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モロッカンオイルというのはアルガンオイルのことなのですけど、「モロッカンオイルトリートメント」というのは一つの商品名となっています。
その「モロッカンオイルトリートメント」という商品はサロン専売品となっています。
サロン以外での販売は「不正」ということになっています。つまりヤフオクやメルカリでの販売も不正ということになるのでしょう。
ただ、アルガンオイル自体を使ったトリートメントなら他にもありますので、それなら通販で買うことができます。
緊急追記:モロッカンオイルの成分を調べてみて気になったこと
「モロッカンオイル」の「モロッカン」とは「モロッコの」という意味で、
モロッコ特産のオイル=アルガンオイル
という意味です。
だから「モロッカンオイルトリートメント」も、アルガンオイル100%かと思っていたのですが・・・調べてみるとそうではありませんでした。
成分表記は以下のようになっていました。
シクロメチコン
ジメチコン
香料
アルガニアスピノサ核油
アマニ油
赤225
黄204
成分表記って普通、量の多い方から書いてあるんです。
ということは「モロッカンオイルトリートメント」の主成分は
シクロメチコン
ジメチコン
この2つということになります。「香料」より多いですね。ちなみにこの二つ、「シリコン」のことです。
で、肝心のアルガンオイルはというと「アルガニアスピノサ核油」というものですが・・・驚いたことに香料より少ない。
これは意外でした。
うーん、意外というかちょっと・・・「これどうなの?」という感じですよね・・・。だってシリコンが主成分ですし。
アルガンオイルにこだわるならアルガンオイル100%のものを選ぶべきですね。
アルガンオイルの使い方
次に。
アルガンオイルの使い方ですけど、これはお風呂上がりなどに、手にとって、髪全体になじませるだけです。
そのあとドライヤーなどで乾かします。
ただこの動画でも分かるとおり・・・
どんな人がアルガンオイルを使ってきたか?
では次にアルガンオイルの効果について。
その効果を見る上で、そもそもアルガンオイルはどういう人たちが使ってきたのかを見れば、アルガンオイルがどういうものかわかりそうです。
アルガンオイルというのは・・・アルガンの実から取れるオイルなのですが、そのままですね。^^;
100グラムのアルガンの実から1グラムのアルガンオイルしか取れないとのことなので・・・貴重品です。
このアルガンの木はどこで生育しているかというと、モロッコの南西部だけなんです。
だから別名モロッカン(モロッコの)オイルというわけです。
で、そのモロッコの、特に南部の気候を見ると、乾燥していて紫外線も強いところなんですね。
だからアルガンオイルというのは、現地の人が、乾燥や紫外線から髪だけでなく、肌も守るために使ってきた、という歴史があります。
ということで現地では、どういう効果があると考えられていたかがわかります。
アルガンオイルの成分
ではアルガンオイルにはどういう成分が含まれているのかというと・・・
オレイン酸
まず基本は油ですが、これがどういう油かというと「オレイン酸」をたくさん含むものです。
オレイン酸って、オリーブ油にもたくさん含まれていますよね。だからまあ、食べたとしても体にいいのですけど。
オリーブ油も肌に塗ることがありますけど、これも肌に良いと考えられているからですね。
で、油というと「酸化」が心配なんですけど、オレイン酸は油の中では比較的、酸化しにくい油です。
なので肌や髪によく使われるということになります。
油は酸化してしまうと有害ですので、酸化しにくい油というのはありがたいんです。食べるにしても、肌や髪につけるにしても。
ビタミンE
オレイン酸以外の成分では、ビタミン類が多いです。特にビタミンE、それからビタミンA。
特にビタミンEは豊富で、オリーブ油の3~4倍も含んでいます。
ビタミンEって、抗酸化ビタミンとして有名ですよね。
オレイン酸が酸化しにくいだけでなく、抗酸化ビタミンも含んでいるということでなおさら酸化しにくいわけです。
その上、抗酸化ビタミンということは活性酸素から体を守ってくれるものでもあります。
紫外線が肌や髪に悪いのは、一つには、紫外線によって活性酸素ができてしまうからです。
紫外線によって皮膚で活性酸素が生じると、それがコラーゲンや細胞を傷つけたりしますし、またメラノサイトを刺激してメラニンを大量発生させたりするんですよね。
その活性酸素から、体を守ってくれるのが抗酸化物質です。
全身に使えるアルガンオイル
ということでアルガンオイルは紫外線や乾燥の厳しい地域の女性に、長年愛用されてきたんです。
ということですので、アルガンオイル「トリートメント」と聞くと、なんだか髪にだけ使えるのかと思ってしまいがちですが、「全身」に使えます。
ただ、どんなものでもそうですが、人によっては「肌に合わない」ということもあるでしょうから、初めての場合は目立たない場所で、少しずつ試すべきでしょう。