デメリット
先にデメリットから見ていきましょう。^^
まず、日経225先物のデメリットとして
「ハイリスク」
ということが言われます。
ハイレバレッジはデメリット?
これは高いレバレッジでトレードできるということでそう言われているんです。
たとえば現在は、日経先物ミニ1枚を取引するのに必要な証拠金は81000円です。
で、日経先物の価格が22000円くらい。
ミニ1枚で取引される価格はその100倍です。つまり220万円。
つまり現時点でのレバレッジは、
220万÷8.1万=約27
およそ27倍ということになります。
ただこれ、デメリットとは言えませんよね。ハイリスクということはハイリターンでもあるわけですから。
「ハイリスク・ハイリターンを狙うかローリスク・ローリターンでいいか」はメリットデメリットではなく、たんにトレードする人の方針でしかありません。
「銘柄選択によって優位性を確保する」ことができない
では他にデメリットらしきところはないのかと探してみると・・・
「買いに優位性がない」
というところは考えてもいいかもしれません。
個別株の場合は、銘柄のスクリーニングによって、「買いのほうが有利」というものをある程度選別することができます。
たとえば業績が良いのに時価総額が低い銘柄などは、そこからさらに時価総額を押し下げるほうが不自然で大変なことです。つまり上がりやすいということ。
でも日経先物にはそういう考え方が当てはまりません。
チャートを見て
「そろそろ底値だろう」
なんて思ってのんびり持っていると、急落してあっという間に強制決済、ということだって珍しくありません。
メリット
では次、メリットですね。
夜間取引
まず日経225先物取引には、ナイトセッション(夜間取引)があるというのは間違いなくメリットでしょう。
「個別株は稼ぎやすいです」
と言われても、それが、ザラ場を見ておくことが前提となっているやり方だったら、普通のサラリーマンには無理ですよね。
実際、好きな時にザラ場を見ることができないというのは間違いなくハンデです。
「いやいや、ザラ場なんて見ないほうがいいんだよ」
という考えもありますが、「見ることができるけど見ない」のと「見ることができない」のとでは違います。
その点、日経225先物取引なら、ナイトトレードであれば、普通のサラリーマンでも、実際に目の前で取引ができます。
これは非常にありがたい点です。
それから。
集中と習熟
「集中できる」
というのもメリットと言っていいでしょう。
つまり、いろいろな銘柄に目移りしないですむということです。
日経先物の値動きに集中する他ありませんので、毎日同じチャートを見てトレードすることになり、自然と値動きの癖も掴むことができ、かつ売買の技術も磨くことができます。
これが個別株であれば、銘柄選択にエネルギーを割かれがちですし、いろいろな銘柄に目移りしてしまって、特定のチャートの癖を掴むということが難しくなってしまいます。
日経先物をやると決めた場合は、もうずっと日経先物のチャートを見ていくことになり、時間の問題でそれに習熟することができます。
そして一度習熟してしまえばもう、ずっと同じチャートで稼ぎ続けることができる、という気楽さもあります。