肝臓サプリ・食事~世界一詳しいページ

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ウコンの副作用と肝機能異常

春ウコンではなく秋ウコン

ウコンの副作用についていろいろな情報がありますが
そのどれもが、春ウコンではなく秋ウコンのものとなっています。
たとえばウコンの摂取によって、薬剤性肝障害が引き起こされた
という情報もありますし、肝硬変の人がウコンを摂取したところ
症状が悪化したという情報もあります。
薬剤性肝障害の方は、クルクミンを大量に摂取したからではないか
とも言われていますが、はっきりしたことはわかっていません。

肝硬変の人が秋ウコンを摂取すると…

肝硬変が悪化した事例では、
ウコンの摂取によって気が緩んだからではないか
などとも言われていますが、鉄過剰の可能性が高いと考えられます。
秋ウコンは鉄分も豊富なのですが、
肝硬変の人にとっては鉄は避けるべきものとされています。
肝硬変によって肝機能が失われていますので
容易に鉄過剰症となってしまうからです。

深刻な肝臓病の人には鉄は禁忌

ですので、肝臓に深刻な障害がある人でなければ、
鉄過剰の心配はないのですが、
やはり過ぎたるは及ばざるが如しということで
過剰摂取には気をつけていくべきだと思われます。
春ウコンについては、クルクミンも鉄分も
秋ウコンよりはるかに少ないですので
副作用の報告はありません。
ただし、春ウコンは、過剰摂取すると
効果が期待できなくなります。

屋久島クスリウコンの成分と効果・効能

クスリウコンと春ウコンは別物

クスリウコンという名前なのですが、
別に医薬品というわけではありません。
あくまで健康食品です。
混乱しやすい点としては、
クスリウコンはいろいろな状態に効果を発揮したと言われる
春ウコンとは別物であるということです。

クスリウコンは秋ウコンの親戚

クスリウコンは秋ウコンの変種です。
屋久島クスリウコンが日本では有名ですが
原産地はインドネシアです。
成分としては、秋ウコンはクルクミンが多いのですが、
クスリウコンは秋ウコンよりさらにクルクミンが
多いものとなっています。

クスリウコンの効果

ですので、期待できる効果・効能としては、
胆汁の分泌をよくするということですね。
胆汁の流れがよくなれば、
石もできにくくなりますし、
肝臓から老廃物も出て行きやすくなるでしょう。
ただ、気をつけなければならないのは、
秋ウコンの場合、過剰摂取によって
深刻な副作用が出るのではないかと疑われていることです。
ですので、とりすぎには注意して利用していく必要があります。

春ウコンの飲み方と副作用

秋ウコンや紫ウコンが混ざったものは…

春ウコンによっていろいろな状態が改善した
という研究結果があるということを書きましたが、
その飲み方も気になるところですね。
気をつけなければならない点は、
まず、ウコンのサプリメントなどでは、
秋ウコンや紫ウコンがブレンドされていることがありますが
そういうものでは効果は低かったとのことです。
なのでサプリメントを選ぶにしても
春ウコンだけで作られているものがいいですね。

副作用はないが…

また、深刻な副作用なないのですが、
多く飲めばいいというものでもありません。
少なすぎても効果はありませんし、
逆に多すぎても、不思議なことに効果はなくなります。

春ウコンの摂取量

量としては、体重60キロの人が1日6g飲むと良い、
ということですが、これは病気が深刻な人の場合のようで、
普通の人が健康のために毎日飲むとすれば、
この半分程度でも良さそうです。
上記の量は、体重に比例して変えるということですので、
体重10キロにつき1グラムとおぼえておけばわかりやすいですね。

春ウコンの飲み方

飲み方としては、一度に飲むのではなく、
なるべく小分けにして飲むことが勧められています。
1回1グラムちょっとを3食後に、というのがわかりやすいかもしれません。
現状はあくまで食品ですので、
薬として扱うことはできません。

春ウコンと秋ウコンの違い

春ウコン=キョウオウ=黄ウコン

ウコンと言っても、前の記事に書いたような
病気の改善が見られたというのは春ウコンの方です。
春ウコンの方は生薬として「キョウオウ」という別名があります。
色は黄色で苦味が強いのが特徴です。
健康食品としてよく用いられるのが
春ウコンの方です。別名としては黄ウコンとというのもあります。

秋ウコン=ターメリック=赤ウコン

それに対して秋ウコンというのは
黄色というよりオレンジ色で苦味がありません。
カレーに入っているターメリックというのはこちらのほうです。
その色から、赤ウコンと呼ばれることもあります。
また、ウコンの主成分と言われるクルクミンが多いのも
秋ウコンの方です。

クルクミンだけがウコンの成分ではない

しかし、様々な状態に対して改善効果が見られたのは
春ウコンの方なので、クルクミンを単体で摂取すれば
いいというわけでもないのですね。
いろいろな成分が組み合わさることで、
すごい効果がうまれていると考えられます。
また、ウコンと呼ばれるものには他にもあって、
混乱しそうですのでここにまとめておきましょう。

紫ウコン?白ウコン?

サプリメント等に「紫ウコン」が用いられていることがありますが
これは「ガジュツ」という植物で、同じショウガ科ウコン属
ではありますが、春ウコン・秋ウコンとはまた別のものです。
別名白ウコンと呼ばれることもあります。
紫なのか白なのかはっきりしろといいたくなりますけどね。
ただ、白ウコンと呼ばれるものには他にも
ハナショウガという植物もありますのでこれまた混乱しそうですね。

春ウコンで免疫力アップして肝臓がんを治療?

春ウコンで肝臓がんが治った!?

肝臓によい食べ物を調べていて
びっくりするような情報に出会いました。
それは春ウコンについての話です。
まず、春ウコンを摂取するだけで、
末期の肝臓がんが治った、というのですね。
それで退院することができたと。

素晴らしい結果

そして春ウコンが治せたのはそれだけではなく、
肝臓以外のいろいろながんにも効果があったというんです。
29人のがん患者に摂取してもらって、
27人に改善効果が見られたというから驚きです。

がん以外の病気にも効果

しかも効果があったのはがんだけにとどまりません。
肝臓関係で言えばウイルス性肝炎、
それ以外では糖尿病や高血圧、喘息、花粉症、アトピー、
緑内障やうつ病にまで効果があったというのです。

春ウコンの免疫賦活療法

ほとんど「万能薬」にも見えてしまいますが、
なぜそれほどいろいろな病気に効果が見られたのかというと
春ウコンに免疫力をアップさせる力があるからだ
という結論になっていました。

春ウコンへの期待は大きい

それにしても、やはりにわかには信じがたいことですが・・・
これが本当であれば、是非病院も
春ウコンをどんどん取り入れていくべきだ
ということになりそうです。
とりあえず、副作用はないということですので、
自分でも春ウコンサプリなどを
試してみようと思っています。

肝庇護薬ウルソの効果

ウルソデオキシコール酸=熊胆

ウルソは正式にはウルソデオキシコール酸といいます。
これだけ聞くと何のことやらと思うかもしれませんが
日本人は生薬の熊胆として昔から使ってきたものです。
漢方薬でもありますね。
それが現在でも肝庇護薬として役だっているというわけです。
ではウルソにどんな効果があるのかということですが
実にいろいろな効果が望めるようです。

ウルソの肝臓への効果に関する実験

全て実験で確かめられていることですが・・・
まずウルソを摂取すると胆汁の流量が増えます。
これ自体、肝臓にはよいことですが、
それに加えて胆石を溶かす作用もあります。
また、肝臓がいろいろな物質を取り入れたり、
排出したりするスピードを早めてくれます。
つまり肝臓が元気に働くようになるということですね。

ウルソがAST・ALTを下げる

また、肝機能障害を起こさせたマウスによる実験では、
ASTやALTの上昇が抑制されました。
免疫に関わる物質の増加も抑えられたことから、
肝臓の炎症も抑えられたと考えられます。
細胞レベルで見ても、肝細胞障害が軽減されることが
確認されています。

ウルソがコレステロール吸収を抑制

それだけでなく、消化吸収も改善されるようです。
ビタミンの吸収性が高まることが確認されていますし、
コレステロールに関しては吸収が抑制されるという結果も出ています。

ビタミンB2の抗酸化作用と過酸化脂質

ビタミンB2も抗酸化物質である

肝臓にとっては抗酸化作用のあるものは
非常にありがたいものであるといえます。
抗酸化ビタミンとしてはCとかEが有名ですけど、
ビタミンB2も抗酸化ビタミンと言われることがあります。
これはなぜなのでしょうか?

過酸化脂質を消去する酵素を助ける

肝臓ではグルタチオンペルオキシダーゼという酵素を用いて
活性酸素によって酸化された脂質、つまり過酸化脂質を
消去するという作業が行われます。
この長い名前の酵素ですが、それを助ける補酵素として
ビタミンB2が働くのですね。
つまり、ビタミンB2が不足すると、
グルタチオンペルオキシダーゼも働けず、
過酸化脂質が増えてしまうということです。
そしてその過酸化脂質は肝臓のみならず、
全身の細胞を傷つけることになります。

ビタミンB2が不足すると過酸化脂質が増える

ですので肝臓のためにも、全身の健康のためにも
ビタミンB2は不足させてはいけないということです。
もちろん当たり前の話として、
こういうものはバランスよく取らなければ
意味がありませんけど。
ビタミンB2だけとっていてもダメだということです。
*メモ
ビタミンB2はハイチオールBなどにも配合されていますが、
ハイチオールBってニキビ対策のためのものでしたね。
つまりビタミンB2は脂質代謝にも関わるので、
皮脂のコントロールにも役立っているということですね。

グルタチオンと過酸化脂質~肝機能との関係

活性酸素から細胞を守るグルタチオン

過酸化脂質は肝臓で分解されるということでしたが
その時に活躍する物質がグルタチオンです。
グルタチオンは直接活性酸素も消去しますし
グルタチオンペルオキシダーゼという酵素とともに
過酸化脂質の分解にも役立ってくれます。

肝臓は活性酸素が生じやすいので…

ですのでグルタチオンが不足すると
肝臓は活性酸素や過酸化脂質の害を
受けやすくなってしまい、それが
肝機能障害を招いてしまうということも
考えられます。

抗酸化作用以外の働き

また、グルタチオンは上記のような
抗酸化作用だけでなく、有害な物質を
体内から取り除くためにも役立ってくれます。
有害な物質と結びつくことで
体内から一緒に排出されてしまうんです。

肝臓の解毒作業を手助け

その点でも、肝臓の解毒作用を
助けてくれるということになりますので、
肝臓にとっては不可欠の物質といえます。

グルタチオンの多い食品

ちなみに、このグルタチオンを多く含む
食品としては、肉類があげられますが
特にレバーに豊富です。
・・・やっぱり肝臓に存在するということですね。
それから酵母や魚介類ではタラ・赤貝、
野菜ではほうれん草やブロッコリーに
含まれています。

コーヒーの肝臓への負担は?

カフェインは肝臓で分解されるのだけれど

コーヒーは脂肪燃焼に役立つという話でした。
コーヒーの脂肪燃焼効果は?
では、肝臓に負担がかかったりはしないのでしょうか。
コーヒーはカフェインを含んでいて
そのカフェインは肝臓で代謝されますので、
大量に摂取すれば肝臓の負担になると
考えられます。

毎日一杯のコーヒーで肝臓がんの発生率が半分以下に?

しかし、近年の研究では、
適量ならむしろ肝臓にはよいということが
わかってきています。
まず、日本国内で10年間の追跡調査を行った事例があります。
その結果としては、
コーヒーをほとんど飲まない人の
肝臓がん発生率を100とすると、
毎日1杯飲む人の発生率は49、
毎日5杯以上飲む人だと24
という結果となりました。
もちろんこれだけでは因果関係ははっきりしませんが
しかし期待は非常に大きいといえます。

コーヒーは肝臓によい?~海外での研究

次にスウェーデンでの研究もあります。
こちらは2007年発表という新しいものですが、
コーヒーをまったく飲まない人と
毎日2杯飲んでいる人で比較してみました。
その結果、それ以前に肝臓がんにつながる
肝障害の経験が全くなかった人の場合、
肝臓がんになるリスクが3割低下していました。
また、肝障害の経験がある人の場合は
リスクが4割以上低下していました。

適量であれば肝臓によい

ということですので、コーヒーは
適量であれば肝臓にはよいと考えられます。
ただ、肝硬変など、重篤な肝障害に
至っている場合は、カフェインの分解が
できなくなっているため問題が出てくるようです。

コーヒーの脂肪燃焼効果は?

コーヒーで脂肪燃焼?

肝臓などに過度に脂肪が蓄積されるのを防ぐため
コーヒーを飲んでいるという人もいます。
ダイエットにコーヒーを使うという話も聞きますね。
じゃあいったいコーヒーにどんな効果が
期待できるのかということですけど・・・
コーヒーにはクロロゲン酸という物質が
含まれています。

クロロゲン酸の脂肪燃焼効果

これはポリフェノールの一種で
抗酸化作用のあるものとしても有名です。
それでこのクロロゲン酸、
細胞内のミトコンドリアに働きかけて
脂肪燃焼を促進してくれると言うんです。
ミトコンドリアというと、
細胞の中にあるエネルギー工場ですね。

カフェインが代謝アップ

それから、コーヒーにはカフェインも
含まれていますけど、これも体の代謝をアップさせて
脂肪の燃焼を促進してくれると言われます。
ということで非常にコーヒーは期待できるのですけど、
何事にも当てはまることですが
過ぎたるは及ばざるがごとしですので
その点は気をつけたいところですね。
毎日の食生活にうまく取り入れていきたいものです。

高濃度茶カテキンと肝臓障害

カテキンというと緑茶に含まれている
健康成分として有名です。
でも逆に、肝臓には悪いという意見もあります。
【肝臓に良い】
まず、肝臓に良いとする根拠ですが、
カテキンの抗酸化作用と、
脂肪燃焼促進作用です。
肝臓というのはいろいろな代謝が行われる
ところなので、体内でも特に活性酸素が
発生しやすい場所です。
なので抗酸化物質は肝臓にとっては
とてもありがたいものなんです。
それから脂肪燃焼促進というのは
脂肪肝改善に役立ってくれますね。
【肝臓に悪い】
では、肝臓に悪いのではないかとする方は
どういう根拠に基いているのでしょうか。
これは、カナダの事例ですが、
40代のある女性がカテキンサプリ
(カテキン600ミリグラム相当)を
毎日半年以上もとり続けたそうです。
そしてその女性は肝臓障害に見舞われて
なんと移植が必要なほどになってしまったのだとか。
また、フランスやスペインでは
4年間で13件ほど副作用が報告されていますが
こちらは症状も軽く、サプリをやめることで
症状は改善されたそうです。
ただ、以上だけだと事例としては少なすぎますし
因果関係は今ひとつはっきりしません。
サプリメントの製造法に問題があったのかもしれません。
ただ確実に言えることは、
非常識なほど大量に、特定の物質だけを
摂取し続けることは問題だということです。
通常体に良いものでも、
度を超えれば逆効果になるかもしれませんよという
当たり前のことに気をつけておけばよい
ということでしょう。

黒ごまの美肌・美容効果は?

ゴマは肌のアンチエイジングに役立つ

ごまが健康に役立つことは明らかですので、
美容・美肌に役立つことも確実でしょう。
まず、ごまには多くの抗酸化物質が
含まれているということでしたね。
ごまの抗酸化作用
体を老化させるのは活性酸素による
酸化が原因としては大きいと考えられていますが、
ごまはこれを防いでくれるというわけです。
ということはつまり、肌老化も
防いでくれるということになります。

血行は肌の美しさを左右する

それから、ビタミンEが多く含まれているということは
血行をよくしてくれるということでもあります。
そしてこの血行というのは、美肌には
非常に大事なものですよね。
肌にとって必要な栄養や水分を運んでくれるわけですし、
老廃物を持ち去ってくれます。
血行が悪いと肌のターンオーバーは衰え、
水分も不足して乾燥しがちになります。
これまた肌の老化につながります。

ビタミンEは女性ホルモン分泌にも関わる

ビタミンEはホルモンの分泌にも関わっていますので、
女性の場合は女性ホルモンの分泌を
助けてもらえます。
女性ホルモンは、女性らしいキメの細かい肌のためには
どうしても必要なものですよね。
女性ホルモンが減ってくると女性らしい美しさは
失われていきますので。

肝臓によいものは肌にもよい

また、ごまは肝臓に良いということですが、
肝臓が元気であれば肌の美しさも保ちやすいです。
なぜなら肝臓は、有害な物質を
分解してくれる場所だからです。
有害物質が血液に乗って体じゅうを巡っていたのでは
美肌なんて望めません。

ごまの抗酸化作用

ゴマには強力な抗酸化物質が含まれる

ごまの中でも特に黒ごまは
抗酸化作用が強いと言われています。
まずこれまでにも書いてきたとおり、
ゴマリグナン・セサミンや、
ビタミンEなどの抗酸化物質が豊富なんですよね。
ごまのビタミンE
セサミン・ゴマリグナンの肝臓への効果

黒ごまにはアントシアニンも

これら以外にも、黒ごまの色を見て分かるとおり
非常に濃い色素が含まれています。
これ、アントシアニンなんですね。
ブルーベリーとか黒豆にも含まれているアントシアニン。
これも強力な抗酸化物質として知られています。

セレンは抗酸化物質の働きに必須

あとはミネラルも見逃せません。
たとえばセレンというミネラルが豊富ですが、
これは抗酸化物質であるグルタチオンペルオキシダーゼの
働きに必須のミネラルです。
血液中にセレンが多いと
がんになりにくいということもわかっています。

細胞や酵素を作るのに必須の亜鉛

また、ごまには亜鉛も豊富ですけど、
これは細胞分裂のためにも、
酵素を作るためにも必須のミネラルです。
SODという抗酸化酵素の原料にもなります。
ということで、ごまにはいろいろな
抗酸化物質が含まれていますので、
肝臓はもちろんのこと、全身の健康や
老化防止に役立ってくれることでしょう。

ごまのビタミンE

ゴマにはビタミンEも豊富

ごまにはゴマリグナン・セサミンという
ポリフェノールが含まれていて、
これらが主に肝臓で抗酸化作用を
発揮してくれるということでした。
それに加えてごまにはビタミンEも
含まれていますね。
これも抗酸化ビタミンとして有名なものです。

ビタミンE=抗酸化ビタミン

ビタミンEは細胞膜に存在して、
活性酸素を見つけるとこれを除去してくれます。
ですので、活性酸素によって
細胞が傷つけられるのを防いでくれるんです。

ビタミンCと共同で働く

でもその際、ビタミンEのほうは変質してしまいます。
これをもとに戻してくれるのがビタミンCです。
なのでEとCは同時に摂取したほうがよい
ということになりますね。

ビタミンEは動脈硬化を防ぐ

それ以外にもビタミンEには
LDLつまり悪玉コレステロールが
酸化することを防いでくれる働きもあります。
LDLが酸化すると血管が傷つけられ、
それが動脈硬化の原因となると考えられますが
それを防いでくれるというわけですね。
血管を拡張してくれるという点でも、
血液の流れを良くしてくれることでしょう。

セサミン・ゴマリグナンの肝臓への効果

ゴマリグナン、セサミンはポリフェノールの一種

ゴマリグナンというのはごまに含まれる
ポリフェノールの一種で、セサミンは
そのゴマリグナンの一つということでした。
ではセサミンの肝臓への効果としては
どんなことが期待されるのでしょうか。
ポリフェノールの一種ということですので
活性酸素の害を抑制する、抗酸化作用が
あるのですけど、それなら他の食品でも
よさそうですね。

セサミンの抗酸化作用が他と違うのは…

ただ、セサミンの抗酸化作用が他と違うのは、
肝臓に到達した時点でその力を発揮する点です。
他の食品の場合は、体のいろんな所で働きますので
肝臓にたどり着いた時には抗酸化力が衰えているのですけど
セサミンの場合は不思議なことに、
肝臓にたどり着くまで力を温存してくれるそうです。
ですので特に肝臓に対する効果が
期待できるというわけですね。

肝臓=化学工場→活性酸素も発生しやすい

肝臓というのは、いろいろな化学変化が
起こる場所ですので、体の中でも特に
活性酸素が発生しやすい場所です。
そしてそれが肝細胞を傷めつけるのですが、
セサミンなら効率的にそれを防いでくれる
というわけですね。

京都大学での実験結果

実験としては京都大学などの行ったものがありますが、
セサミンを摂取した場合、運動時に血液中の
過酸化脂質がほとんど増えないという結果が出ています。
ちなみに過酸化脂質というのは、
脂質が活性酸素によって酸化させられたものです。

ゴマリグナンとは? セサミンとは?

ビタミンやアミノ酸だけじゃない!

ゴマが健康によいのはいろいろな栄養が含まれているからだ
ということは以前書きました。
ごまの成分
でも、ビタミンとかアミノ酸なら他の食品にも
含まれていますので、注目したいのは
ごま独特の成分ということになります。
そしてそれがゴマリグナンというものです。

ポリフェノールの抗酸化作用

これはゴマに含まれているリグナンという
物質のことなんですけど、簡単に言うと
ポリフェノールということになります。
ポリフェノールというと植物が持っている色素ですが、
活性酸素の働きを抑える作用、
つまり抗酸化作用が有名ですね。
ゴマリグナンも抗酸化物質ということになります。

セサミンはゴマリグナンの一種

それじゃあセサミンって何?ということになりそうです。
セサミンというのはこのゴマリグナンの
一つなんですね。セサミン以外にも、
セサモリンとかセサモールとか、
似たような名前のものがあるのですが、
それらをまとめてゴマリグナンといいます。

アカゴマ(亜麻仁)はセサミンを含まない

それでよく「ゴマの希少成分」という言い方をしますが
リグナンが多いと言われるアカゴマ(亜麻仁)でも
100グラム中0.3グラムしか含まれていません。
ただ、アカゴマにはリグナンは含まれていても
セサミンは含まれていないんですよね・・・
なぜなら実はゴマとは別の植物だからです。

セサミンがどんなに少ないか

では他でもないゴマにはどれくらいのリグナンが
含まれているのかといいますと、
100グラム中、0.03グラム程度です。
さらに10分の1になってしまいました。
それくらい希少な成分ですので、
ゴマで摂取するのは難しいかもしれません。
サプリメントの利用が望ましいです。

ごまの成分

ごまに含まれる体に良い成分

ゴマは昔から健康によいと言われていますけど
いったいどんな成分が含まれているからなんでしょうか?
まずは有名になったのはそれほど昔ではないと思いますけど
ゴマリグナン、その中に含まれるセサミンという成分ですね。
これは抗酸化作用が強いと言われています。

オレイン酸はLDLを抑制する

また、ごま油も当然含まれていますが、
LDLを抑えると言われるオレイン酸がたくさん含まれています。
ただごま油の場合、それと同じくらい
リノール酸も多いですね。リノール酸の方は
現代人はとりすぎの傾向にあるので注意が必要です。

アミノ酸は健康のために必須

また、アミノ酸も含まれていますけど
中でもメチオニンやアルギニン、トリプトファンが多いようです。
メチオニンやアルギニンというと、
肝臓のためにも役立ってくれるアミノ酸でしたね。
トリプトファンは体内でセロトニンの原料になって、
精神的な安定のために役立ってくれると言われています。

ビタミン・ミネラつも豊富

ビタミンを見てみますと、まずEが豊富です。
ビタミンEは抗酸化ビタミンとしても有名ですし、
血行も良くしてくれると言われています。
それ以外にもビタミンB群も多いですね。
それから見逃されがちですけどカルシウムも豊富です。
同じ重さで比べますと、牛乳の10倍のカルシウムを含んでいます。


田七人参とは

三七人参?

田七人参は別名三七人参ともいいます。
これは栽培するのに3年から7年もかかることから
つけられた名前だとの説があります。
原産地は中国で、温暖で適度な湿度もなければ
栽培できないと言われています。

土地の栄養を吸い尽くす田七人参

栽培した後、同じ土地では10年間は田七人参を
栽培できないという話もあるくらいですので、
土地からたくさんの養分を吸収し去ってしまう
ということなのでしょう。
それだけに田七人参の内部には
栄養が凝縮されていると思えてきますね。

田七人参はお金では買えない?

中国では大昔から漢方に取り入れられている
のかと思いきや、案外数百年の歴史しかないそうです。
ただ、やはり珍重はされていて、
長らく輸出は禁止されていたそうですね。
だからお金では買えないという意味で
「金不換」と呼ばれていたそうです。

現在は田七人参のサプリも手に入る

今は輸出もされていて、
日本でも手軽にサプリメントが手に入りますので
よい時代になったものですね。
温暖で、湿度も高めなところで栽培できる
というわけですので、日本でも栽培できそうなものですが
そうはいかないのでしょうかね。

田七人参の肝臓への効果

田七人参は肝臓によい?

田七人参(でんしちにんじん)というのは
名前から分かるとおり、高麗人参(オタネニンジン)の
親戚みたいなものですけど、
田七人参の方は特に、肝臓のために
役立ってくれると言われています。

片仔廣の原料は田七人参

たとえば中国に片仔廣(へんしこう)という
肝機能障害のための薬があります。
ちょっと調べてみましたところ、
日本では1ヶ月分10万円程度で
売っているところがありました。
そしてその成分を見てみると
「田七人参85%」となっています。

C型肝炎にも用いられる

つまり田七人参は中国では肝臓の健康に役立つと
認められているのですが、その効能は、抗炎症・抗酸化、
あとは肝臓の細胞の保護などが考えられています。
また、田七人参をC型肝炎の患者に処方したところ
症状が顕著に改善されたという事例もあります。

田七人参の成分

さて、田七人参の成分ですが、
高麗人参同様、サポニンが大事ですね。
サポニンには抗酸化作用があるといわれていますし、
また、脂肪の吸収を抑制したり、体内で中性脂肪が増えるのを
抑えたりする効果があると言われています。
また、血行をよくしたり血糖値を正常化する働きも
期待されています。
有機ゲルマニウムという成分も含まれていますが、
これは免疫力を強化するのではないかとも考えられています。

肝臓に効く漢方薬は?

全身の調和=健康

肝臓というと体に必要な物質をつくりだしたり
有害な物質を分解してくれるということで
まさに全身の健康に関係があるわけですけど、
全身の調和を考えるという意味では
漢方薬は肝臓と相性が良いと言われています。

小柴胡湯

たとえば肝臓の障害がまだ重篤なものではない場合、
柴胡剤という種類の漢方薬がよく使われます。
小柴胡湯などが有名ですね。
また高齢者の場合、
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)も用いられます。
黄疸や浮腫が出ているような場合は、
茵陳五苓散(いんちんごれいさん)などが用いられます。

深刻な肝臓障害の場合は…

ただ以上のものは、肝臓の障害がひどくなって
体力が失われている場合には望ましくないようです。
小柴胡湯の副作用がニュースになったことがありますが
これは既に深刻な状態になっている肝臓病に対して
使った結果だと言われています。
つまり使い方が間違っていたのですね。
ですので、漢方薬は、自分で勝手に選んで用いるのではなく、
専門家に相談して、その指導を仰ぎつつ
用いるべきものなんです。

胆汁の流れをよくする食べ物

胆汁の流れを良くする食べ物として有名なのが
ウコンとイカ・タコなどですね。
まずウコンの方はクルクミンという黄色い色素を
含んでいますが、これが胆汁の分泌を
促すと言われています。
ウコンと同類のしょうがもこれを含んでいますので
生姜でもよさそうですね。
イカやタコはタウリンが豊富ですが
このタウリンも胆汁分泌に欠かせない物質と言われています。
胆汁の主な成分は胆汁酸ですが、
この胆汁酸はタウリンとむすびつくことで
分泌されやすくなるんです。
また、意外かもしれませんが、
脂肪の摂取が少なすぎると、
胆汁の流れが悪くなってしまいます。
なぜなら、胆汁というのは、脂肪の消化を
助けるために分泌されるものだからです。
脂肪を食べなければ、消化の必要はなく、
胆汁が分泌される比強もなくなって
流れが悪くなってしまうということです。
この場合は、体に悪い飽和脂肪酸ではなく
不飽和脂肪酸をとるようにするといいですね。
オリーブ油などがその代表です。

あさりは肝臓にいい?

しじみが肝臓に良い食べ物だというのは有名ですが
それでは似たようなものとしてあさりはどうなのでしょう?
あさりもしじみ同様、肝臓に良い食べ物といえますが
比較してみると、しじみに優っている点と
劣っている点があります。
どちらかというとしじみに負けているところが多いのですが・・・
たとえば、アミノ酸スコアはしじみ100に対して
あさりは81となっています。
アミノ酸総合では少し負け。
それから細胞の再生に必要と言われるビタミンB12ですが
これもしじみのほうが1.2倍くらいになっています。
肝細胞の活動に欠かせない亜鉛はどうかというと
これもしじみのほうが2倍含まれています。
ただし、肝臓が弱りすぎている場合
過剰が気になる鉄に関しては、
あさりのほうが3割程度少ないですので
これは優っていると言っていいでしょう。
他にあさりのほうが優っている点はというと、
肝臓の解毒作用を助け、また肝細胞を守ると言われている
タウリンが、しじみの10倍程度含まれている点ですね。
タウリンに関してはあさりの圧倒的勝利です。
ただ、あさりにしてもしじみにしても
鉄分の多い食品ですのでその点注意が必要です。

しじみの鉄が肝臓に悪い?

しじみは昔から肝臓に良い食べ物と言われてきました。
ところが近年では、肝臓に悪いんじゃないかということも
いわれるようになりました。
しじみにはオルニチンやタウリン、亜鉛など、
肝臓に役立つ物質も含まれていますが、
過剰になると恐ろしい鉄分も豊富だからです。
しかし、それほど肝臓の状態が悪くないのであれば
しじみは依然として肝臓に良い食べ物といえます。
なぜなら、過剰な鉄分は吸収されないように
体がブロックしてくれるからです。
脂肪肝くらいであれば大丈夫なんです。
ところがもっと肝臓が弱ってくると、
そのブロックが崩れるんです。
それで鉄はどんどん体内に吸収されることになります。
鉄の吸収を抑制するための物質を
肝臓が作ってるからなんですね。
吸収された鉄は他でもない、
肝臓にたまってしまいます。
そして、活性酸素の働きを強めてしまいます。
その結果、肝臓の病気を進行させてしまうということです。
ですのである程度健康な肝臓にとっては
しじみは良い食品なのですけど、
鉄吸収を抑えられなくなるほど弱ってしまった
肝臓にとっては毒になってしまうということですね。

チョコレートは肝臓に悪い?~カカオポリフェノールと脂肪燃焼

チョコレートが肝臓に悪いかどうか。
これはチョコレートによって違うと言えそうです。
あまりに甘いだけの、糖分たっぷりのものは
肝臓にはいいとはいえないでしょう。
しかし、カカオが70%以上含まれているような
苦いチョコレートなら肝臓の役に立つと言えそうです。
こういうチョコレートはダイエットにも利用されるくらいです。
なぜかというと、カカオポリフェノールが高濃度だと
脂肪燃焼を助けてくれるといわれているからです。
また、ポリフェノールは抗酸化作用があることが有名ですので
その点でも肝臓を守る働きをしてくれます。
肝臓は、たくさんの仕事ををしていますので
活性酸素もたくさん発生してしまいますからね。
ほうっておけばこれが肝細胞を傷つけます。
また、肝硬変の人に、カカオ85%の
チョコレートを食べてもらうという実験もあります。
肝硬変では、肝臓の血行が悪くなって
その結果、門脈の血圧が上がり、
胃や食道の静脈瘤につながることがあります。
ところが上記のようなチョコレートを食べてもらうと
門脈の血圧上昇が非常に小さくなったそうです。
これもカカオポリフェノールの作用と考えられています。
肝硬変の人に医師が食べさせるくらいですので
こういうカカオ濃度の高いチョコレートが肝臓に悪いとは
考えにくいですね。

温州みかんの肝臓への効果

温州みかんにはベータクリプトキサンチンという
色素が含まれていて、抗酸化作用が強く、
抗がん作用があるのではないかと言われていました。
では肝臓への効果はどうかというと、
まず疫学的調査が行われました。
みかんで有名な静岡県のある町の人を対象に、
ベータクリプトキサンチンの血中濃度と、
病気との関係を調べたのです。
そうしたところ血中濃度が高いほど、
肝臓病、糖尿病、動脈硬化、骨粗しょう症の
リスクが低いのではないかという結果が出ました。
次にもっと厳密な実験が金沢大学で行われました。
脂肪肝炎になったマウスを使っての実験です。
このマウスにベータクリプトキサンチンを与えたところ、
12週間で肝臓の脂肪は減り、肝細胞の炎症や線維化も改善され、
肝臓は健康と言っていい状態にまで戻ったそうです。
また、血糖値の改善も見られたそうです。
愛媛大学の実験として、人を対象としたものがあります。
これは脂肪肝または肝炎の人を対象にした実験で、
毎日ベータクリプトキサンチンを含むみかんジュースを
飲んでもらいました。
そして12週間後の結果としては、
肝臓の状態を示す血液検査の数値は改善され、
また血糖値や活性酸素による酸化ストレスも
改善されていました。
これらをみると、温州みかんのベータクリプトキサンチンは
肝臓のみならず健康全般に非常に期待が持てる
栄養と言えそうですね。

牛乳は肝臓に悪い?

【質問】
肝臓は一般的には健康によいとされていますけど、
コレステロールも高そうですし、
肝臓に悪いのではないかという人もいますが
どうなのでしょうか?
【回答】
場合にもよるのでしょうが、
一般的には牛乳は肝臓によいとされています。
肝炎の食事療法として牛乳が勧められることも多いです。
なぜかといいますと、肝機能が衰えてくると、
体内ではある種のアミノ酸は増加してしまいますが
ある種のアミノ酸は不足してしまいます。
ようするのバランスが悪くなるというわけです。
そしてそのことは、肝臓のみならず
体全体の健康にとって好ましい状態ではありません。
そこで牛乳なのですが、
牛乳のタンパク質にはこの、不足する方のアミノ酸が
多く含まれているのですね。
だからアミノ酸のバランスを整える上で
重要だということです。
また、肝臓が悪い場合は鉄過剰になりやすいのですが
牛乳は鉄分が少ないというのも利点です。
コレステロールが心配という場合は
脂肪分ゼロの牛乳もありますのでそれを利用するといいでしょう。

トマトジュースの肝機能への効果

特にトマトジュースでなくともよいのですけど、
トマトジュースであれば手軽に取れますし、
またリコピンの濃度も高かったりしますので
ありがたいわけです。
さてではトマトの何が肝臓の役に立っているのかというと
主なことだけで3つの点から肝臓のために
役立ってくれそうだと期待できます。
まずはトマトといえばその色素、リコピンですが
これは強力な抗酸化物質です。
肝臓はたくさんの仕事をしているので
活性酸素も生まれやすいのですが、
リコピンがこれを取り除いて肝臓を守ってくれる
というわけですね。
2つ目として13-oxo-odaという物質ですが、
これは京都大学の研究で、肝臓や血液の中の
中性脂肪を減らす働きがるという結果が出ています。
3つ目として、これも実験結果としてあるのですが
お酒と一緒にトマトジュースを飲むと、
アルコールやアセトアルデヒドの分解が
早まるということがわかっています。
つまり、トマトというのは肝臓のために
大変期待できる食品ということですね。

レンコンは肝臓に良い?

肝臓によい食品として
レンコンが挙げられることがあります
ではレンコンの何が役に立っているのでしょう?
まずレンコンというと食物繊維が多いわけですけど
この食物繊維は、脂肪の吸収を穏やかにすることで
脂肪肝などの予防に役立てることができます。
また、食物繊維は腸内を綺麗にするのに
役立ってくれますので、これまた肝臓の
役に立つということになります。
腸が汚れていればそこから有害な物質が
吸収されてしまうわけですが、
それを分解するのは肝臓の仕事となってしまうからです。
腸が汚れているだけで肝臓の負担は増えるんです。
また、レンコンにはビタミンB12が豊富なんですね。
このビタミンB12は、細胞の分裂に欠かせない
ビタミンなんです。
肝臓といえば再生力が優れているわけですが
再生というと細胞分裂ですので
ビタミンB12は肝臓を助けてくれるということになります。

アラニン、グルタミンと肝臓への効果

アラニンはアミノ酸の一種ですが、
体内で合成できるということで非必須アミノ酸に分類されます。
体内のタンパク質のほとんどで必要とされるアミノ酸ですが、
肝臓に対しての働きとしては、肝細胞を守ったり
アルコールやアセトアルデヒドの分解を助けたりする
といわれています。
アラニンを含む食品としては、
昔から肝臓にいいと言われているしじみ以外にも
あさりやレバーなどが有名です。
グルタミンの方もアミノ酸で、こちらも体内で合成できます。
グルタミンは筋肉の維持に役だっているということで
入院中に筋肉が落ちてしまわないよう点滴で用いることもあります。
グルタミンは大豆や小麦の他、多くの食品に含まれているようです。
さて、アラニンとグルタミンの肝臓への効果については
動物を使った実験があります。
まず、2グループにわけたラットにアルコールを与えて、
一方のグループにのみアラニンとグルタミンを与えたところ
与えたグループのほうが運動機能の回復が早かったということです。
つまりアルコールの分解が早まったと考えられます。
ちなみに、アルコールが分解されてできる、
二日酔いの原因節いつアセトアルデヒドについても
分解が早まっているという結果が出ました。
さらに、肝臓の一部を切り取ったラットで実験したところ、
この2種類のアミノ酸を与えたラットのほうが
肝臓の再生が早まるという結果も出ています。
ですので肝臓にとって非常に期待できるアミノ酸といえますが、
アミノ酸というのはバランスが大事ですので、
これらばかりとっていてもそれほど効果は望めないでしょう。

肝臓病には高カロリー食?

昔は肝臓病の時の食事の基本は、
高カロリー、高タンパクということになっていましたが
現在ではこれは否定されています。
高タンパク食については以前紹介しました。
肝臓病とタンパク質の負担
そして高カロリー食のほうも、今では避けられています。
なぜならまず、必要以上のカロリーを取ってしまうと
過剰なぶんは脂肪として蓄えられてしまうからです。
もちろんこれは肝臓に脂肪がつく原因ともなります。
脂肪肝になれば肝臓の負担が大きくなるのは当然ですね。
また、摂取カロリーが増えるということは
それだけいろいろなものを過剰にとることになりますので
肝臓はそれらの処理のために、普通以上に働かなくては
ならないということになります。
いろいろな栄養素の代謝自体、肝臓にとっては
大事な仕事ですが、中には代謝の過程で有害な物質を
生んでしまうものもありますので、
そういう有害物質の分解という仕事も
増えてしまいます。
ですので肝臓の仕事を必要以上に増やさないためにも
摂取カロリーには気をつける必要があるんです。

肝臓病とタンパク質の負担

以前は、肝臓の病気には高タンパク食が良い
というのが常識だったのですが、
最近はそうではなくなっています。
もちろん、健康な肝臓であれば問題ないのですが、
肝臓の病気も、慢性肝炎以上に重いものとなりますと
タンパク質の摂取を控える必要が出てきます。
なぜなら、タンパク質を分解する過程で
アンモニアが発生してしまいますが、
これは体にとって有害な物質ですので
肝臓はこれを分解しなければならないからです。
アルコールを摂取すると、
アルコールとアセトアルデヒドの分解のために
肝臓の負担が増えるのと同じような理屈ですね。
ただどれくらい控えるかは肝機能がどれくらい
失われているかによります。
肝炎程度であれば、過剰摂取をに気をつければ
良い場合がほとんどですが、肝硬変などになりますと、
通常より大幅に減らさなければならなくなります。
それにしても、健康や医学の常識って
よくかわってしまうものなんですね。

肝臓病と鉄分の過剰

健康のために鉄分が必要といわれますが、
鉄分は過剰ですと体にとって毒となります。
なぜなら、体内の活性酸素は鉄によって働きを強めるからです。
鉄が多すぎれば活性酸素も強くなりすぎて、
周りの細胞を傷つけ、がんのもとともなってしまいます。
そこで肝臓がどう関係しているかということですが・・・
実は肝臓が鉄過剰にならないよう、
鉄の吸収を調節してくれているということがわかっています。
体内に鉄分が十分あるという場合は、
肝臓からヘプシジンという物質が分泌され
これが鉄の吸収を阻害してくれます。
だから肝臓が元気であれば、鉄過剰にはなりにくいのです。
肝炎や肝硬変などで、肝臓の働きが失われてしまうと
この鉄吸収を抑制する働きも失われてしまいます。
鉄がどんどん吸収されるようになります。
そうなると、どこにたまってしまうのかというと
ほかならぬ肝臓にたまってしまうんです。
肝臓は私たちの体の中で最も多くの鉄を備蓄する器官だからです。
ということは、肝臓が弱ると鉄の吸収が増えてしまい、
その鉄は弱った肝臓にたまって追い打ちをかけることになります。
ですので肝臓が弱っている人は特に
鉄分を控えなければならないのです。
まだまだ肝臓が元気なうちは、
しじみは肝臓によいといえるのですけど、
弱ってしまった肝臓には、しじみのもつ鉄分は
毒になってしまうということですね。

大豆食品で肝機能改善

納豆や豆腐などの大豆食品が
健康に役立つことは知られていますが、
特に肝臓に対してはどんな効果を持つのでしょう。
まず大豆には大豆サポニンという物質が含まれています。
大豆サポニンは過酸化脂質の生成を
抑制する働きがあると言われています。
肝臓にも脂肪がついてしまうわけですが、
その脂肪が活性酸素と結びつくと過酸化脂質となり
延々と周りの肝細胞を傷つけることになります。
それを大豆サポニンがある程度防いでくれるというわけですね。
それから大豆には良質なタンパク質が含まれています。
タンパク質はアミノ酸となり、
肝細胞や肝臓で作られる酵素の素材となります。
つまり肝臓の再生には欠かせないものです。
また、大豆にはビタミンB2やEも豊富ですので
これらも肝臓のために役立ってくれます。
大豆を納豆という形で食べれば
ナットウキナーゼもとることができますが、
この物質には血液をサラサラにする作用や
コレステロール値を下げる作用もあると
言われています。
やはり大豆食品は肝臓にも良いというわけです。

セサミンの肝臓への効果

セサミンというとゴマに含まれている成分で
特に肝臓にとって有用なのではないかということで
有名になっています。
ではこのセサミンの、肝臓に期待できる効果としては
どんなものがあるのでしょうか?
まず、アルコールに関してですが、
セサミンにはアルコールの分解を促進する作用があります。
それからアルコールが分解されたあとにできる、
二日酔いの原因物質アセトアルデヒドを弱めることもできます。
これだけでも肝臓には役立ちそうですが、
さらに、セサミンには抗酸化作用があります。
抗酸化作用というのは、老化や病気の元凶である
活性酸素を除去する働きですね。
ですので肝臓にかぎらず、全身で役立ってくれるわけですが、
特に肝臓は御存知の通り極めて多くの仕事をこなしています。
ということは酸素もたくさん必要で、
副産物として活性酸素も生まれてしまいます。
活性酸素は放置しておくと、
肝臓の細胞をどんどん傷つけてしまいます。
ですのでセサミンの抗酸化作用は
この点でも肝臓を助けてくれると考えられます。

肝臓病と塩分制限

塩分の取り過ぎは肝臓だけでなく
健康を考えるなら当然気をつけなければならないことですが
肝臓の病気にも悪影響をおよぼすことがあります。
特に肝硬変や肝臓がんなど、
肝機能障害の程度が甚だしい場合は
アルブミンの生成が非常に減ってしまいます。
アルブミンはタンパク質なのですが、
血液と細胞との間の水分のやりとりに関係しているので
これが不足するとその水分のやりとりが
うまくいかなくなります。
その結果、腹水とかむくみという症状が出てくるわけです。
そんな時に塩分を取りすぎてしまうと、
体は塩分濃度を下げようとして、外部から水分も
多量に吸収することになります。
それで体内の水分量も増えてしまって
腹水やむくみが悪化するということになってしまいます。
ですので肝硬変などの時は塩分の摂取制限がかかるのです。
塩分をたくさんとってしまったかな?
というときにはカリウムを摂取すれば
塩分の排出に役立ってくれます。
バナナやトマトジュースはカリウムを摂るには
お手軽な食品ですね。

肝臓と食物繊維~脂肪肝改善だけじゃなかった

食物繊維といいますと
脂肪吸収を穏やかにするということで
脂肪肝の予防や改善にも役立つわけですが
肝臓との関係で言うとそれだけではないんです。
食物繊維には、腸をきれいにするという役割もあります。
便秘の中で腸が汚れていますと、悪玉菌が増えて
有害な物質をどんどん生み出します。
それが腸から吸収されて、そのまま体をめぐっては
大変ですので、その有害物質を分解しないといけないのですが
その役割を担うのが・・・肝臓なんですよね。
なので、腸が汚れると肝臓の負担が増すということになります。
食物繊維を積極的に取れば腸をきれいにすることにも
つながりますので、肝臓の負担を減らすことができます。
脂肪吸収の抑制と合わせて一石二鳥です。
さらに、水溶性食物繊維には
コレステロールを下げてくれる働きもありますので
動脈硬化などの予防にもつながります。
食物繊維の豊富な食品というと豆類がありますね。
特に大豆には良質なタンパク質やアミノ酸、
またビタミン類が豊富に含まれていて、その意味でも
肝臓の役に立ってくれます。
大豆食品の中でも納豆は血液をサラサラにしてくれる
ともいわれていますので、毎日食べるようにしたいです。

肝臓のビタミン貯蔵

肝臓にはビタミンを貯蔵するという役割もあります。
ホント、働き者ですよね・・・。
なので肝臓が病気になるとビタミン不足にもなりがちです。
肝臓に貯蔵されるビタミンは脂溶性のものですが
A、D、E、Kがあります。
ですのでこれらのビタミンは、
過剰摂取による弊害=ビタミン過剰症の
心配もしなければなりません。
ただこの中でもビタミンEはそれほど心配ないようです。
ビタミンAなどは、体に存在するもののうち
8割が肝臓に蓄えられているそうですが、
ビタミンEの場合は全身にまんべんなく分散されているようです。
なので過剰でも肝臓に負担をかける割合は減ります。
また、ビタミンEは、たくさん取れば取るほど
吸収率が悪くなるようです。
ですので過剰にとるのが難しいビタミンなんですね。
また、ビタミンEは脂溶性である割には
働きが終わった後、排泄されやすいそうです。

肝臓がんとビタミンE

ビタミンEには抗酸化作用があり、
血流を良くする作用もあると言われています。
また、動脈硬化の予防にも役立つといわれています。
それに加えて、近年、肝臓がんとビタミンEに関する
研究も発表されました。
中国の上海交通大学医学部がアメリカの医学誌に
発表した研究結果なのですが、
13万人を超えるデータを用いて
女性は平均10年以上、男性は平均5年以上の
追跡調査を行った結果です。
それによりますと、ビオタミンEの摂取によって
肝臓がんのリスクがなんと48%も下がっていたそうです。
なので肝臓を守るためにもビタミンEは
積極的に摂取していきたいものですね。
ビタミンEは脂溶性なのですが、
Aなどのように過剰症にはなりにくいと言われていますので
そこはあまり心配しなくてもよさそうです。
ビタミンEを多く含む食品として大豆がありますが
大豆食品はタンパク源としても優秀で、
脂肪肝予防にも役立つと言われるスレオニン、
コレステロール排泄を促すグリシニンも
含まれていますので、肝臓に良い食べ物と言えそうですね。

肝臓に良いビタミンとは

肝臓によいビタミンの代表はやはり
ビタミンB群ということになりそうです。
肝臓では糖質・脂質・タンパク質などの代謝が行われますし
有害な物質の分解も行われます。
これらはすべて化学反応なのですが
化学反応には酵素が必要です。
そして酵素が働くためには酵素を助ける補酵素が
必要なのですが、その補酵素の代表とも言えるのが
ビタミンB群だからです。
ビタミンB群なくして肝臓は機能できないと言ってもいいでしょう。
ビタミンB群を摂取するには魚介類がオススメです。
それからビタミンAやEも大事です。
これらは抗酸化力もあり、免疫力を高めると
言われているからです。
肝臓がんの予防にも役立つでしょう。
そして万能のビタミンとも言われるビタミンCですね。
これにも抗酸化作用がありますし、
また細胞や粘膜を守る働きもありますので
肝細胞を守っていく上でも必須と言えそうです。
まとめてビタミンACE(エース)と言ってもよさそうですが
これらは緑黄色野菜や果物からとるといいでしょう。
特に色の濃い野菜やフルーツはポリフェノールも豊富ですので
これまた病気の予防につながります。

肝臓に良い食事レシピの共通点

肝臓に良い食事のレシピはいろいろありますけど
その共通点を挙げてみたいと思います。
まずはやはり脂肪に気を使っていることですね。
もちろん脂肪も大事な栄養素ですが、
現代人は取りすぎる傾向にあります。
脂肪の代謝自体、肝臓にとっては一仕事ですし、
カロリーも高いですので脂肪肝のもとにもなります。
なので、脂肪をなるべく減らす方向で
食べ物を選ぶことになります。
料理法としても油を使わない、「焼く」「蒸す」「ゆでる」
という方法が多くなります。
また脂肪を使うとしても以前紹介したように
飽和脂肪酸ではなく不飽和脂肪酸、
中でも魚油に代表されるオメガ3や
オリーブ油に代表されるオメガ9の
油を使っていくことになります。
また、塩分が多いのも肝臓には良くないですので、
スパイスで味を補うなどの工夫がなされます。
それから食物繊維は、腸をきれいにすることと
脂肪の吸収を穏やかにすることなど、
いろいろな意味で肝臓の助けになりますので
これも積極的に取り入れていきます。
タンパク質は良質なものを、
植物性も動物性もバランスよく取っていきます。
タンパク質はアミノ酸に分解されますが、
肝細胞の再生にも、肝臓ではたらく酵素の生成にも
アミノ酸は不可欠です。
動物性のタンパク質は魚からとるようにすれば
自ずと脂肪もオメガ3系が増えることになりますね。
また、肝臓の働きにはビタミンも大事ですので
生の野菜やフルーツをしっかり食べるようにします。
食物繊維も同時に取れますね。

過酸化脂質と肝臓の病気

脂肪は多すぎると体にいろいろな害を与えるわけですけど
過酸化脂質という形が最も危険だと考えられます。
過酸化脂質というのは、脂質と活性酸素が結びついたものです。
活性酸素は細胞や遺伝子を傷つけ、老化や病気の
原因になると言われていますが、それでも
長くは存在していられないものです。
ところが脂質と結びついて過酸化脂質という形になると
延々と周りの細胞を傷つけ続けることになります。
それで、がんや動脈硬化の原因になるわけです。
この過酸化脂質を分解してくれるのは
体内では肝臓だけなんです。
ですので、古くなった油はなるべく取らないほうが
肝臓の負担を軽くすることにつながります。
また、過酸化脂質が多すぎて、
肝臓が処理しきれないレベルになってしまうと
今度は肝臓自体が過酸化脂質に
傷つけられてしまう可能性が出てきます。
ですのでやはり、脂質の取り扱いには
十分注意する必要がありますね。
過酸化脂質に対してはビタミンCが
その害をよく防いでくれるということですので
積極的に取っていきたいです。

不飽和脂肪酸と肝臓がん

脂肪肝予防のためには、脂肪のとりすぎに注意
しなければならないのですけど、同じ脂肪でも
悪玉コレステロールや中性脂肪を増やしてしまう脂肪と
減らしてくれる脂肪とがあります。
増やしてしまう方は飽和脂肪酸と呼ばれ、
主に肉に含まれているものです。
減らしてくれるものは不飽和脂肪酸と言われ、
EPA・DHAなどの魚油や、オリーブオイルなどに
含まれています。
ですので肝臓の健康を考えるなら、
同じ油でも不飽和脂肪酸の方をとるようにするといいですね。
さて、数年前の研究で、不飽和脂肪酸は
肝臓がんのリスクを減らすという研究結果も出ています。
これは不飽和脂肪酸の中でも魚油などに
多く含まれるオメガ3の脂肪酸についての研究です。
同じ不飽和脂肪酸でも、オメガ6のものは
多く取りすぎる傾向にありますので、
避けたほうがよいと言われています。
オリーブオイルはオメガ9の不飽和脂肪酸が含まれていて
これもがん予防に役立つのではないかと考えられています。
ですのでそういう油を積極的に使っていきたいですね。
その研究では、なぜ不飽和脂肪酸が
肝臓がんのリスクを減らすかに関する推測も
発表されています。
不飽和脂肪酸には細胞の炎症を抑える働きと、
インシュリン抵抗性を改善する働きが
あるからではないかと言われています。
インシュリン抵抗性を改善するということは
糖尿病予防にも役立ちそうだということになりますね。

肝機能改善にタウリン

タウリンといいますと健康に役立つ栄養素として有名です。
アミノ酸であるとも、いやアミノ酸ではないとも
言われますが、それは私たちにはどうでもいいことです。
体に良いということが大事です。
私たちの体のいろいろな部分に存在していて、
生きていく上で欠かすことのできない物質とも言われます。
ここでは肝臓に対する働きを見てみましょう。
まず、肝細胞を保護する働きがあると言われています。
肝臓に負担がかかると、それによって肝細胞が壊れ、
血液検査での数値が上がったりするのですが
それを防いでくれるということです。
また、胆汁の分泌を促進して、
余分なコレステロールを体外に排出してくれるともいいます。
また、お酒を飲む人にとって大事なことですが、
二日酔いの元になるアセトアルデヒドの分解を
助けてくれるとも言われています。
そして、老化や病気の元凶として有名な
活性酸素の除去にも役立ってくれるとも言われています。
ということでタウリンは積極的に取り入れていきたいですが
特にタウリンが豊富なものとしては
しじみやかき、たこやイカなどが有名ですね。
これらは良質のタンパク質も含み、
アミノ酸の摂取にも役立ちますので
肝臓によい食材と言えそうです。

肝臓に良い食事~アミノ酸

肝臓はダメージを受けても再生する力があります。
その際はもちろん肝細胞を作り出すわけですが、
そのための素材として必要なのがアミノ酸です。
AST・ALTやガンマGTPなど、
肝臓関係の数値で悪い結果が出ている人は
それだけ肝細胞が壊れているわけですから、
修復のためにアミノ酸が必要ということになります。
また、肝臓では体に必要な様々な酵素も作られていますが
その材料になっているのもアミノ酸です。
そしてこのアミノ酸、バランスよく取らなければ
意味がありません。一種類だけたくさんとっても、
働きとしては少ししか取らなかった
アミノ酸のレベルに合わされてしまうということです。
例えばAというアミノ酸を必要量に対して120%の量を
摂取したとしても、Bというアミノ酸を20%しかとっていないなら
その20%レベルの働きしかしてくれないということです。
ですのでアミノ酸は必要な物をまんべんなく
とらなければなりません。
アミノ酸のもとといえばタンパク質ですが、
健康に良さそうだからといって、
植物性たんぱく質ばかりとるのはダメで
動物性たんぱく質もバランスよく
とらなくてはなりません。
そうすることで、肝臓のためにも
効率よく働いてくれることでしょう。

肝臓に良いビタミンB群

もちろんどのビタミンであれ、
健康な肝臓の役には立つのですけど
特にビタミンB群は肝臓にとって必要と言われます。
肝臓ではいろいろな代謝が行われるわけですが
ビタミンB群はその代謝に不可欠だからです。
例えばビタミンB1は糖質代謝に不可欠ですね。
B2は脂質代謝や糖質代謝に必要です。
ナイアシンとパントテン酸は
糖質、脂質、タンパク質すべての代謝に関わります。
B6は脂質とタンパク質の代謝に必要です。
イノシトールは脂肪肝の治療にも用いられます。
ビオチンも三大栄養素の代謝のために働きます。
以上のものはすべてビタミンB群なのですけど
いかに肝臓のために役だってくれるかが
わかると思います。

アルギニンの副作用と摂取上限

アルギニンは肝臓だけでなくいろいろと体の役にたってくれる
ということがわかっているのですが、気になるのは摂取上限ですね。
過剰になるとなにか悪いことはあるのかということです。
まず、摂取上限については、大人であれば1日20g程度と言われています。
子供の場合は体重1キロあたり0.4グラムと言われています。
アルギニン過剰の場合の副作用については
それほど深刻なものはないようですが、
腎臓が悪い場合には避けたほうがよいという噂もあります。
ただ、腎臓の病気に関しては
アルギニン摂取によって改善されたという
実験結果もありますので適量ならむしろよいのでしょう。
どちらにしても過剰になるのは避けたほうが無難ですね。
下痢などの副作用もあると言われています。
これはpHが調整されていないアルギニンのサプリメントを
飲んだ場合のことです。
アルギニンはアルカリ性ですので、
これをたくさん飲み過ぎると、消化不良になるということですね。
ですのでサプリメントを買うときは
クエン酸などでpHが調整されているものを
選ぶようにしましょう。

アルギニンの肝機能への効果、脂肪肝改善

アルギニンの肝機能への効果は
動物実験でも確かめられていますし
ヨーロッパでは肝臓の病気の治療にも使われています。
ではなぜアルギニンが肝臓によいと考えられるのか・・・
アルギニンは体内で一酸化窒素に変化するのですが
この一酸化窒素が肝細胞を保護すると考えられています。
実験では、アルギニンを与えたラットの
AST、ALT、ALP、ビリルビンなどの数値は下がり、
肝細胞の炎症も改善されました。
しかし一酸化窒素が生成されない状態にすると
肝臓の状態は悪化したそうです。
また、アルギニンはオルニチンと同じように
肝臓がアンモニアの分解をすることも助けますので、
体内の毒を減らすこともできます。
また、成長ホルモンの分泌を促すことで
脂肪の燃焼を促進して、脂肪肝の改善にも
役立つと考えられます。
アルコール性肝炎についても動物実験によって
改善されるという実験結果が得られています。
ですのでアルギニンは肝臓に対しては
非常に期待が大きいアミノ酸と言えそうです。

アルギニンの効果

しじみはアルギニンもオルニチンも持っているわけですが
アルギニンのほうがより働きが多いということでした。
ではどんな働きを持っているのでしょう?
肝機能を改善する働きがあると言われますが
それについては別ページで詳しく取り上げようと思います。
成長ホルモンの分泌も促します。
これによって、筋肉や骨を維持できたり、
美肌のために役に立ったり、
脂肪燃焼によってダイエットの役に立ったり
ということが考えられます。
また、免疫力を高めたり、抗酸化作用もあると
いわれていますので、病気の予防や
アンチエイジングにも役立ちそうです。
それから血管や血流も改善すると言われています。
これは脂肪を燃焼させることで、
コレステロールや中性脂肪を減らして
動脈硬化を防ぐということが考えられます。
また、糖尿病や高血圧に対しても
良い影響が期待できます。
つまりはメタボの症状すべてに対して
良い効果が期待できるということですね。
それだけでなく脳にも良い影響があるという報告もあります。

アルギニンとオルニチンの関係

しじみに含まれるオルニチンは、肝臓のアンモニア分解を助けることで
体内の有毒物質を除去し、また成長ホルモンの分泌を助けることで
脂肪肝の改善にも役立つということでした。
さてこのオルニチンですが、実は同じアミノ酸である
アルギニンが変化してできるものでもあるんです。
そしてアルギニンのほうがオルニチンよりも
はるかに多くの働きがあるとも言われます。
ちなみにしじみにはオルニチンだけでなくアルギニンも
含まれています。
それぞれの働きを見てみますと、
オルニチンの持っている働きは
すべてアルギニンも持っています。
そしてアルギニンはさらに別の働きも持っています。
ですので、アルギニンがオルニチンに変化することも考えますと、
どちらか一方をとるとするなら前者ということに
なりそうですね。
ただ、両方とったほうが効果が高まるといわれますので
両方を含んだしじみは非常に都合がいいということになります。
ちなみにアルギニンはオルニチンに変化しますが、
そのオルニチンはシトルリンに変化します。
さらにシトルリンは元のアルギニンに戻ります。
つまりサイクルを形成しているというわけです。

オルニチンの肝臓への効果~ガンマGTPを下げる

しじみに含まれるオルニチンは
アンモニア分解に関わるだけではない、
という実験結果があります。
オルニチンは肝臓でのアンモニア分解を促進することで
肝機能を助け、全身から毒物を減らすことで健康の役に
立ってくれるということは以前書きました。
しかし、肝機能の状態を表す数値である
ASTやALT、ガンマGTPにも影響することが
実験によってわかったんです。
実験では上記の数値が高い人を2グループにわけ、
一方にはオルニチンを、他方にはプラシーボ(偽薬)を
摂取してもらうことにより行われました。
その結果、オルニチン摂取グループの方が
AST、ALT、ガンマGTPすべてにおいて
低下するという実験結果が得られました。
では、どういうメカニズムでそうなると
考えられるのかといいますと・・・
オルニチンは体内で成長ホルモンの分泌を助けます。
そうすると体内で脂肪が燃えやすくなるわけですね。
その結果、脂肪肝が改善されて、
肝機能も改善されるのではないか、と考えられています。

肝臓とアンモニアとオルニチン

アンモニアというと尿を思い浮かべ、腎臓との関係が
想起されるかもしれませんけど、肝臓との関係のほうが
より深いようです。
アンモニアは体内でのタンパク質代謝の結果作られるものですが
これ自体は人体にとっては毒なんですね。
だからそのまま血液にのって全身を回られると困るんです。
それで人体の化学工場たる肝臓がこのアンモニアを分解して
安全な尿素に変えてくれます。
これを腎臓が濾しとって、体外へ排出してくれるというわけです。
アンモニアが分解される際、オルニチンというアミノ酸が
活躍してくれます。
アンモニアオルニチン回路と言ったりします。
そしてそのオルニチンはしじみに特にたくさん含まれています。
ですので、しじみは肝臓によいといわれるわけです。
ただ、しじみは他にも肝臓によい物質を
たくさん持っているのですごいのですけどね。

肝臓は甘いものでダメージを受ける?

甘いもの自体が肝臓にダメージを与えるということは
ないようですけど、甘いものというのはカロリーが高いですね。
そして、過剰なカロリーというのは脂肪として蓄えられます。
肝臓では糖質も脂質も扱っていますので、
過剰な糖質摂取は肝臓に脂肪をつけてしまうことにもなります。
つまり脂肪肝です。
脂肪肝というとアルコールが原因というイメージがありますが、
単にカロリーのとりすぎでもひきおこされます。
そしてそこから肝炎に進行してしまう場合もあります。
また、カロリーのとりすぎが原因ですので、
高血圧や高脂血症、糖尿病なども併せ持つことが多いです。
これはもうメタボリックシンドロームですね。
非常に危険な状態です。
放っておけば肝臓が悪くなるだけでなく、
動脈硬化などで心臓や脳もダメージを受ける可能性がありますので。

肝臓には亜鉛が必須

というより、全細胞にとって必須といって良さそうです。
亜鉛というのは、精力維持のために摂取している人も
いると思うのですが、それは細胞分裂に亜鉛が必須だから
なんですよね。
細胞が分裂するときには遺伝子をコピーするわけですが
そのコピーの際に亜鉛は必須なんです。
肝細胞がいくら再生力が強いといっても、
亜鉛がなければ分裂できないんです。
アルコールなどで肝臓に負担をかけているということは
肝細胞が死んでいるということですので
それだけ再生してもらわないといけません。
そうしないと細胞の代わりに繊維が増えて
いつしか肝硬変ということになります。
だから亜鉛は必須なんです。
さらにもうひとつ。
亜鉛は多くの酵素の構成成分となっています。
アルコール脱水素酵素も、亜鉛がなくては作られません。
つまりアルコールを分解する酵素を作るためにも
亜鉛は必須なんです。
肝臓にとってどれだけ大事なミネラルかがわかります。

肝臓のサプリにはどんなものが?

肝臓のサプリというといろいろあるのですが
その原料を見てみますと、しじみ、にんにく、牡蠣、ウコン
といったものが人気のようです。
しじみはアミノ酸スコア100点ですし、
そのほかオルニチンやタウリン、亜鉛など
肝臓によい成分が豊富ですね。
牡蠣も同様ですが下記の場合は特にタウリンと亜鉛です。
それからにんにくですけど、
にんにくはニオイ成分であるアリシンが
肝臓の解毒を助けると言われています。
メチオニンも含まれていて、
これは脂肪肝予防に役立つと言われますし、
また肝臓から毒素や老廃物を排出する助けになると言います。
ウコンというとクルクミンですね。
クルクミンは胆汁の分泌を促進することで
肝臓の働きを良くするといわれています。
それぞれに長所があるということですね。

肝臓にいい食事とは?

肝臓にいい食事というのは、特別なことはなく、
健康に良い食事を心がけるべし、ということになりそうです。
当たり前のことですが、カロリーは適切にとることと
栄養バランスに気をつけることですね。
過剰なカロリーは脂肪になってしまいます。
肝臓に過剰な脂肪がつくと、それだけで肝臓の負担になります。
このへんはメタボ予防と共通といって良さそうです。
また、肝臓は有害な物質を分解するために働いてくれています。
ということはつまり、有害な物質はなるべく体内に
入れなようにするのが大事ですね。
それでまた肝臓の負担が減るわけですから。
有害な物質というと、すぐに思い浮かぶのはアルコールです。
少しであればかえって健康にいいということですが、
つい飲み過ぎてしまう人はしっかり注意すべきです。
食べ物ではありませんがタバコはやめるべきですね。
これはお酒と違っていいことは何もありません。
有害物質が身体に入ってくるだけです。
そのほか、なるべく無農薬、低農薬のものを選んで食べる
ということが考えられます。
また、腸から有害物質を吸収してしまわないよう、
腸内環境にも気を配ることが大切です。
食物繊維やオリゴ糖、乳酸菌を取り入れるといいですね。

アミノ酸スコアの計算方法

アミノ酸というのは多くの種類をバランスよくとらなければ
なりませんので、その判断のための一つの基準として
アミノ酸スコアというのが考えだされました。
WHOとFAOの委員会で決めたことですが、
計算には7種類プラス2組のアミノ酸を用います。
そしてそれぞれが基準量の何%を満たしているかを計算し、
その最低点をその食材のアミノ酸スコアとします。
基準量はその食材に含まれている窒素1グラムあたり、
何ミリグラム含んでいるべきかで表されています。
計算に使われるアミノ酸は次のとおりです。
カッコ内は基準量です。
バリン(220)、ロイシン(410)、イソロイシン(180)、
トリプトファン(70)、トレオニン(210)、
ヒスチジン(120)、リジン(360)、
メチオニン+システイン(160)、フェニルアラニン+チロシン(390)
仮に、ある食品がリジン以外のすべてのアミノ酸を
基準値の2倍含んでいるけど、
リジンは基準値の半分しか含んでいないとしたら
その食品のアミノ酸スコアは
最低点をとって50点ということになります。

アミノ酸スコア100食品のしじみ

アミノ酸というのは1種類を沢山とっても意味がありません。
色々なアミノ酸をバランスよく取って初めて生きるものです。
そのアミノ酸のバランスを見るための一つの指標として
アミノ酸スコアというのがあります。
これはFAO(国連食糧農業機関)とWHO(世界保健機関)が定めた
必須アミノ酸のうち7種類プラス2組の必要量を
どれくらい満たしているかという数値です。
それぞれ何%満たしているかを計算し、
その最低点がアミノ酸スコアとなります。
つまりスコア100ということは指標とされているすべてのアミノ酸について
100%以上満たしているというわけです。
しじみはそういう意味で、オルニチンやタウリンなど
特定の栄養素で肝臓の役にたってくれるだけでなく、
バランスの良いアミノ酸含有量で、
体全体の役にたってくれます。

しじみのプリン体含有量は?

しじみは肝臓にいいわけですが、
お酒を飲む人は尿酸値が高いという場合も多いですね。
それで、尿酸の元といえばプリン体ですので
しじみのプリン体含有量が気になるところです。
しじみのプリン体ですが、食品全体の中では
少ない方ではありませんけど多い方でもありません。
ほどほどといったところ。
それよりも、アルコール自体がプリン体を作るもとになりますし、
アルコールが分解してできるアセトアルデヒドは
尿酸の排出を妨げます。
結局お酒を飲む人で尿酸値が気になる人は
お酒自体を減らすしかないようです。
尿酸値が高い場合、病院ではクエン酸を用いた薬が
処方されますので、日頃からクエン酸を意識してとっておくと
役立つかもしれませんね。

しじみの錠剤・健康食品として有名なのは

しじみの錠剤や健康食品というのもいくつかありますけど、
最も有名なのは自然食研の「しじみ習慣」でしょう。
これはカプセルなんですが、
しじみの成分を抽出したものではなく、
しじみをまるごと濃縮して作ってありますので、
自然のバランスがそのまま保たれているという
特徴があります。
たしかにしじみにはオルニチンやタウリン、亜鉛など
注目すべき成分が含まれていますけど、
やはり成分単体でと言うよりも、
多くの成分がバランスよく含まれていることで
相乗効果が発揮できるものと考えられています。
その点でしじみ習慣は理想的な製造方法と言えそうです。

しじみの二日酔いへの効果

しじみの二日酔いへの効果を考える場合、
しじみが持っている2つの成分が大事になってきます。
一つは亜鉛ですね。
これはアルコールを分解する酵素の構成成分ですので
なくてはならないものです。
ただ、二日酔いの原因は、アルコールが分解された後の
アセトアルデヒドなんですよね。
そしてアセトアルデヒドの分解には、
しじみの持っているタウリンが役立つと考えられます。
動物実験では、アルコールを投与し続けた結果
血中のタウリンが著しく減ることが確認されています。
ですのでタウリンはアセトアルデヒドの
分解と排出に関係していると考えられているんです。
また、タウリンによって、二日酔いではなく、
酔いの酩酊度自体も抑えられることがわかっています。

亜鉛のその他の効果

亜鉛は肝臓に非常に役立つ物質ということでしたが
それにとどまらず、体全体にとって必須と言えそうです。
なぜなら、亜鉛は約300種類の酵素の構成要素となっているから。
酵素というのは、体内の化学反応を進めるものです。
つまり酵素がなくては、体内でエネルギーも作れないし
体の素材となるタンパク質も作れない、
ホルモンや神経伝達物質も作れないということになります。
そうなっては私たちは生きていけないでしょう。
細胞分裂にも必須ということで、
女性なら美肌のために亜鉛はぜひとも必要と言えますし、
子どもにとっても成長のために必要なものです。
女性の肌ということで言えば、
亜鉛はコラーゲン生成にも欠かせないものです。
また、別名セックスミネラルとも言われます。
つまり生殖能力に関わるミネラルでもあるんです。
そちらが弱くなってきたという人は
亜鉛不足を疑ってもいいかもしれません。
亜鉛が不足すると味覚異常になるというのも
細胞分裂が関係しています。
亜鉛が不足すると味を感じる細胞が増殖できなくなるのです。
また、ナチュラルキラー細胞など免疫システムを担っているのも
これまた細胞ですので、亜鉛が不足すれば
免疫力も下がるということになります。
地味ですが必須の栄養素が亜鉛だったというわけです。

しじみやカキの亜鉛効果

しじみやカキには亜鉛が含まれていて、
この亜鉛が肝臓によいということなんですけど、
一体何がどう役だっているのでしょうか?
まず一つ目として、亜鉛は酵素の素材となるということです。
アルコールを分解する「アルコール脱水素酵素」
というのがありますが、亜鉛はこの酵素の構成成分となっています。
つまり、亜鉛がなければこの酵素もできず、
アルコールを分解できないということになります。
また、肝臓はアルコールなどで傷ついてしまっても
自らの細胞を再生させる能力があるのですけど、
細胞が増えるためには亜鉛が不可欠です。
これは亜鉛が酵素を介して
タンパク質の合成に関わっている上、
遺伝子の複製にも必要な物質だからです。
亜鉛がなければ肝細胞も再生できないということです。
以上のようなことから、亜鉛は肝臓にとって
役立つどころか不可欠のものといえるわけです。

ウコンのクルクミン効果はお酒だけじゃなかった

アルコール関係以外の効果は?

ウコンにはクルクミンという物質が含まれていて、
アルコール代謝を促進するだろうということは、
人間を対象にした実験で確かめられたのでした。
ウコンのクルクミンは肝臓に効果あるのか
でもクルクミンにはそれ以外の力もあると言われています。

クルクミンの抗酸化作用

老化や病気の原因の一つとして大きいと考えられるのが
活性酸素ですが、クルクミンはそれを消してしまう
と言われています。

活性酸素は肝臓にもダメージを与えますので、
このことは肝臓のためにもなるのですが、
それにとどまらず、全身に関係があることですね。

クルクミンの抗がん作用

また、こちらは人間ではなく動物実験ですが、
ある程度の抗がん作用も認められています。
そして動脈硬化を防止することも期待されています。
※メモ
つまり、ウコンというのはお酒を飲む人だけではなく、
どんな人にとっても体に役立つ食品と言えそうですね。
ただ、ウコン自体を食べるというのは
なかなか機会がないでしょうから、
サプリメントを利用するのがお手軽でいいです。

腸肝循環がよくなると肝臓の働きも良くなる

肝臓と腸で有用な物質が巡る

クルクミンは胆汁の分泌を促進するということでしたが
これは言葉を変えて言えば腸肝循環を促進する
ということになります。
腸肝循環というのは肝臓で分泌され、
胆管を通って十二指腸に排出されたものの中から
体にとって必要な物は腸で再吸収され
また肝臓に戻る、というものです。
腸と肝臓の間でいろいろな物質が循環しているんですね。

腸肝循環がよくなれば肝臓も元気になる

クルクミンはこの効率を上げてくれるということで
それによって、肝臓の働きをアップさせてくれる
と考えられています。

ウコンのクルクミンがどのように二日酔いを予防するのか

ウコンは肝臓によいようですが…

実験によって、ウコンに含まれるクルクミンが
肝臓の働きを良くすることは推測できました。
ウコンのクルクミンは肝臓に効果あるのか
ではどのような仕組みで役だっているのでしょうか?

クルクミンが肝臓を活性化するメカニズム

クルクミンは胆汁の分泌を促すと言われます。
この胆汁というのは肝臓で分泌されて
胆管を通って十二指腸から出て行きます。
その働きとして脂肪の消化というのもありますが、
肝臓にたまった老廃物を排出する役割もあります。
つまり、クルクミンは、肝臓の中の
老廃物の排出を促進し、肝臓をきれいに保つ
ことを助けてくれると考えられます。
それによって肝臓の働きを良くしてくれるわけです。
それで肝臓はアルコールの分解も早くできるし
その後にできる二日酔いの原因物質、
アセトアルデヒドの分解も早くできるということになります。
それでクルクミンが二日酔いを予防できると
考えられるわけです。
※メモ
逆に胆管が詰まったりして胆汁の流れが止まってしまうと、
胆管だけではなく、肝臓の障害の原因にもなります。
これによってγGTPが跳ね上がることもあります。
※メモ2
ちなみに、胆汁の流れが滞ってしまった状態を
「胆汁うっ滞」といいます。

ウコンのクルクミンは肝臓に効果あるのか

ウコンの何がいい?

ウコンも肝臓によいとよく言われますよね。
成分としてはクルクミンがよいといわれています。
これに関しては成分としては人間を対象に実験も行われています。

クルクミンと飲酒の実験

クルクミンを飲んだグループと、
クルクミンと偽って他のものを飲まされたグループで
血中アルコール濃度がどれくらい違うか比較したんです。
クルクミンを飲んだあとにお酒を飲みます。
そして1時間後に血中アルコール濃度を調べます。
そうするとクルクミンを飲んだグループの
血中アルコール濃度の平均は、
そうでないグループの8割程度
でした。
クルクミンがアルコール吸収を阻害したとは
考えにくいですので、これはやはり
アルコール分解を促進したと考えることができます。

アルコールだけでなくアセトアルデヒドも

クルクミンが肝臓の働きを良くしていると
推測できますので、アルコールの分解だけでなく
そのあとのアセトアルデヒド、
つまり二日酔いの原因物質の分解も
促進されていると考えられます。
※メモ
それだけでなく、ウコンには抗がん作用があると言われていたり
その他いろいろな健康効果も期待されていますので
ぜひ注目しておきたい食品ですね。

しじみは本当に肝臓に効果があるのか?

もう江戸時代からずっとだそうです。
しじみが二日酔いを治すなんて言われているのは。
それがずっと否定されることなく現代まで続いています。
そして単なる迷信ではなく、現代的な研究によっても
肝臓に役立つことがいろいろわかってきています。
それを以下にまとめてみます。
しじみの成分の中で最も特徴的なのはオルニチンというアミノ酸です。
肝臓はいろいろな毒素を解毒するのですが、
オルニチンは肝臓のアンモニア分解を助けます。
アンモニアはそれ自体毒ですが、エネルギー産出の邪魔をして
体全体が疲労する元になります。もちろん肝臓も疲労します。
つぎにタウリン。二日酔いにはこれが効いているのではないでしょうか。
二日酔いのもとになるアセトアルデヒドの分解を助けます。
また、肝細胞を保護する力もあると言われています。
さらに、胆汁の流れを良くすることで、肝臓全体を元気づけます。
肝臓を助けるビタミンとして、しじみにはビタミンB群も豊富です。
肝臓は糖質代謝、脂質代謝、タンパク質代謝すべてを行いますが
ビタミンB群はそのすべてで必要とされるものです。
ミネラルでは亜鉛が豊富で、これも肝臓の役に立ちます。
肝臓の細胞は再生力が高いのですが、それでも亜鉛がなくては
細胞は再生することができないからです。
メチオニンも含まれています。
メチオニンは肝臓の老廃物の排出を助け、
また脂肪肝予防にも役立つと言われています。
肝臓への効果を期待できるものが、人工的ではなく、
自然の状態でこれだけ含まれているのがしじみなんです。

だからこそ江戸時代からお酒対策に用いられてきたのでしょう。
まさに「日本人の肝臓」にピッタリの食材です。
自然のバランスを大切にしつつ凝縮した
しじみのサプリメントも人気があります。

にんにくはデザイナーフーズピラミッドの頂点に立っている

ニンニクががんを防ぐ!?

健康に役立つ食材といってもいろいろな見方があり、
それによって「何が一番」かは変わってくるものですが、
一つの参考になるものとして「デザイナーフーズピラミッド
というのがあります。
これは20世紀末にアメリカの国立がん研究所が、
がん予防に役立つ食材を調査して、役立つ順番に
ピラミッド状に並べたものです。
そしてその頂点に置かれたのがニンニクだったんです。
まあ、これには異論もあるでしょうけど、
非常に健康に役立つ食材であることは確かでしょうね。

ニンニクについでキャベツ!?

参考までに、ニンニクに続く、食材を挙げてみますと・・・
・キャベツ
・甘草
・大豆
・しょうが
・セリ科の野菜(人参、セロリなど)

日本人としては「玄米はもっと上じゃないの?」
なんて突っ込みたくなりますが、
まあアメリカ人の研究だから仕方ありません。
それから最近の研究に基づくなら、
ブロッコリーももっと上でもおかしくありません。
20世紀末の研究ですからね。
※メモ
ただアメリカでもブロッコリーが
体にいいということは認識されていて
親が子供にむりやりブロッコリーを食べさせるせいで
子供がブロッコリー嫌いになる、という話まであります。
キャベツと近い野菜、アブラナ科の野菜ですね。
アブラナ科の野菜にはイソチオシアネートという物質が
含まれていて、これが体の役に立ちます。

にんにくの効果は結局…

アリシンの効果

ニンニクで大事なのはアリシンという物質でしたね。
ニンニク中に存在するときはアリインという物質なのですが
ニンニクの細胞を潰すと酵素と反応してアリシンになります。
その期待される効果をまとめてみましょう。
・肝臓から有害物質を排出し肝臓を守る
・ビタミンB1と結合して吸収性を飛躍的に高める
・動脈硬化を予防する
・高血圧を予防する
・糖尿病を予防する
・血栓を減らす
・筋肉の疲れを改善する

以上のようなものがあります。

メチオニンの効果

またニンニクにはメチオニンも含まれていますが
メチオニンは肝臓の老廃物の排出を促進し、
また、脂肪肝も防いでくれるということでした。
ただ、弱りすぎた肝臓の持ち主が
大量に摂取すると毒になるということでした。

また、メチオニンに期待できるその他の効果として
以下のようなものがあります
・コレステロールの調整
・アレルギーの予防
・うつ病の改善
・精神分裂病の改善
・パーキンソン病の改善

以上のように、にんにくには
非常に多くのことが期待できると言えます。
※メモ
斎藤一人さんが著書の中で、
うつ病になった人は焼き肉を沢山食べるといいと
お書きになっていましたが。
焼き肉というとにんにくをたくさん使いますが、
その中に含まれているメチオニンは
うつ病の改善も期待されるのですね。
また、肉類にはトリプトファンも多く含まれていて、
これはセロトニンの原料になります。
セロトニンというと心の安定に欠かせない物質ですので
これまたうつ病改善には良さそうです。
斉藤さんの仰っていることは
栄養的にも正しいということですね。

ニンニクのアリシン 抗酸化作用

老化、病気の元凶を殲滅!

にんにくに含まれるアリシンですが、
抗酸化作用もあるという実験結果があります。
血管の細胞での実験です。
実験結果によると、アリシン自体に抗酸化力がある
というものではなく、抗酸化物質である
グルタチオンを増加させる
というものでした。
※メモ
グルタチオンは体内にある抗酸化物質の中でも
とりわけ重要なものだと考えられています。

アリシンで抗酸化

抗酸化というのは活性酸素を取り除くことです。
活性酸素は、私たちの体の細胞や遺伝子まで傷つけることで
老化や病気の元凶となると考えられています。
ですので抗酸化というのは重視すべきテーマなんです。

アリシンは筋肉でも抗酸化作用

もう一つ、筋肉での実験でも、筋肉の抗酸化力を
高めるという結果が出ています。
そして、筋肉細胞が壊れていることを表す
クレアチンキナーゼの数値の増加も抑制することから、
筋肉の疲れも防止すると考えられました。

にんにくのアリシン 動脈硬化、高血圧、糖尿病への効果

にんにくの健康効果に関する実験

にんにくは元気が出る食材として昔から有名ですけど、
現代的な研究によって何がどう影響しているのかが
いくらか解明されています。
そのうち、肝臓への影響と、ビタミンB1利用への影響に
ついては既に書きました。
ということでここではそれ以外の効果について見てみましょう。

にんにくと動脈硬化、高血圧

ラットによる実験ですが、例によってハイカロリーの餌を与えて
メタボになってもらったラットです。
このラットにニンニクエキスを与え続けたところ、
動脈硬化の原因といわれるNADPHオキシダーゼの増加が抑えられました。
ということで動脈硬化予防に役立つと期待できます。
また、ラットの血圧が抑制されるという結果も出ました。

にんにくと糖尿病

次に、今度はうさぎですが糖尿病になってもらいました。
そしてニンニクのアリシンを与え続けたところ、
血糖値の上昇が抑制されました。
ということで、糖尿病予防も期待できるということになりました。
※メモ
それにしても、人間の実験のために、
メタボにされたり高血圧にされたり糖尿病にされたりと
ネズミは大変ですね・・・。

メチオニンの効果と副作用

脂肪肝を防ぐ必須アミノ酸

メチオニンというのは私たちの体ににとって必要な
必須アミノ酸の一つで欠かすことはできない栄養素です。
これはにんにくに含まれている重要な成分でもあります。
また、肝臓のためにも非常に役立つと考えられています。
特に脂肪肝を防いだり、老廃物を排出したりという
作用があるといわれています。
肝臓によいということで、昔は肝臓の病気に人に対して
薬としても用いられていました。

しかし、毒になることも

ところがあとになって、肝臓病が進んで、肝機能が衰えた人にとっては
メチオニンは毒になってしまうということがわかりました。
メチオニンの一部が毒に変化し、体内に取り込まれるのですが、
健康な人なら肝臓が問題なく解毒してくれるところ、
肝臓が非常に弱っている人はそうはいかないんです。

ただし肝臓がボロボロの時だけ

ですが、そのレベルになるのは
肝臓自体が病気で非常に深刻な状態の時です。
血液検査の数値が少し高めなんだけど・・・程度で、
にんにくを食べて大丈夫かなんて心配は要りません。
もちろんものには限度があります。
いくら健康であっても同じ物を非常識に食べ過ぎると
健康を害するに違いありません。
毎日お茶碗いっぱいのすりおろしニンニクを食べるとかね。
※メモ
これ以外にも、鉄分は肝臓が非常に弱っている場合には毒となります。
鉄自体、体には必要なものなのですが、
過剰になると毒になるという取り扱い注意の物質です。
肝臓が元気であれば、肝臓で生み出される物質によって
鉄の吸収がブロックされ、過剰にはなりえません。

アリシンはビタミンB1とも結びつく

ビタミンB1を超強化

アリシンは肝臓を助ける働きがあると考えられるのですが、
ビタミンB1と協力して体全体のためにも役だってくれるようです。
ビタミンB1は糖代謝のために必要なものですけど、
水溶性で壊れやすく、すぐに排出されてしまいます。
必要以上に摂取しても吸収されずに出て行ってしまうんです。
ところがこのビタミンB1がアリシンと結びつくと、
アリチアミンという物質になって、どんどん吸収されるようになります。

そして体内で必要に応じてビタミンB1に戻るんです。

エネルギー充填、120%

B1は糖代謝のために働くと書きましたが、
これは簡単に言うと糖からエネルギーを取り出すという作業です。
つまりアリシンとB1を一緒にすると、
B1が体内にどんどん取り込まれることでエネルギーが生まれやすくなり、
疲れにくくなる
ということですね。
疲れをとってくれる働きもあるでしょう。

肝臓にもエネルギーを

もちろんこれは肝臓の役にも立ちます。
肝臓だって働くためにはエネルギーが必要なんですから。
ちなみに上記アリチアミンの誘導体としてアリナミンというのがあります。
こちらはビタミン剤としては有名ですね。
アリナミン→アリチアミン→ビタミンB1
と変化するというわけ。
※メモ
誘導体というのは、体内で必要な物質に変わってくれるという
便利なものです。
たとえばビタミンC誘導体が有名ですよね。
ビタミンCはそのままだと壊れやすいですし、
すぐに体外へ排出されてしまいますが、
誘導体の形にすると壊れにくくなり、かつ体内にとどまって
必要に応じてビタミンCに変わってくれるというわけです。

にんにくのアリシンは肝臓に効果ありしん?

ニンニクで元気になるというのは迷信?

にんにくというと昔から精がつく食べ物なんて言われていますけど、
これは別に昔の人の迷信とかではなくて、
現代科学でもわかってきていることなんです。

ニオイが効く

たとえばにんにくに含まれているアリシン。
正確には、最初から含まれているわけじゃなくて、
にんにくを傷つけることで生成されるものですけど。
アリインという物質に酵素が働きかけてできます。
まああのにんにく独特のニオイのもとですね、アリシン。

AST、ALTが下がった!

これが肝臓の働きを助けるというのですけど、
実験結果としてはラットを使ったものがあります。
わざわざ脂肪をいっぱいとらせてメタボ状態にしたラット
アリシンをとらせてみたそうです。
すると、ASTもALTも数値が下がったのですね。
それでアリシンは肝臓を守る効果があるんじゃないかと
推測されるわけです。

有害物質の分解も

また、有害な物質と結びついてその排出を助けたり、
解毒酵素を助けて発がん物質を抑制したりする
ということも言われています。
※メモ
アリシンというのは元々、ニンニクが自らを守るための物質で
抗菌効果に優れています。
ニンニクが傷つけられると、酵素とアリインが混ざって
ニオイ物質アリシンが生み出され、それがニンニクを
雑菌から守ります。
うまくできていますね。
そしてそれが人間の役にも立つというのが面白いところです。