これまでの人生で何千回・・・いや、細かく数えるなら何万回も感じてきたといっても、誇張ではないでしょう。
もう、毎日不安で、何のために私は生きているんだろうと・・・
それがですね。
「ここに気づけばもうお金には困らない」を読んで、
「全部ひっくり返る」
可能性を知ったわけです。オセロみたいにパタンパタンと。(笑)
「不安や心配の数=大丈夫の数」とはどういうことか?
これまで何千回、何万回と不安や心配を感じてきたけど、今この文章を読んでいるということは、あなたはとりあえず「無事」にここまで過ごしてきたということですよね。
ということは?
これまで、何千回、何万回と感じてきた不安はその都度、すべて「大丈夫」だったということになります。
心配したことが取り越し苦労だったか、または的中しても乗り越えることができたということ。
それが、何千回、何万回も続いたということ。
これってすごいことじゃありませんか?
つまり、私やあなたのような「心配性」の人間ほど、不安や心配を数多く感じてきた人間ほど、それと同じ数だけ「大丈夫」を経験しているということです。
何千回何万回と不安を感じ、その度に、何千回何万回と「自分は大丈夫」を証明しているということ。
つまり、不安症心配性の私達こそ、
「最強の大丈夫人間」
だったということです。
そうです。あなたと私は、
「最強の大丈夫人間」
なんです。これまでの人生で何千回何万回と「大丈夫」を身をもって証明してきた人間です。
だからもう・・・
苦しむのはやめましょうよ。
気楽に人生生きていきましょうよ。
少しずつ変わりましょう
まあね、この話を聞いたから、「はい今この瞬間から不安はすべて消えます」ということにはならないと思いますよ。
でも、不安に対して、これまでと違った対応ができますよね。
いつものように何か不安を感じたとしましょう。でも、
「まあどうせ大丈夫だから」
「結局は大丈夫になるから」
と思うことができるはず。
そう思うことができれば、少しずつでも、不安や心配による苦しみから解放されていくのではないでしょうか。
「受け入れの法則」「信頼の法則」の強固な基礎
以上の認識は、前回紹介した「受け入れの法則」を実践する上ですごく役立つものです。
「受け入れの法則」というのは、人生で起こることすべてを
「宇宙からの最高のプレゼント」
と考えて受け入れる、というものでした。
宇宙、神様と呼んでもいいと思いますが、私たちはその宇宙とつながっていて、宇宙と自分とで連携して、自分にとって最善のことを自分の人生の中に現出させていると。
だから人生で起こることはすべて「宇宙からの最高のプレゼント」と言えるんだと。
このことは、なかなか確信できないことかもしれませんけど、私達「心配性人間」の「大丈夫証明」、わが身をもってしてきた「大丈夫証明」を振り返ってみれば
「あ、やっぱりそうなんだな」
「何千回何万回と不安を感じてきたけど結局は全部大丈夫だった」
「これは『宇宙からのプレゼント』っていう話、本当なんじゃないかな」
そう、思いやすくなるはずです。
「私は神の子」「神様の分け御霊」
今、この文章を読んでいるということは。
これまでの人生で何千回、何万回と不安に苛まれて、時には「死んだほうがマシ」なんて思ったこともあるけど・・・
全部大丈夫だった!
あなたも、私も。
全部! 大丈夫!
これはもう、「受け入れの法則」にあったとおり、
「自分は神、少なくとも神の子」
ということを信じて生きていく他ありません。
この先、不安に襲われても、
「まあ結局は大丈夫になるから」
と信頼しておきましょう。
そして、
「どっちにしても最善の結果になるから」
と、気楽に開き直ってしまいましょう。
もう、苦しみの人生はやめて、喜びの人生を選びます。
これまでも全部大丈夫だったし、これからも全部大丈夫ですから。