「引き寄せ」より「受け入れ」より「信頼」の法則

「引き寄せ」より「引き出し」という言葉を使ったほうがいいんだということは、前回の記事で書いたのですけど・・・

【意外な秘訣】「引き寄せ」の法則ではなく「引き出し」の法則?~「神との対話」に思う

「引き寄せ」の誤解

「引き寄せ」と言ってしまうと、

他の場所から「自分にはない望ましいもの」を引き寄せるとイメージしてしまう
→引き寄せの中心にいる自分は「欠乏している」というイメージにつながりがち

だということでした。

となると、自分自身のことを「ネガティブ」なものとしてイメージしていることになり、その結果、一生懸命「引き寄せよう」とするほど、自分自身と同じ波動=ネガティブなものを引き寄せてしまうことになります。

だから「引き寄せ」ではなく「引き出し」と考えるんだと。

そういうことを「最近ひらいめいた!」と喜々として書いた私ですが、同じようなことを本にしてらっしゃる方は前々からいたのですね。^^

たとえば、あの山川紘矢さん、山川亜希子さんによる、

「受け入れの法則」
「受け入れの極意」

という本が有名です。

これらの本では、「引き寄せ」という言葉だと自分自身が「望ましい状態ではない」ことをイメージしてしまいがちなので「受け入れ」という言葉の方がいいと説かれています。

つまり、

「お金を引き寄せよう」と考える=「私にはお金がない」と思っている
「素敵な人を引き寄せよう」と考える=「私は愛されていない」と思っている

等々。

「受け入れ」の前提

それに対して、「受け入れ」というのはどういうことかというと、

「自分に起こることはすべて『宇宙からの最高のプレゼント』なのだから感謝をもって受け入れよう」

という考え方です。

でもこの考え方は、ある前提を押さえておかないと理解できないと思います。

「なんでも受け入れるって・・・どんな惨めなことになっても諦めろということ?」

なんて、思ってしまう人もいるんじゃないでしょうか。

ということでその大事な前提ですが・・・

上記の書籍「受け入れの極意」によれば、まさにその「極意」は「自分が神である」ことを知ること、だそうです。

まあ神といってしまうと「畏れ多い」と感じる人もいるでしょうから、「神の子」くらいでもいいんじゃないでしょうか。(笑)

これなら私達日本人には元々あった考え方ですし。

私達の本質は何か霊的なもので、その霊的なものは、「神」とでも呼べるような何か大いなる存在から分離して生まれてきたもの

だから本質的に、私達とその大いなる存在は「同じ」だということ。

そういう意味ですね、「自分が神」というのは。

なぜ「最高のプレゼント」といえるのか?

だから。

「自分に起こることはすべて『宇宙からの最高のプレゼント』なのだから感謝をもって受け入れよう」

というのは、自分に起こることはすべて、

宇宙=神様

とつながっている、「神の子」である自分が、「宇宙」と連携して、自分にとって最善であることを「起こしている」わけだから、「最高のプレゼント」として受け入れよう、ということです。

つまり、自分で自分に対して、人生のもろもろのことを「現実化している」ということですね。

このことを表現を変えれば「引き寄せ」とも呼べるし「引き出し」とも呼べるということ。

神様とつながっている自分が、その時々で自分にとって最善のことを起こしているわけだから、感謝をもって受け入れようということですね。

信頼の法則

これを別の言葉で言えば

「信頼の法則」

と言ってもいいと思います。

宇宙を、そして自分自身を信頼している。

だから何が起こっても、それは宇宙から、そして宇宙とつながっている自分からの「最高のプレゼント」として受け入れる。

もちろん、肉体によって制限された「小さな自分」の狭い視野から見れば、一見「悪いことが起きた」と思えることも・・・時にはあるでしょう。

でもそれすら「宇宙と自分(高位の自分=ハイヤーセルフ)からの最高のプレゼント」として受け入れようというわけ。

そうすれば・・・

「自分は望ましいものすべてをすでに持っている」
「あとはそれをこの三次元世界に現実化するのみ」

と考えることができるので、ネガティブな自分を中心に据えたネガティブな引き寄せをせずにすむ、ということです。

そうしていつも心穏やかでいられるということ。

常に心が穏やか。絶対安心の境地というべきでしょう。

だから「感謝」につながる

このことは、「感謝の法則」にもつながっています。

よくいいますよね。

「引き寄せを実現するには、もう望む状態が実現したと考えて、先に感謝しましょう」

って。

これ、「今の自分は欠乏している」というところからスタートさせると、感謝も言葉だけになってしまいますよね。

いや、言葉だけでもすごく大事なことなんですけどね。

でもそこに「信頼」があれば、「これで絶対大丈夫」という信頼があれば、感謝も心からのものになりますよね。

それはもう・・・これまでさんざん不安に苛まれて暮らしてきたわけだから、

「恐れることは何一つない」
「何があっても大丈夫」
「絶対安心」

って言われればもう・・・感謝しかありませんよね。

心からの感謝というわけですから・・・「良き引き寄せ」も100%実現する、ということになります。