夏枯れ相場、私もこれにつかまってしまったことがありまして。
トレードの経験があまりなかったものだから
「夏枯れ相場なんて、ほんとにあるの?」
という感じで軽く考えていたら、見事に食らってしまいました。^^;
ちょうど8月1日に、持ち株すべての価格が下落したんですよね。びっくりしました。
それで、持っている株の半分くらいは、損切り注文にかかって現金に換わっていました。^^;
夏枯れ相場の時期と原因
夏枯れ相場の時期は大体8月だと言われています。まあ8月の始めから終わりまでですね。
この時期は特に、相場が軟調な場合が多い。
なぜそうなるのかというと、
「夏休みで相場参加者が減り、資金も減るから」
と説明されています。
まあ夏休みの間に何か大事件があって自分の持っている株が「暴落するんじゃないか?」なんてことになったら、ゆっくり休むこともできませんので・・・
休みの前にはポジションを縮小し、現金に換えておくということですね。そうすれば安心と。
だからその分、市場から資金が抜けることになります。
それで、相場が軟調になってしまうと。
アメリカでは逆に…
でも面白いことに、アメリカでは逆のことが言われるんですね。
「サマーラリー」と。
アメリカだと、夏は株価が上がるっていうんですよ。
アメリカ人は、夏のボーナスをもらうと、夏休み前に株をたくさん買っておくと言うんですね。
なぜ正反対の行動を?
日本人と考え方が正反対なのが面白いです。
自分が休んでいる間、お金に働いてもらって増えていただこう、という考えなんでしょうね。
これはアメリカ人のほうが楽観的というよりも、投資に親しんでいるからということでしょう。
それに対して日本人はまだまだ、「預金信仰」を持っている人が大多数ですよね。
株なんか買おうとしたら「危険だからやめておきなさい」という人が大半なんじゃないでしょうか。
だから夏休みの間も、
「休んでいる間に増えていただこう」
という考えより
「休んでいる間に何かあったらどうしよう・・・」
という悲観的な考え方のほうが勝っちゃうんでしょうね。
夏枯れに拍車がかかる
そうすると今度はどうなるかというと・・・
「夏枯れ相場って実際にあるんですよ」
って、信じる人が増えますよね。
そう信じる人は、
「じゃあ夏になる前にポジションを縮小しておこう」
と考えるでしょうから・・・さらに「夏枯れ」に拍車がかかってしまいますね。^^;
だったらあれですよねぇ。
日本人も、夏枯れの時期はアメリカ株を買えばいいっていうことでしょうかねぇ。^^
日本とアメリカで正反対の現象が起こるというのも・・・「相場がいかに合理的でないか」を示していますね。
感情で動いてしまう部分が大きいのでしょう。