それぞれのキャラクターの喋り方例

キャラクター,セリフ
えーこ,はいどうも
びーこ,はいどうも
えーこ,さて今回はこのかた
びーこ,このかたならわかるわー
びーこ,イケメンルソーさんね
えーこ,うむうむ
びーこ,時期的には・・・
びーこ,日本は江戸時代なかごろか・・・
えーこ,ソダーネ
びーこ,”フランス人かと思ってたけど、
ジュネーヴ生まれなのね”
びーこ,スイス人?
えーこ,当時はジュネーヴ共和国という都市国家
えーこ,”ルソーさんが亡くなったあとの、
18世紀末にフランスに併合され”
えーこ,”ナポレオンさんが、
ロシア遠征に失敗した翌年の”
えーこ,”1813年に再独立、
1815年にスイス連邦に加盟するよ”
びーこ,スイスになったのは結構最近だったのね・・・
えーこ,さてルソーさんだけど
えーこ,1712年にジュネーヴにて
えーこ,時計職人の子として生まれました
びーこ,家が貧しいってわけじゃなかったのね
えーこ,当時のジュネーヴでは
えーこ,”時計職人は、
上位の身分限定の職業だったそうな”
びーこ,ほうほう
えーこ,でも悲しいことに
えーこ,”ルソーさんが生まれたすぐ後に、
お母さんは亡くなっているよ”
びーこ,えええ・・・
びーこ,出産が大変だったのかな・・・
えーこ,そうかもしれない
えーこ,”さらに、1722年、
ルソーさんが10歳になる年”
えーこ,”お父さんが貴族と喧嘩して告訴され、
ジュネーヴにいられなくなってしまったよ”
びーこ,じゃあルソーさんもお父さんと一緒に?
えーこ,”その暇がなかったのか、
お父さんだけ逃亡”
びーこ,ええええ・・・
えーこ,そこで母方の叔父さんが
びーこ,面倒見てくれた?
えーこ,”養う余裕がなかったので、
ルソーさんを牧師さんに預けることにしたよ”
びーこ,おおう
びーこ,”もう、10歳くらいで
ご両親ともいなくなっちゃったのね・・・”
びーこ,つらい・・・
えーこ,さらにつらいことに・・・
えーこ,”その牧師の妹さん(当時40代)が、
ルソーさんを気に入らなかったらしく”
えーこ,”たびたび厳しく叱ったり、
ひどい扱いをしたそうな”
びーこ,おおおう・・・
えーこ,”それで2年後には、
牧師のもとから飛び出し”
えーこ,ジュネーヴに戻って仕事を探すんだけど
びーこ,12歳で求職活動か・・・
えーこ,そのとき二十歳の彫金師と出会い
えーこ,無理やり5年間奉公する契約をさせられたそうな
びーこ,ええええ・・・
えーこ,”そうしてこの彫金師に、
またしてもたびたび虐待されるよ”
びーこ,”ルソーさん、
会う相手会う相手、
ろくでもない大人ばかりだったのね・・・”
びーこ,これじゃあ性格ゆがんじゃう・・・
えーこ,”結局その影響で、
ルソーさんは非行少年となってしまい”
えーこ,”仕事をサボって
盗みまではたらくようになったそうな”
びーこ,おおう・・・
びーこ,あのルソーさんが・・・
えーこ,ところが、1728年の3月14日
えーこ,”ルソーさんは、
ジュネーヴの城門の、
閉門時間に遅れてしまい”
えーこ,夜の間、市内に入れなくなってしまう
びーこ,それは困ったね
えーこ,困ったねどころではなく・・・
えーこ,”翌朝帰ったら、
彫金師の親方に何をされるかわからない”
びーこ,え、なんで?
えーこ,”いちおう徒弟奉公の契約をして、
親方のもとで暮らしているので”
えーこ,「朝まで遊び歩いていたのか!」
えーこ,と、親方から怒られてしまう
びーこ,にゃるほど
えーこ,”日頃から、
ちょっとしたことで虐待を受けていたので”
えーこ,”朝まで戻らなかったら、
どんなひどいことをされるかわからない”
えーこ,ということで、ルソーさんは決心するよ
びーこ,なにを?
えーこ,”もう、つらい思い出しかない
ジュネーヴから出ていこう”
びーこ,にゃるほど
えーこ,”そのときは、
いとこのベルナールお兄さんが”
えーこ,”わずかではあるけど旅費と、
それから護身用の剣を用意してくれ”
びーこ,すっかり勇者になってますが
えーこ,”15歳のルソーさんは、
生まれ故郷から旅立つのでした”
びーこ,15歳か・・・
びーこ,盗んだバイクで走り出しそうなお年頃・・・
えーこ,”とは言うものの、
行くあてもなかったルソーさん”
えーこ,”ジュネーブの南にあった、
サヴォワ公爵領をしばらく放浪”
えーこ,でも落ち着く場所が見つからなかったので
えーこ,やっぱりジュネーヴに帰ろうか・・・
えーこ,”と迷っていたのか、
ジュネーヴのすぐ近くの、
コンフィニョンという村で
ウロウロしていると”
えーこ,カトリックの神父さんに呼び止められた
えーこ,「どこへ行こうというのかね!」
びーこ,ムスカさんかよ
えーこ,”で、結局この神父さんが、
ルソーさんの落ち着き先を探してくれるよ”
びーこ,おお、ムスカさん優しい
えーこ,”ムスカさんじゃなくて
ポンヴェールさんだけどね”
えーこ,そして、神父さんに案内されたお屋敷で
えーこ,ルソーさんは運命的な出会いをすることになる
びーこ,ほうそれは
えーこ,”フランソワーズ=ルイーズ
・ド・ラ・トゥール・ド・ヴァランスさん”
びーこ,ながいながい!
びーこ,でも美人さん
えーこ,当時29歳のヴァランス夫人に
えーこ,15歳のルソーさんは一目惚れ
びーこ,あらおませさん
えーこ,ルソーさんいわく
えーこ,”「わたくしは、優美さに満ちた顔、
やさしい青い美しい目、まばゆいばかりの顔色、
そしてうっとりとさせるほどの
胸の輪郭を見たのだ」”
びーこ,いやどこ見とんねん
えーこ,仕方ないでしょ15歳なんだから
びーこ,そうなのか・・・
えーこ,”「その瞬間わたくしは
彼女のものとなってしまっていた」”
びーこ,おおおう
えーこ,ただルソーさんはこのあとがっかりさせられるよ
びーこ,ま、まさかまた虐待を・・・
えーこ,”うんにゃ、ヴァランス夫人から、
トリノの救護院に行くよう言われる”
びーこ,お屋敷で一緒に暮らせるわけではないのね・・・
えーこ,”そしてそこでカトリックに
改宗してくるよう言われるよ”
びーこ,ふむ
えーこ,”ということで、
ヴァランス夫人から言われたことに
イヤとは言えず”
えーこ,ルソーさんは救護院へ
えーこ,そしてそこで2ヶ月間教えを受け・・・
えーこ,”ルソーさんは改宗したふりをして、
ヴァランス夫人のところへ帰ってくるよ”
びーこ,ふむ、夫人のそばにいたい
えーこ,”そしてこのあと、
ルソーさんは職を探すのだけど・・・”
えーこ,”昔の癖が出て、
嘘をついたり、時には盗みもはたらいたり・・・”
びーこ,それはまずい・・・
えーこ,それでどの職も長続きしない
えーこ,”ということでヴァランス夫人は、
将来良い職を得られるようにと”
えーこ,”ルソーさんを神学校や音楽学校に
行かせてくれるのだけど”
えーこ,”ルソーさんは夫人のそばにいたいので、
あんまり学校にも行きたがらない”
びーこ,なんと
えーこ,”それでヴァランス夫人は困り果てたのか、
それともなにか用事があったのか・・・”
えーこ,”ある日、ルソーさんが外出している間に、
いなくなってしまったよ”
びーこ,ああ、また孤独になるルソーさん・・・
えーこ,それでルソーさんはまた放浪の旅へ
びーこ,寂しいじぇ・・・
えーこ,例によってなかなか職も見つからないので
えーこ,”音楽家を自称し、
音楽教師になろうとするよ”
びーこ,”そ、それなら真面目に
音楽学校通っておけばよかった”
えーこ,”このときになってようやく、
音楽の勉強も真面目に取り組むようになったようだ”
びーこ,ふ、ふむ
えーこ,”ただこれも、
すぐに教師レベルになれるはずもなく・・・・”
えーこ,1731年、詐欺師に騙されて
えーこ,”詐欺師の通訳として
タダ働きさせられていたところを・・・”
えーこ,”フランス大使館の職員が、
「あ、あの子騙されてる!」と気づいて”
えーこ,ルソーさんを保護してくれたよ
びーこ,いま何歳なの・・・
えーこ,19歳になるちょっと前かな
びーこ,まだ若いね・・・
えーこ,”この縁でルソーさんは、
生まれて初めて、
花の都パリを訪れることになる”
びーこ,その華やかさに感動したかな
えーこ,”初めてパリを訪れたときの、
ルソーさんの感想は”
えーこ,「臭い、汚い」
びーこ,ええええ・・・
えーこ,でもルソーさんはしばらくパリにとどまる
びーこ,また職探しかな
えーこ,”うんにゃ、
憧れのヴァランス夫人が、
パリにいるという情報を得ていたから”
びーこ,ナンダッテー!!
えーこ,必死に探してみたところ・・・
えーこ,”ヴァランス夫人は2ヶ月前に、
パリを出ていったということがわかったよ”
びーこ,おおう、すれ違い・・・
えーこ,でも夫人はリヨンへ向かったという情報を得たので
えーこ,ルソーさんもリヨンへ行くことにするよ
びーこ,どうやって?
えーこ,徒歩で
びーこ,遠いのでは・・・
えーこ,直線距離で400キロくらい
びーこ,東京から大阪くらいか・・・
びーこ,ま、まあ江戸時代の人もそれくらい歩いたか・・・
えーこ,うむうむ
えーこ,ルソーさんはお金を殆ど持っていなかったのだけど
えーこ,”途中農家に泊めてもらいながら、
旅をしたそうな”
びーこ,え、食事もお世話になるの?
えーこ,そうみたいだよ
びーこ,親切な人が多かったのね
えーこ,”これでルソーさんの、
農村に対するイメージは、
非常に良くなったそうな”
びーこ,ほう
えーこ,”ということでなんとかリヨンに
たどり着けたルソーさん”
えーこ,そこにヴァランス夫人はいなかったけど
えーこ,”夫人の知人にあうことができて、
連絡を取ってもらえることになったよ”
びーこ,おお、ついに!
えーこ,”ということでルソーさんは、
ついに夫人と再会”
えーこ,”これ以後はヴァランス夫人と
一緒に暮らすことになった”
びーこ,やっとルソーさんにも春が!
えーこ,二人して音楽に熱中するのだけど
えーこ,近所の人を集めて音楽会を開いたところ
えーこ,ルソーさんはイケメンなので
えーこ,”近所の女性たちから、
熱い視線を浴びるようになってしまう”
びーこ,ほう・・・
えーこ,”これを見て、
ヴァランス夫人の心にも、
火がともってしまったのか”
えーこ,”これまでは、
あくまで保護者として振る舞っていたのに”
えーこ,次第に、愛人のような関係になっていったそうな
びーこ,おお、熱視線をブロックした
えーこ,さてその後
えーこ,”ルソーさんはヴァランス夫人の
お仕事を手伝うようになるよ”
びーこ,それはどんな?
えーこ,”ヴァランス夫人は、
薬品や香料を
自作して売っていたそうなんだけど・・・”
びーこ,そんな特技が・・・
えーこ,ルソーさんがそれを手伝っていたところ
えーこ,目の前で薬品の瓶が爆発した
びーこ,ええええ
えーこ,”これでルソーさんは、
顔と胸にやけどを負い”
えーこ,数日間、生死の境を彷徨ったそうな
びーこ,まじでか
えーこ,このとき、夫人が必死に看病してくれて
えーこ,”その結果、
ルソーさんは意識を取り戻したので”
えーこ,ルソーさんはこれについて
えーこ,”「彼女は、私の命を与えてくれたばかりでなく、
もう一度、私をこの世に生まれさせてくれた」”
えーこ,と書いているよ
びーこ,もう一度生まれさせてくれた?
えーこ,”ルソーさんは、
「死ぬかもしれない」という、
体験をしたおかげで”
えーこ,”これまでいい加減に過ごしてきたけど、
残りの人生は有意義にしないといけない”
えーこ,と、強く思い
えーこ,これ以後、ものすごい勢いで勉強を始めるよ
びーこ,ここから「思想家ルソー」に生まれ変わったというわけね