FXというのは「証拠金取引」のことです。
だからビットコインFXというのは、ある程度の日本円を口座に入れておけば、それを証拠金として、その何倍もの金額のビットコインを取引できるというもの。
ビットフライヤーでは現時点で15倍までレバレッジを利かせることができます。
つまり、100万円入金しておけば、1500万円分のビットコインをトレードできるということ。
ビットフライヤーがおすすめな理由
ビットコインFXをやるにはまず、ビットコインを取引するための口座が必要。
一番オススメは「ビットフライヤー」です。
「コインチェック」などは多くの種類の仮想通貨をトレードできますが、個人的には信頼度から言ってビットフライヤーです。
・SBIインベストメント
・三菱UFJキャピタル株式会社
・三井住友海上キャピタル株式会社
・電通デジタルホールディングス
・GMO VenturePartners 株式会社
・GMO Payment Gateway
等々、日本の大企業が出資しているからです。他の取引所は、よくわからないところが多いですので。
口座開設と「トレードクラス」
口座開設はすぐにできますが、トレードするには口座(アカウント)のクラスを
「ウォレットクラス」
から
「トレードクラス」
に切り替えねばなりません。
そのために必要なものは以下の通り。
・本人確認書類提出
・取引目的の記入
・書留郵便の受取
これだけです。ただ、実際トレードするには銀行口座の登録も必要です。
ここまでやったらビットフライヤーでビットコインFXのトレードができます。^^
では早速行ってみましょう。
「bitFlyer Lightning」でビットコインFXが可能
ログインすると、画面左にメニューが並んでいます。
ビットコインFXの取引をするには「bitFlyer Lightning」というのをクリックします。
そうすると別タブで、ビットフライヤーライトニングの画面が出てきます。
使いやすいように設定する
そうしたら次は使いやすいように設定を変えておきます。
ライトニングの画面左に「三」のようなアイコンがありますのでそれをクリック。表示されるメニューの中から「設定」を選びます。
ここで邪魔な「チャット表示」などは消してしまいましょう。
それからいちいち音が出るとうるさいので、サウンドもオフにしておくといいと思います。私は全てOFFにしました。^^
あと、「発注数量ボタン」がありますが、これは「0.01」とか細かいのも使うでしょうから、オンにしておきます。
選択は四つまでだそうですので、小さい方をなるべく選んでおくといいでしょう。だって、小数点以下をタイピングするのは面倒でしょ?(笑)
設定したらまた「三」アイコンをクリックして、「トレード」を選ぶと、最初の画面に戻ります。
入金方法
そうそう、同じ「三」アイコンメニューから、「入出金」も選べますね。入金しないとトレードできませんから入金します。
これは今のところ、銀行振込しかないようです。あなた専用の振込先口座番号が示されますので、そこに振り込みます。
登録した自分の銀行口座から振り込まないと反映されませんので注意してください。
そうそう。
画面をFXに切り換える
デフォルトのトレード画面はビットコインFXではありません。
なので、画面上の方にある
「BTC-FX/JPY」
というのをクリックして、FX用の画面に切り替えます。
最初は「同意してください」という確認画面が出ますので、チェックを入れて「同意します」をクリック。
これでビットコインFXのトレードができる準備が整いました。
基本的な注文方法
トレードするには、真ん中あたりにある
「売り・買い」
というところに、売買の数量を記入して、「売り」または「買い」をクリックします。
FXなので、ビットコインを持っていなくても、日本円さえ入金しておけば、最初から「売り」もできます。
試しに数量を入れてみてください。
「0.02」
とか。そうすると、その下に「予想価格」が示されます。
指値注文
「指値」「成行」「特殊」とありますが、最初は「指値」を使うといいでしょう。
指値というのは、自分の指定した値段で売買を行うものです。指定した値段にならなければ売買は成立しません。
「買い」の場合は今より安い値段で指値をします。「売り」の場合は今より高い値段で指値をします。そうしないと損しますよね。^^;
たとえば「買い」の場合、仮にビットコインの現在値が100万円だとしたら、99万円で指して注文を出す、という感じです。
もちろん、いくらで指値するかは、自分でチャートを見て考えねばなりません。
慣れるまでは、小さな金額でトレードすべきです。「0.0001ビットコイン」とかね。
注文方法に慣れて、間違えなくなったら本格的にトレードします。
トレーリング
注文したあとは・・・決済注文も入れておきます。
つまり「買い」から入ったら売らねばなりませんね。だから「売り」の注文を出しておきます。
これは「特殊」をクリックして「TRAILING(トレーリング)」を使うといいでしょう。
トレーリングというのは・・・
例えば「買い」から入った場合。
「今の値段から◯◯円値下がりしたら売りますよ」
という注文です。
大事なのは、トレーリングの場合、単なるストップ注文と違って、ビットコインが値上がりしたときは、それを自動的に追いかけてくれることです。
例を出しましょう。
ビットコインを100万円で買いました。
そして、トレール幅5万円で「売り」のトレーリング注文をしました。
するとどうなるか?
ビットコインがそのまま、100万円から5万円下がって、95万円になったら売られます。これは普通の損切りですね。
でもビットコインが一旦値上がりして、150万円になった場合は?・・・今度はそこからマイナス5万円、つまり145万円で売られます。
「売り」から入った場合はこの逆です。
このように、トレーリング注文は値動きを自動的に追ってくれて、利益が最大になるところから「マイナス◯◯円」で決済してくれるんです。
損切りと利益確定を自動でやってくれるんです。だから便利なんです。
これを手動でやろうとすると、たとえば買いから入って、その後ビットコインがどんどん値下がりしたとしても
「いや、まだ上がるはず」
なんて粘ってしまって、損失が膨らんでしまうかもしれない。
また、一度100万円から150万円に上がったけど、そこから145万円に下がった場合、
「いや、ここからまた上がるはず」
なんて粘ったせいで、さらに下がって元の100万円になってしまうかもしれない。
そういうことをトレーリングは防いでくれます。
だからおすすめの注文方法なんです。
では次。
初心者向けテクニカル分析
「何を目安に、売買の値段を決めればいいの?」
ということですね。
これに関しては人それぞれ、やりやすい方法があるでしょう。
なのでここでは、私が重視している単純な方法を紹介しておきましょう。
テクニカル分析というやつですが、それにはまずチャートが必要ですね。
ビットフライヤーのビットコインFXにもチャートが用意されています。
ライトニングの画面の上の方にこのような・・・
「棒グラフ」みたいなアイコンがありますね。これをクリックすると、大きなチャートが表示されます。
「自分の足」を選ぶ
まずは自分のペースに合わせて、どの「足」をメインにトレードするのか決めるといいと思います。
「足」というのは、チャートの上の方の・・・
最初は「1時間」になっていると思いますが、そこをクリックすると、チャートに表示される「ローソク足」の種類を変えることができます。
1分足から週足まで選択できますね。
例えばこの中で、
「じゃあ自分は1時間足をメインにトレードしていこう」
と決めるわけです。
これは後で変えてもかまいません。
「やっぱり1時間足じゃあ忙しいな。1日足にするか」
という具合に。
ここでは仮に「1時間足」をメインにすることにしましょう。
上位足を見る、必ず見る
そうしたら次にやることは「トレンド」を見ることです。
これは「上位足」を見ることでつかんでいきます。
1時間足から見た上位足は、日足とか週足ですね。これらのチャートを表示させて、現在の流れはどちらに向かっているのかをつかみます。
そのとき頼りになるのが「ダウ理論」です。
あの、チャートって、高値と安値を付けながら、つまり「波」を描きながら動いていきますよね?
この高値と安値、つまり、波の頂上と谷間の部分に目をつけます。
高値も安値も連続して上がっているようなら「上昇トレンド」。
高値も安値も連続して下がっているようなら「下降トレンド」。
と推測します。
「外為オンライン」にわかりやすい図が出ていましたので、参考にしてください。
外為オンラインより
https://www.gaitameonline.com/academy_chart11.jsp
上位足を見ることで、
「週足レベルでは今のトレンドは上がってるな」
「日足レベルだと…これも上がってる」
「じゃあ今日は買いを狙おう」
なんて、計画をたてることができます。
水平線を引く
次にやることは
「水平線」
を引くこと。
これはビットフライヤーライトニングのチャートで簡単に引くことができます。
画面右のほうにこのような・・・
「-」アイコン、水平線のアイコンがありますので、それをクリックすると、水平線が書けるようになります。
どこに水平線を書き込むかというと、先程の「高値」と「安値」、つまり目立った頂上と谷間に水平線を入れていきます。
これも、上位足から順番に見ていって、描いていきます。
水平線を描きつつ、「今日の流れはどちらなんだろう」と考えていきます。
1時間足をメインに見る場合は、週足で水平線を入れ、日足で入れ、4時間足で入れ、1時間足で入れる、といった具合ですね。
この水平線は何の役に立つのかというと、
レジスタンスライン(抵抗線)
サポートライン(支持線)
としての機能を果たします。
簡単に言えば、このラインで値動きが反転することが多いということです。
で、過去に同じ水平線で何度もそういう反転が見られる場合は、その水平線は「強い」ということで重視することにします。
買いにしても売りにしても、この水平線を目安に入るべきポイントを決めるようにします。
水平線を目安に「押し目」を狙う
たとえば、上位足から見てきた結果、今日は「買い」から入ろうと決めたと。
そうしたら、上昇しているチャートが、一旦下降してきて谷間を作り、再び上昇するようなポイント、つまり「押し目」を狙うことが中心になります。
強力な水平線がある場合ほど、そこが「押し目」として機能する場合が多いですので、注意して見るようにします。
この場合、目安にしていた水平線を下に抜けていったら、そこはもう「押し目」にはならなかったということなので、今回は買いを見送ります。
思った通り、そこで反転したら買いを入れます。
反転確認は下位足を見る
じゃあどうやって反転したかどうかを推測するのかというと・・・
これも先程の「ダウ理論」を使います。
今度は下位足で、チャートが反転したかどうかを見るんです。
1時間足をメインにしている場合は、5分足で反転を確認したりします。
5分足が、目安にしていた水平線で、ダウ理論的に「反転」していれば、「ここは押し目になった可能性が高い、だから買いでエントリーしよう」と考えるわけ。
ダウ理論によると、連続して高値と安値が下がっていたら、それは「下降トレンド」が続いているということでしたね。
これが、目安にしていた水平線付近で・・・たとえば5分足チャートが、水平線付近で、安値、高値ともに切り上げたら・・・つまり連続して上げるような動きに転換したら・・・
そこは反転した可能性が高い、とみなすわけです。
外為オンラインより
https://www.gaitameonline.com/academy_chart11.jsp
こうして押し目を探っていきます。
損切りと利益確定
無事、買いエントリーできたら、とりあえずは「トレーリング」注文を出しておけばいいでしょう。
「いやもっと細かく注文したい」
という場合は、まず損切りラインを決めます。
損切りラインは・・・目安にした水平線があるのだから、それより下に行ってしまったらもう「終わり」ですよね。
だからその水平線のすぐ下に、損切りを設定します。そこまで下がってしまったら撤退。
利益確定ラインはどう決めるかというと、これは更に上の水平線を目安にします。
ただ、そこに辿り着く前に反転することもありますので、そこは見ておくか・・・それともそこはトレーリング注文に任せておくか・・・それはあなた次第。
絶対にやるべきこと
以上、初歩的なテクニカル分析を紹介しました。
いきなりこれをやっても勝てるとは思えませんので、まずは少額で、しぶとくしぶとく練習することを強くお勧めします。
そうしてさらなるテクニカルが必要と思えてきたら・・・何か本でも探してみるといいと思います。