アストラル体(感情体)~感情は脳だけの産物か?

アストラル体に関しては以前、私たちの体は肉体だけでなく、いろいろな波長の「身体」が重なり、つながって構成されるのだということで簡単に説明しました。

エーテル体・アストラル体・メンタル体・コーザル体

アストラル体は波長で言えば、肉体より2段階上、エーテル体より一段階上、ということでしたね。

アストラル体=感情体、欲望体

そして、アストラル体は感情の座と考えられているので、日本語では「感情体」と言ったり「欲望体」と言ったりもします。

この考え方からすると、感情というのはアストラル体で生み出され、それがエーテル体から肉体の脳に伝えられて脳が反応し、肉体でも感情を味わうことができる、という仕組みになります。

ここで疑問に思うのは、「アストラル体なんて想定しなくても、脳の働きだけで感情は説明できるのではないか?」ということだと思います。

脳だけで説明できるのなら、アストラル体なんて考える必要はありません。

しかし、脳だけで説明できないことも多いんですよね。まず現代科学では「心」を脳の働きだけで100%説明できずにいます。

また、現代科学からは認められていない分野かもしれませんが^^;

「脳だけ」では説明できない現象

臨死体験の研究では、「感情は脳だけが生み出すもの」という考え方ではまったく理解できない現象もあります。

それはこちらの記事で説明したとおりです。

臨死体験、死んだ後の幸福感、至福感は脳内麻薬による幻覚か?

つまり、脳の機能が完全に停止している、脳波が完全に止まっている状態の人でも、感情を伴った「体験」をしているということですね。

脳の機能が停止しているのに「感情」という働きはあったということですので、脳だけ説明するには無理があります。

ここで、大昔からその存在を想定され、かつ現代科学からは「迷信」と決めつけられているアストラル体を説明に取り入れれば、感情の働きを無理なく説明できるわけですね。

現代科学でも、脳は高性能なコンピューターだとよく言われますけど、神智学から見てもまさにそうで、つまり脳はコンピューターという「道具」に過ぎず、決して脳が私たち人間の「本質」ではないということです。

私たちの本質、それを霊とか魂とか、まあなんと呼んでもいいと思いますけど、私たちの本質である霊魂が、脳という高性能コンピューターを使って肉体の制御に役立てている、ということですね。

ストレスが病気の原因になる仕組み

こういう見方からしますと、「ストレスが健康へ影響する」というのは、アストラル体を視野に入れて説明することができます。

恐怖や不安、悲しみ、怒りなどネガティブな感情が続くとそれがストレスとなって病気の原因になる、というのは現代医学でも認めているところです。

そういう状態というのは、感情の座であるアストラル体がバランスを失っている状態だと考えることもできます。

バランスを失ったアストラル体がエーテル体を介して肉体に影響を与え、健康を害することもある、ということですね。

ということは逆に、アストラル体を整えれば健康の役に立てることもできると考えられます。

もし上記のような感情の原因が「脳だけ」だとしたら、薬物を脳に投与することでストレスが解消され、肉体も健康になるということになりますが・・・そんなことってありませんよね。^^;

ここでもやはり、「脳だけ」の説明に無理があることがわかります。