生まれ変わり、輪廻転生、前世はない?~科学的な証明や根拠はあるのか

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スピリチュアルなこととか、転生とかを信じているというと馬鹿にされることが多いのですが・・・まあ最近はずっとマシかもしれませんが。^^;

そういうことって

「科学的に考えてありえない!」

と決めつける人も多いんですよね、まだまだ。

「科学的にありえない」と言うのは科学的態度ではない

でも実は「科学的に考えて」と言いつつ「科学的に考えていない」場合がほとんどだと思います

「科学的」というのなら、まだ決定的な証明がなされていないことについては

「ありえない」

ではなく

「どちらだかわからない」

というべきでしょう。どちらとも証明されていないのだから。

それを「あり得ない」と決めつけてしまっては、一つの「宗教」ということになります。

科学に対する誤解に基づいた「なんちゃって科学原理主義」とでもいえばいいでしょうか。

ただですね。

科学的証明と言えそうなものならある

生まれ変わりとか輪廻転生とか前世とか、真面目に科学的に研究している人もいまして、その中から、

「これは科学的証明になるんじゃないか」

というものもいろいろ出てきているんですよ。

有名なのは「奇跡体験アンビリバボー」でも取り上げられた

「生まれ変わりが科学的に証明された!-ネパール人男性の前世をもつ女性の実証検証」

という本ですね。

あの、タイトルにあるとおり、日本人女性の前世が、あるネパール人男性だったんじゃないか、ということを徹底的に調査したものです。

これ、大学の研究者が集まって調査したもので、論文にもなっているんですね。

「真性異言(しんせいいげん)」

を手がかりに、生まれ変わりを調査したものです。

喋れるはずのない言葉

真性異言というのは、その人がしゃべれないはずの言葉ですね。

この本の例で言うと、この女性が、ネパール語なんて話せるはずがない、と証明されればこの女性にとってネパール語は真性異言となります。

で、当人同意の元、この女性の過去を徹底的に調査して、ネパール語との接触はまったくなかったと確認されたんです。

その上で「退行催眠」

これは催眠術によって、記憶を過去に遡っていくというもの。

普通はこれで、子供の頃の記憶とかを掘り起こして、精神的な問題の治療に役立てようというものなんですけど、さらに遡って・・・

0歳以前にさかのぼってみると、「前世」の記憶が出てくることがあるそうです。

でもね。

「私の前世はネパール人男性で・・・」

なんて当人が言い出しても

「夢でも見てるんじゃないの?」

ってなりますよね。

でもそこで、この女性が、ネパール人男性として、話せるはずのないネパール語を話したとしたら・・・

しかもそれが片言ではなく、普通にネパール人と会話して成り立つとしたら・・・

これは信憑性が高まります。

で。

普通にネパール語会話が成り立った

実際成り立ったんです。その女性が知るはずのない、ネパール語での会話が。文法や、発音まで正しく。

こういう話があると、

「いやいや、その女性は昔どこかでネパール語を勉強したんでしょ?」

という人もいますが、そういうことがないように、女性の過去については徹底的に調査されています

その結果、「ネパール語との接触はまったくない」と確認できたんです。

「子供の頃、テレビかなんかでネパール語を聞いたんじゃないの?」

なんていう人もいるかもしれませんが、その程度で普通に会話できるなら・・・日本人は全員、問題なく英会話できることでしょう。(笑)

英語なんて、テレビでしょっちゅう耳にしますからね。でも会話できませんよね。

英語ですらそれなのに、ネパール語ですよ?

そのネパール語での会話がどれくらい「普通」に成り立ったかというと、

「ネパール語で70パーセントも会話が成立していることが立証されています」
「一人称や三人称の変化、助動詞や尊敬語や、独自の数字まで正しい発音で会話をしていました」

という言語学教授の分析結果も出ています。

否定するほうが大変で不自然

この結果を見て、「いやそれでも生まれ変わりはない」というためには、「超能力」でも引き合いに出さねばなりません。

でもたとえ超能力でネパール語の単語を知ったとしても・・・たとえばね、遠隔視などで「ネパール語会話」の本を読んだとしても・・・

普通に会話できますか? 発音まで正しく。

私たちにとって最も親しみのある外国語、英語だって無理ですよね?

つまりですね。

この研究結果を見て、

「生まれ変わりはない」

というためには、いろいろ無理を重ねて説明しなければならないんです。

「ああ、前世の記憶が残ってたんだね」

って解釈するほうが、よほど素直な解釈なんです。

だからですね。

厳密には、生まれ変わりは「ある」とも「ない」とも証明されていないかもしれませんけど。

この本のような研究結果を見る限り、「ある」と考えるほうが、科学的にも圧倒的に説得力があるんじゃないかな、ということです。

こういう研究を見ると、これからもっと研究を重ねていけばもう、

「生まれ変わりはあるんだ」

ということを、誰もが認めざるを得なくなるんじゃないでしょうか。