「本当の意味」を説明するというタイトルですが、そもそも「本当の意味」なんて人それぞれです。
そう前提した上で、
「One for all, All for one(ワンフォーオール、オールフォーワン)」
という言葉の起源から説明してみましょう。
もともとラグビーの言葉…ではない
多くの人はこの言葉、ラグビーで知ったのではないでしょうか。
昔、「スクールウォーズ」っていう人気ドラマがありまして、山下真司さんがよく口にしていたそうで、それでおぼえている人もいることでしょう。
最近だとモンストのダルタニャンがSSで口走っているのでそれで知った人が多いことでしょう。
起源は宗教戦争
でも「One for all,All for one」という言葉の起源は、今から400年くらい前の宗教戦争の時代に遡るそうです。
1618年に始まった三十年戦争。世界史で習いましたね。^^と言うかちょうど400年前なんですね。
で、その時の意味としては、
「一人はみんなのために、みんなは一人のために」最後まで戦う、という意味だったようです。
なのでこれを「誤訳」ということはできないのでしょう。
そして三銃士
もっとも、どういう意味で使われたかは、当時の人しかわからないのですが。
次に有名になったのがアレクサンドル・デュマの人気小説「三銃士」ですね。
アトス、ポルトス、アラミスの三銃士。
だからモンストのダルタニャンもこの言葉を発するわけですが、三銃士では、
「一人はみんなのために、みんなは一つ(の大いなる目標)のために」
という意味で使われたようです。
それからラグビー
で、ラグビーでもこちらの意味で使われるそうです。
ラグビーの場合、「一つ」というのは「トライ」「勝利」を意味するわけですね。
さて。
ここまでは一般的な説明です。(笑)
大事なのはここから。
ここからが大事な説明
最初にちょっと、どうでもいいような前置きをしましたが、ここから私にとっての「本当の意味」を説明しようというわけです。
もちろん、私のことだから、
「One for all,All for one」
を、スピリチュアルな意味で理解しています。
ワンフォアオール、オールフォアワン。
「一つ」とか「全部」とか言われたらもうね、スピリチュアルに解釈してしまいますよね?(笑)
「一人はすべてのために、すべては一人のために」
と、このように理解しています。
あなたはなぜ生まれてきたのか?
まず「一人はすべてのために」。
これはどういう意味か?
私たちは「すべて」と呼ぶしかないような何か、つまり神様仏様のような何かから、分かれて生まれてきました。
まあ言葉がごちゃごちゃすると混乱しますので、その「すべてである存在」をここでは神様と呼びましょう。
私たちは、神様から分かれて、個性ある魂としてそれぞれ生まれてきました。
何のために生まれてきたのかというと・・・つまり神様は何のために私たちを生み出したのかというと、
「具体的な体験をするため」
です。
たくさんの魂を生み出したほうが、それだけたくさんの具体的体験ができますよね。多種多様な。
だから私達はこんなにたくさんいるわけです。(笑)
そうしてそれぞれが、同じものが二つと無い人生を体験しているわけです。
だから「すべて」の役に立っている
つまり私たち一人ひとりは、この世界に生まれてきて存在しているだけで、「すべて=神様」の役に立っているということです。
別に、何か苦行とかする必要もなく、この世に生まれてきて普通に暮らしているだけでも、神様の「具体的体験をしたい」という望みを叶えていることになります。
これが
「一人はすべてのために」
の本当の意味です。私にとっての。(笑)
スピリチュアルな話では、
「あなたは存在するだけで愛される価値があるんですよ」
なんて聞くことも多いと思いますが、それは以上のような事情からです。
私たちは存在するだけで、神様の役に立ってるんです。
じゃあ。
いつも「すべて」に助けられている
「すべては一人のために」
こちらの意味は?
これはもう、ここまでの説明でおわかりいただけると思います。
つまり、「すべて=神様」はいつでも私たち一人ひとりを助けてくれているということです。
それは、私たちがこの世界に存在するだけで、神様の役に立っているからということもありますが・・・
それ以前に、私たちは神様から分かれて生まれてきたと言っても切り離されているわけではなく、いつもつながっているんですよね。
だから神様の一部であるともいえます。神様とつながっていて、いつも助けられているというわけです。
まあこんなに神様神様って書くと変に思われそうですけど^^;、それはさておき。
ということで「すべて」はいつも「一人」を助けてくれているというわけです。
これが私にとっての
「One for all,All for one」
の本当の意味。
つまりですね。
あなたはいつも、いつまでも愛されている
あなたはいつも、そしていつまでも愛されているということです。
あなたはそこにいるだけですべての役に立っている、価値のある存在。
そしてすべてはいつも、いつまでもあなたを愛しています。
だから、あなた自身も・・・あなたを愛するべきなんです。
神様がね。
「あなたは愛される価値のある存在です」
って、仰ってるのにね。
自分を否定してしまう、自虐的になってしまうということは・・・
神様に対して
「あんた人を見る目ないね~、あんたの目は節穴?」
って、言ってるのと同じことですよ?(笑)
だから、自分を否定しそうになったら
「One for all,All for one」
を思い出すといいと思います。
私はここにるだけで、すべての役に立ってるんだ。
そしてすべてから愛されているんだ。
と。