債務整理屋を見破る、弁護士・司法書士が本物か偽物か確認する方法

借金返済の苦しさにつけこんで、あなたを騙そうとする輩もいます。

そのひとつとして「債務整理屋」というのがあります。

弁護士または司法書士しかできない業務

「債務整理」というのは実は、弁護士か司法書士しか代行できないんですが、「整理屋」というのは、そういう資格もないのに

「あなたの借金整理します」

なんて言って、営業している者たちです。

手口1「格安手数料で債務整理します」

それでその手口ですが、最も単純なのは、「手数料」とか「手付金」その他の名目でいくらかお金をとって、あとは何もせずに逃げてしまうパターン。

「普通はこれくらいの手数料を取られますけど、うちだとこんなに安くすみますよ」

なんて、言ってくるわけですね。

手口2「あなたの代わりに返済します」

別の手口としては、

「あなたの代わりに返済をしますので・・・」

といって、あなたからお金を受け取るパターン。

「月々の支払が激減しますよ」

例えばあなたが消費者金融に対して、毎月10万円返済しなければならなかったとすると、

「私どもに毎月5万円渡してくれれば大丈夫ですよ。私どもが債務整理しますので、返済は少なくてすむんです」

なんて言ってくるわけです。

「へぇ、月10万円が5万円に減るのか。それは楽になるな」

なんて、思っちゃいそうですよね。

でもそういう場合、もともとの消費者金融からも、あなたのところに「返済してください」なんて通知が来たら・・・

「あれ? 私もう今月は5万円払ったはずですけど・・・」
「いいえ、当社はそんなお金は受け取っていませんよ」

ということになって「整理屋」の嘘がバレてしまいますよね。

あなたに信じさせるために

そうならないためにどうするかというと、整理屋は、消費者金融に対して、「受任通知」というのを送るんです。

受任通知というのはどういうものかというと、

「今後はウチ(整理屋)が借金を整理することになったので、もとの債務者のところには請求しないでね」

という通知です。

受任通知を受け取った場合、

「消費者金融はもとの債務者から取り立ててはいけない」

と、法律で決まっていますので、あなたのところに取り立てが来なくなるんですよ。

それであなたは「整理屋は本物なんだ、ちゃんとやってくれてるんだ」と信じてしまうわけ。

ところが整理屋は受任通知を送っただけで、返済は全くしていないから、あなたの借金はまったく減りません

その一方であなたから「返済のために」ということで毎月お金を取るわけです。

そうして満足するまであなたからお金を吸い上げたら、あとは行方をくらます、ということになります。

見破る方法は?

さてこの「債務整理」の仕事ですが、本来なら弁護士か司法書士しかできないわけですね。

だから調べれば見破ることは可能なんです。

それで結局、「だまされないためにはどうすればいいの?」ということですよね。

これはまず、

「債務整理を担当する弁護士(または司法書士)先生にあわせてください」

と、頼んでみることです。

なんだかんだ言って結局会わせてくれなかったら、そこはもう「アウト」ですね。

二度と連絡を取らないようにしましょう。被害者が出ないよう、警察に通報するのもいいですね。

じゃあ「弁護士先生」が現れた場合。それでもう安心かというと、まだまだそうはいきません。

その弁護士先生、本物?

なぜなら、誰だって「私が弁護士です」って、言うだけならできますからね。

だから、その弁護士または司法書士が「本物」かどうかを確認しなければなりません。

ということでまずはその弁護士の名刺をもらいましょう。

名刺には普通、弁護士事務所の住所と電話番号が書いてあります。名刺に書かれていなかったら、その時点でもう「怪しい」です。

あとはどこの「弁護士会」に所属しているのかも聞いてみましょう。そこで言葉に詰まったりしたら「怪しい」ですね。

また、登録番号も聞いておきましょう。登録番号はさすがに、スラスラ言えない人もいるかもしれません。

で、そういう情報を全部メモして、その日は契約せずに帰宅します。

そうしてインターネットで、その弁護士の名前と弁護士事務所の住所、電話番号、所属弁護士会が正しいかどうか調べます。

これはまず、「日本弁護士連合会」のホームページで検索します。

弁護士検索

ここで調べて、聞き出した情報が間違っていたら、もうその「弁護士先生」は信用できません

じゃあ、聞き出した情報がすべて正しかったら
それで安心かというと、まだまだ安心できません

実際に「日本弁護士会」のホームページに表示された電話番号で連絡をとってみます。

その結果、

「え? そんな相談、受けていませんよ?」

なんて答えが返ってきたら・・・アウトですね。あなたが実際に会った「弁護士先生」は偽物だったわけです。

司法書士の場合も同じ手順で確認

相手が「司法書士先生」の場合でも要領は同じです。

上記の情報を聞き出したら、「日本司法書士連合会」のホームページで検索します。

司法書士検索

これで情報が正しいかわかりますし、たとえ情報が正しくても、実際に連絡をとってみることで、本物かどうか確かめることができます。