「一人の人間」をどう捉えるかについては、様々な考え方があると思います。
「肉体だけでそれ以外は何もない」
と考える人もいるし、
「心と体があって人間」
と考える人もいます。
スピリチュアルな「人間」観
でも、スピリチュアルな考え方からすると、
人間=魂+精神+肉体
と捉えるのが普通です。
さらに、「魂」の部分を多層に分けて考えたりしますが、そこはもうキリがありませんので置くとして。^^;
でも・・・
「魂と精神ってどう違うの?」
って、思いますよね。
おんなじじゃないの?と。
これ、全然違うんです。
・・・といっても、あくまで、
「スピリチュアル的な考え方では」
という前提ですけどね。医学的でも科学的でもありません。
以下、断定口調で書いてある部分もありますが、それはあくまで「スピリチュアル的にはこう考えられている」ということです。
と、いちおうことわっておいて。^^;
じゃあ、何が違うのかと。
質問:魂は肉体より大きい?小さい?
これは「魂」がどんなものかをイメージできればわかりやすいと思います。
魂って聞くと・・・私たちは「体の中に入ってる」と思いますよね、普通。
でも、そうじゃないんです。
「魂の中に身体がある」んです。
つまり、魂のほうが、体よりずっと大きいんです。
イメージとしては、魂が、自らの一部を肉体に「入れて」、それで肉体を動かしている、という感じですね。
だから、魂は一度に複数の人間に宿ることも可能です。
ツインソウル、ソウルメイト
「ツインソウル」というのがありますが、これは同じ魂が別々の人間の肉体に宿っているものだと考えられます。
ちなみに「ソウルメイト」というのはツインソウルと違って、いちおう「別の魂」だけど、自分と関係の深い魂であると考えられています。
ただ、魂のレベルではみんなつながっていますので、「自分」とか「他人」とかいう区別ははっきりしたものではないようです。
なぜなら私たちの魂は、「魂の親」とでも呼ぶべき存在から「分霊(わけみたま)」として生まれてきたからです。
もちろん私たちの魂の親にもさらに親がいて、それをたどっていけば「神」と呼ばれるような存在までつながっていることになります。
さて。
話を戻しましょう。私たち一人ひとりの魂のレベルに。
魂は「RPG」で遊んでいる
私たち一人ひとりの魂でさえ、「人間一人」よりずっと大きな存在です。複数の人間に宿ることが出来るし、「この世」的な時間や空間を超越しています。
つまりいろいろな場所、いろいろな時代で「同時に」・・・色々な時代で同時にというのも変な話ですが、魂レベルでは同時に・・・肉体に宿ることができます。
だから、「本来のあなた」である「魂」は、「この時代この場所のあなた」であると同時に、江戸時代の侍としても生きているかもしれないということです。
RPG、ロールプレイングゲームと考えるとわかりやすいですね。
あなたの魂は、「平成の日本」を舞台にしたRPGをやりつつ、「古代ローマ」を舞台にしたRPGもやっている、なんてこともあると。
魂を以上のように考えるなら、精神との違いは明白です。
精神とは
精神、心というのは、「肉体によって大きな制約を受けている魂の一部」だと考えることができます。
肉体によって制限されることで、ほとんどの場合は、「大いなる自己」としての魂とのつながりも忘れてしまっています。それが精神、少なくとも現代人の精神です。
昔の人はもっと、つながりを感じていたかもしれませんけど。
まあ程度の差はあれ、「肉体によって大きな制約を受けている魂の一部」が「精神」ということになります。
だからほとんどの人の精神は、自分の肉体が感知できることしか認識できません。
つながりを「思い出す」とどうなる?
でも中には、自分が大いなる自己の一部であること、さらに大きな存在ともつながっていることを「思い出す」人もいます。
これは「悟り」と呼ばれるものの一つだと考えて良さそうです。
そういう人は、遠くのものが見えたり、過去や未来が見えたり、自分の過去生を思い出したりします。
まあ「普通の人」から見ると、ちょっとアブナイ人に見えるかもしれませんが。^^;
でも、人間存在はそもそも以上のようなものだとしたら・・・あなただって、つながりを「思い出す」ことで、これまで見えなかったものがいろいろと見えてくる可能性もあるわけですね。^^