活性酸素の原因と除去~抗酸化物質を食品からとる

活性酸素とは~簡単にわかりやすく言うと?

活性酸素が老化や病菌の一大原因とはよく聞く話です。
でもそもそも活性酸素って何?と聞かれると、
困ってしまうのではないでしょうか。

Wikipediaなんかの説明を読んでも、
専門用語が並んでいるだけでさっぱりですし。^^;

活性酸素を簡単に言うと

活性酸素を簡単に言うと、

「変身して凶悪になった酸素」

ということになります。

いちおう、4種類の活性酸素があって、
酸素が少しだけ変化したものもあれば
他の物質と結びついたものもあります。

で、どれも酸素原子を含んでいます。

まあでもそんなのは細かい区別ですので、
とにかく凶悪なものに変身した酸素と思っておけばよさそうです。

活性酸素は避けられない

それで、私たちは酸素を呼吸しないと
生きていけないわけですけど、

酸素を呼吸して活動する限り、
その一部は必ず活性酸素になってしまいます。

ですのでどうやってもその発生は避けられません。
まさか、息を止めるわけにはいきませんし。^^;

で、発生が避けられないのに、
この活性酸素って凶悪なんですね。

活性酸素は細胞を傷つけてしまうんです。
細胞の中にある、大切な遺伝子も傷つけてしまいます。

だから活性酸素は、病気や老化の一大原因と目されているわけです。

活性酸素を除去する仕組みも…

ただ、避けられないだけに、
私たちの体にはちゃんと、この活性酸素を
取り除く仕組みも備わっています。

カタラーゼやスーパーオキシドディスムターゼ、
ペルオキシダーゼなどの酵素がそうですね。

これらが、私たちの体の中にある、
毒を消す薬というわけです。

しかし、困ったことにこの薬、
年齢とともに減っていってしまうんですよね。

活性酸素対策=病気予防、老化防止

それで、活性酸素の害が防ぎにくくなって、
細胞がどんどん弱っていきます。

その結果、老化が加速したり、病気が増えたりしてしまうわけですね。

ですので、年齢が進むほど、
活性酸素を消してくれる物質、つまり抗酸化物質を
意識して摂取しなければならないということになります。

また、ただ呼吸しているだけで活性酸素は発生してしまうのですから、
それ以上積極的に増やすことは避けたいですね。

以上のような活性酸素対策は
アンチエイジングや病気の予防にとって
一つの大きなポイントといえるでしょう。

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活性酸素の原因

それで、活性酸素は、いろいろな病気や
老化の原因になるということでしたね。

なのでアンチエイジングや病気の予防のためには
活性酸素を予防することが大切なのですが・・・

予防のためにはその原因を知る必要があります。

ということで今回は、活性酸素の原因について
見ていきたいと思います。

激しい運動は健康のため・・・にならない

まず、活性酸素は、私たちが酸素を呼吸して生きる限り
避けられないものということでしたが、

ということは、大量に酸素が必要になることをすれば
活性酸素もそれだけ多く発生するということになります。

つまり、激しい運動は活性酸素を
大量に発生させてしまいます。

体を鍛えれば健康になって、寿命が延びると考えがちですが
それもやりすぎてしまうと逆に寿命を縮めてしまうというわけです。

もちろん、若いうちは活性酸素を除去する力も強いので
大丈夫なのですけど、年を取ってからは要注意ですね。

紫外線のダメージは大きい

次に、お肌の大敵である紫外線ですが、
これはそれ自体肌を傷つけるだけでなく、活性酸素も発生させてしまいます。

紫外線の刺激だけでなく、紫外線によって生み出される
活性酸素によっても肌は老化してしまうというわけですね。
なので紫外線によって肌細胞は二重のダメージを被ることになります。

細菌で活性酸素が増える?

外部から細菌などの異物が体に入り込んだときも
活性酸素は増えてしまいます。

これは、体内の白血球などが細菌を退治するための武器として
活性酸素を用いるためです。

その点で活性酸素は役に立っているのですが、
強すぎる武器ですのでまわりの健康な細胞も傷つけてしまいます。

細菌が多くなりすぎると活性酸素も多くなりすぎるわけですから
その被害も大きくなってしまいます。

ニキビによる肌の炎症などはわかりやすい例ですね。
毛穴でアクネ菌が増殖し、それを退治するために活性酸素が用いられます。
でもそれによって、ニキビが炎症を起こしてしまうというわけです。

そしてその炎症が繰り返されると、
メラノサイトが刺激されて色素沈着が起こってしまうのでしたね。

有害物質はそれ自体有害なだけではない

また、細菌以外の有害な物質、化学物質などですが
これも体内に取り込まれると活性酸素を増やしてしまいます。

その代表的なものとしてはタバコがありますね。
タバコは万病の元ですし老化も早めてしまいます。

過度なアルコール摂取もこれに当てはまりますし、
汚染された環境も、活性酸素の原因となります。

これは、有害な物質を体内で分解しようと活発に化学反応が起こるからで、
その過程で活性酸素も生み出されてしまいます。

有害な物質を分解するのは肝臓の役割ですから
特に肝臓に負担がかかってしまいますね。

ストレスも原因となる

あと、ストレスも活性酸素の原因となります。
これは精神的なストレスも原因となってしまいます。

精神的なストレスで活性酸素が増えてしまうというのも
不思議な話ですが、そのメカニズムはまた別の機会に
お話しようと思います。

以上のように、活性酸素の原因となるものは
非常に多いわけですね。

なので、こういう原因を取り除くことはもちろん大事ですが
それをした上でさらにできてしまった活性酸素を除去する工夫も
大事になってきます。

 

活性酸素の除去

ただ、活性酸素の原因となるものは非常に多いですので
完全に防ぐということはできないということでした。

そこで、できてしまった活性酸素を除去することも大事なんです。

そのためにはどんな方法があるのか・・・

ポリフェノールとカロテノイド

まず、食品から活性酸素を除去する物質、
つまり抗酸化物質をとるというのが最も一般的な方法です。

活性酸素は人間だけでなく、他の生物の害にもなるものですので
自然界には抗酸化物質を持つ生物が多いんです。

とくに、成長するために日光に当たらざるを得ない植物は、
紫外線によって発生する活性酸素を除去するために
抗酸化物質を持っていることが多いです。

そしてそういうものを食品として、
ありがたく利用させてもらおうというわけですね。

そういう植物が持つ抗酸化物質としては
ポリフェノールとカロテノイドが有名です。

どちらも植物の色素ですね。
緑黄色野菜がいいといわれるのはこれ故ということになります。

野菜だけでなく色の濃い果物も役立ちますし、
緑茶やコーヒーも大いに役立ってくれます。

カロテノイドはベータカロテンなど、耳にしたことがあると思います。
これも緑黄色野菜に含まれていますね。

また、トマトの赤い色素であるリコピンも有名です。
植物ではありませんが、鮭のピンク色の色素として有名な
アスタキサンチンも強力な抗酸化物質です。

ビタミンとミネラル

次に食品から取ることができる抗酸化物質として
ビタミンやミネラルも忘れてはなりませんね。

特にビタミンAとCとEが有名なので「ACE(エース)」と
まとめて呼ぶこともあります。

このうちビタミンAは上記のカロテンが体内で変化してできるものです。

ビタミンCはこれまた上記の野菜や果物でとることができますね。
ただ、壊れやすいビタミンですので、サプリを利用するほうが
効率的といえそうです。

ビタミンEはすじこやキャビア、いくら、たらこなど
魚のたまごに特に多く含まれています。
また、あゆやうなぎ、いわし、たい、はまちなどの魚類にも多いです。

次にミネラルですが、活性酸素に役立ってくれるミネラルとしては
亜鉛とセレンが有名です。

亜鉛は牡蠣や豚レバー、牛肉や卵黄に多く含まれていますが
体内で生成される抗酸化酵素であるSODの材料となります。

セレンも抗酸化酵素であるグルタチオン・ペルオキシダーゼの
働きに欠かせないミネラルとなっています。

手軽に摂取できるのは?

さて、以上のことから考えて、
抗酸化物質を手軽にとることができる食品を挙げるとするなら、
まずは色の濃い野菜や果物ということになりますね。

ポリフェノール、カロテノイド、ビタミン類など
これだけだけでいろいろな抗酸化物質を補給できます。

それから緑茶やコーヒーも手軽に取れるのでよさそうです。

あとは魚や肉、卵などを適度に食べればよさそうですね。

抗酸化作用のある化粧品~抗酸化物質を肌から吸収

老化防止には活性酸素対策が大切で、
そのためには抗酸化物質をとることも大事という話でした。

となりますとやはり、食品から取るだけでなく、
美肌のために肌に直接つけてはどうかと考えるのが普通です。

それで、抗酸化作用のある化粧品はないのかというわけですね。

抗酸化物質が配合された化粧品は、実はありふれています。

美白化粧品によくみられるビタミンC誘導体

たとえば美白用化粧品というのがありますけど、
これにはビタミンC誘導体が配合されていることが多いです。

これはもちろん美白成分として配合されているわけですが、
ビタミンCというのは抗酸化物質の代表のようなものですよね。

それが「誘導体」という壊れにくく肌から吸収されやすい形
配合されています。

なので抗酸化作用のある化粧品を探す場合は
美白化粧品を見てみると見つけやすいということになります。

またそういう化粧品にはビタミンCとともに
これまた抗酸化物質として有名なビタミンEもいっしょに
配合されているものもあります。

有名なものではロート製薬のオバジCシリーズがありますね。

アスタキサンチン配合のアスタリフト

ビタミン類以外の抗酸化物質が配合されている化粧品で
有名なものに、富士フィルムのアスタリフトがあります。

松田聖子さんのコマーシャルで有名になったものですね。

これは名前からなんとなくわかりますけど、
カロテノイドの一種であるアスタキサンチン
それからリコピンも配合されています。

アスタキサンチンというのは鮭のピンクでおなじみの色素です。
リコピンはトマトの赤い色素ですね。

どちらも、ビタミンCやEよりはるかに強力な抗酸化物質です。
抗酸化作用を重視するならアスタリフトのシリーズに
注目してもよさそうですね。

フラーレン配合のドクターシーラボ

また、フラーレンという抗酸化物質も注目されていて
フラーレンを配合した化粧品というのもあります。

フラーレンは炭素でできているのですけど
抗酸化力が強いということで注目されるようになりました。

有名なところではドクターシーラボの「VC100ポアホワイトローション」
などがあります。名前からわかるとおりビタミンC誘導体も配合されていますね。
ビタミンC誘導体の中でも浸透力の高いAPPS配合となっています。

ドクターシーラボの化粧品にはフラーレン配合のものが多いようです。

ただフラーレンは抗酸化力という点だけ取ってみると、
上述のアスタキサンチンよりは弱いといわれています。