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肝臓に良いビタミンB群

もちろんどのビタミンであれ、
健康な肝臓の役には立つのですけど
特にビタミンB群は肝臓にとって必要と言われます。
肝臓ではいろいろな代謝が行われるわけですが
ビタミンB群はその代謝に不可欠だからです。
例えばビタミンB1は糖質代謝に不可欠ですね。
B2は脂質代謝や糖質代謝に必要です。
ナイアシンとパントテン酸は
糖質、脂質、タンパク質すべての代謝に関わります。
B6は脂質とタンパク質の代謝に必要です。
イノシトールは脂肪肝の治療にも用いられます。
ビオチンも三大栄養素の代謝のために働きます。
以上のものはすべてビタミンB群なのですけど
いかに肝臓のために役だってくれるかが
わかると思います。

肝臓の場所、部位

そもそも肝臓ってどのへんにあるの?
ということですね。
これは自分から見てお腹の右側といえばいいでしょうか。
体の前面には、肋骨があるのがわかると思います。
触ってみてもわかりますよね。
その、右側の肋骨の、いちばん下の一本、
そのすぐした辺りが肝臓と考えれば良さそうです。
ただこの辺りが痛いからといって、
肝臓の病気とは限りません。
なぜなら肝臓は「沈黙の臓器」、
異常があっても何も感じないことが多いんです。
この辺りが痛いというのは、
実は肝臓が悪いのではなくて、
近くの胃とか腸が痛んでいることのほうが
多いようですね。
肝臓関係で痛みが大きいというと
胆管結石がありますけど、
この痛みの場合は激烈で、
右肩の方まで痛むと言いますので
違いは明らかだと思います。

肝臓と自律神経失調症

自律神経とはその名の通り、
私たちの意思に関係なく自律的に
身体を制御してくれるものです。
もちろんこれは肝臓の働きにも関わっています。
自律神経には交感神経と副交感神経があります。
そして肝臓は副交感神経が働くことで
動きが活発になります。
自律神経失調症というのは、
この交感神経と副交感神経の切り替えが
うまくできなくなることです。
たとえば交感神経優位の状態が続くと、
心臓は過度に働いて疲れてしまいますが
肝臓は働き自体が悪くなってしまいます。
その結果、肝臓で行われる代謝や解毒が
不十分になって、疲れやすくなるなどの変化が
身体に表れることになります。
自律神経失調症の原因としては
ストレスや更年期などがあるということですので
それに当てはまる人は注意が必要ですね。
逆に、肝臓が悪くなることで
代謝が悪くなり、体内の有害物質が増え、
自律神経が狂ってしまうということも
あるかもしれませんね。
そうすると悪循環が始まってしまいそうですね。

肝臓が悪いと汗は?

肝臓の病気になると
汗に何らかの変化が見られるのでしょうか?
まず、肝臓は沈黙の臓器というくらいですので
たとえ異常があってもその徴候が見られないことが多いです。
ですので、汗に明らかな変化が見られるなら
それはかなり病状が進んでいる可能性があります。
ではどんな変化が?
肝臓ではアンモニアを分解して
無害な形にして排泄できるようにします。
しかし肝臓の働きが非常に弱ってきますと
この毒であるアンモニアの分解すら
十分にできなくなります。
アンモニアの臭いといえば・・・尿の匂いですね。
それで、汗まで尿のような臭いになってきます。
しかしこうなりますと、
肝臓の状態は深刻であると考えられますので
急いで病院に行く必要があります。
もちろん、尿を作るのは腎臓ですので
腎臓の異常も考えられますね。

肝臓を温めると肝機能アップする?

健康法として肝臓を温めるという方法がありますね。
まあ夏はあんまりやる気はしませんけど、
寒い時期にはよさそうです。
方法は簡単で、カイロを肝臓が位置する部分に
20~30分貼り付けておくというもの。
肝臓の位置というのは、自分から見て右側の肋骨の
下の部分ですね。ここに貼り付けるわけです。
これで肝機能が向上して、肝臓関係の数値が
改善されるだけでなく、肥満防止にも役立つと言います。
なぜそんなことが期待できるのでしょうか?
肝臓は「化学工場」と呼ばれることがありますが、
代謝や解毒など、いろいろな化学反応が
進められているところなんですよね。
この化学反応に必須の物質が酵素です。
肝臓では多くの酵素が働いています。
ガンマーGTPもASTもALTもみんな酵素です。
そしてこの酵素が働くためには、
一定の温度が必要なんです。
低温になってしまうと働きが悪くなってしまいます。
それで肝臓を温めると、酵素が働きやすくなって
肝機能もアップするというわけです。
もちろん血行が良くなるなどの理由もあるでしょうね。

肝臓病と「こむら返り」「足がつる」症状

「足がつる」原因としては、運動不足とか疲労なども
考えられますけど、何かの病気が原因になっていることもあります。
その一つが肝臓の病気です。
肝臓には解毒の働きがあるんですが、
肝臓が弱ってくると、解毒の働きも衰えて、
体内のミネラルバランスも崩れてしまいます。
一方筋肉の運動にはミネラルが必要とされるのですが、
上記の理由でミネラルのバランスがおかしいと、
筋肉の収縮も狂ってしまうということになります。
それが「こむら返り」という形で出てくるのは
この部分がつりやすい部分だからです。
ですので、他の部分、たとえば肩がこりやすくなったり
ということは十分考えられます。
こむら返りにかぎらず、筋肉がつりやすくなった、
しかもなんだか疲れやすくなった、という場合は
一度病院で診てもらったほうが安心ですね。
ちなみに、西日本では「こぶら返り」ということも
あるそうですね・・・

ネフローゼ症候群の原因と症状

血液検査で肝臓関係の数値が異常を示した場合、
それは肝臓の異常ではなく腎臓の異常であることもあります。
特に血清蛋白関連の数値の場合がそれにあてはまります。
その時に出てくる腎臓の病名として
ネフローゼ症候群というのがあります。
これは簡単に言うと腎臓の濾過機能が異常になっていて、
タンパク質がどんどん尿として排泄されてしまう
というものです。それで体内でタンパク質が不足します。
原因としては腎臓自体の病気の他に
糖尿病や膠原病なども考えられます。
症状としては蛋白尿が顕著で浮腫も見られます。
血中のタンパク質が不足してしまうことで
血液が薄くなって、水分が血管外に出てしまって
いろいろな場所がむくんでしまうということですね。
それから体が非常にだるかったり、無気力になったり、
腹水が見られることもあります。
これもタンパク質が不足しているということで
起きることですね。

アルブミンの正常値

アルブミンというのは血中のタンパク質ですが、
血清蛋白というのはアルブミンとグロブリンの
2グループに大別することができます。
そしてアルブミンの数値をいうのは、
まず全体の総タンパクの数値で問題になり、
つぎにアルブミンとグロブリンの比率である
A/G比で問題になります。
総タンパクの正常値は6.7~8.3g/dlとなっています。
そしてA/Gの正常値は1.1~2.0となっています。
A/G比が2を超えるということはアルブミンが
グロブリンの2倍を超えて存在するということで
アルブミンの数値が高値だということになります。
この場合はグロブリンが少なすぎるということで
低ガンマグロブリン血症が考えられます。
これは先天性の場合もありますし、
がんやエイズなどの影響ということもあります。
免疫機能が弱っている状態で感染症にかかりやすくなります。
逆にアルブミンが少なすぎる場合は、
肝臓の障害が考えられます。
または膠原病や関節リウマチ、
感染症やネフローゼ症候群も考えられます。

アルギニンの副作用と摂取上限

アルギニンは肝臓だけでなくいろいろと体の役にたってくれる
ということがわかっているのですが、気になるのは摂取上限ですね。
過剰になるとなにか悪いことはあるのかということです。
まず、摂取上限については、大人であれば1日20g程度と言われています。
子供の場合は体重1キロあたり0.4グラムと言われています。
アルギニン過剰の場合の副作用については
それほど深刻なものはないようですが、
腎臓が悪い場合には避けたほうがよいという噂もあります。
ただ、腎臓の病気に関しては
アルギニン摂取によって改善されたという
実験結果もありますので適量ならむしろよいのでしょう。
どちらにしても過剰になるのは避けたほうが無難ですね。
下痢などの副作用もあると言われています。
これはpHが調整されていないアルギニンのサプリメントを
飲んだ場合のことです。
アルギニンはアルカリ性ですので、
これをたくさん飲み過ぎると、消化不良になるということですね。
ですのでサプリメントを買うときは
クエン酸などでpHが調整されているものを
選ぶようにしましょう。

アルギニンの肝機能への効果、脂肪肝改善

アルギニンの肝機能への効果は
動物実験でも確かめられていますし
ヨーロッパでは肝臓の病気の治療にも使われています。
ではなぜアルギニンが肝臓によいと考えられるのか・・・
アルギニンは体内で一酸化窒素に変化するのですが
この一酸化窒素が肝細胞を保護すると考えられています。
実験では、アルギニンを与えたラットの
AST、ALT、ALP、ビリルビンなどの数値は下がり、
肝細胞の炎症も改善されました。
しかし一酸化窒素が生成されない状態にすると
肝臓の状態は悪化したそうです。
また、アルギニンはオルニチンと同じように
肝臓がアンモニアの分解をすることも助けますので、
体内の毒を減らすこともできます。
また、成長ホルモンの分泌を促すことで
脂肪の燃焼を促進して、脂肪肝の改善にも
役立つと考えられます。
アルコール性肝炎についても動物実験によって
改善されるという実験結果が得られています。
ですのでアルギニンは肝臓に対しては
非常に期待が大きいアミノ酸と言えそうです。

アルギニンの効果

しじみはアルギニンもオルニチンも持っているわけですが
アルギニンのほうがより働きが多いということでした。
ではどんな働きを持っているのでしょう?
肝機能を改善する働きがあると言われますが
それについては別ページで詳しく取り上げようと思います。
成長ホルモンの分泌も促します。
これによって、筋肉や骨を維持できたり、
美肌のために役に立ったり、
脂肪燃焼によってダイエットの役に立ったり
ということが考えられます。
また、免疫力を高めたり、抗酸化作用もあると
いわれていますので、病気の予防や
アンチエイジングにも役立ちそうです。
それから血管や血流も改善すると言われています。
これは脂肪を燃焼させることで、
コレステロールや中性脂肪を減らして
動脈硬化を防ぐということが考えられます。
また、糖尿病や高血圧に対しても
良い影響が期待できます。
つまりはメタボの症状すべてに対して
良い効果が期待できるということですね。
それだけでなく脳にも良い影響があるという報告もあります。

アルギニンとオルニチンの関係

しじみに含まれるオルニチンは、肝臓のアンモニア分解を助けることで
体内の有毒物質を除去し、また成長ホルモンの分泌を助けることで
脂肪肝の改善にも役立つということでした。
さてこのオルニチンですが、実は同じアミノ酸である
アルギニンが変化してできるものでもあるんです。
そしてアルギニンのほうがオルニチンよりも
はるかに多くの働きがあるとも言われます。
ちなみにしじみにはオルニチンだけでなくアルギニンも
含まれています。
それぞれの働きを見てみますと、
オルニチンの持っている働きは
すべてアルギニンも持っています。
そしてアルギニンはさらに別の働きも持っています。
ですので、アルギニンがオルニチンに変化することも考えますと、
どちらか一方をとるとするなら前者ということに
なりそうですね。
ただ、両方とったほうが効果が高まるといわれますので
両方を含んだしじみは非常に都合がいいということになります。
ちなみにアルギニンはオルニチンに変化しますが、
そのオルニチンはシトルリンに変化します。
さらにシトルリンは元のアルギニンに戻ります。
つまりサイクルを形成しているというわけです。

オルニチンの肝臓への効果~ガンマGTPを下げる

しじみに含まれるオルニチンは
アンモニア分解に関わるだけではない、
という実験結果があります。
オルニチンは肝臓でのアンモニア分解を促進することで
肝機能を助け、全身から毒物を減らすことで健康の役に
立ってくれるということは以前書きました。
しかし、肝機能の状態を表す数値である
ASTやALT、ガンマGTPにも影響することが
実験によってわかったんです。
実験では上記の数値が高い人を2グループにわけ、
一方にはオルニチンを、他方にはプラシーボ(偽薬)を
摂取してもらうことにより行われました。
その結果、オルニチン摂取グループの方が
AST、ALT、ガンマGTPすべてにおいて
低下するという実験結果が得られました。
では、どういうメカニズムでそうなると
考えられるのかといいますと・・・
オルニチンは体内で成長ホルモンの分泌を助けます。
そうすると体内で脂肪が燃えやすくなるわけですね。
その結果、脂肪肝が改善されて、
肝機能も改善されるのではないか、と考えられています。

肝臓とアンモニアとオルニチン

アンモニアというと尿を思い浮かべ、腎臓との関係が
想起されるかもしれませんけど、肝臓との関係のほうが
より深いようです。
アンモニアは体内でのタンパク質代謝の結果作られるものですが
これ自体は人体にとっては毒なんですね。
だからそのまま血液にのって全身を回られると困るんです。
それで人体の化学工場たる肝臓がこのアンモニアを分解して
安全な尿素に変えてくれます。
これを腎臓が濾しとって、体外へ排出してくれるというわけです。
アンモニアが分解される際、オルニチンというアミノ酸が
活躍してくれます。
アンモニアオルニチン回路と言ったりします。
そしてそのオルニチンはしじみに特にたくさん含まれています。
ですので、しじみは肝臓によいといわれるわけです。
ただ、しじみは他にも肝臓によい物質を
たくさん持っているのですごいのですけどね。

肝硬変と肝性脳症の原因

肝硬変が悪化しますと、肝性脳症と言って
脳に障害が出てくることが多いです。
肝性脳症の原因としては、
肝硬変の結果、肝臓でアンモニア等の毒物が分解されなくなってしまい
それが脳にダメージを与えるからだと考えられています。
また、通常は血液脳関門が脳へ毒物が入り込むことを
シャットアウトしてくれるのですが、肝硬変を患うと
その機能も弱まってしまうようです。
また肝硬変を患っていると、便秘程度のきっかけでも
肝性脳症が引き起こされてしまうことがあります。
肝性脳症は、昏睡度によってその症状の重さが
分類されています。昏睡度には5段階あります。
レベル1
睡眠リズムが逆転する。躁鬱質になる。だらしなくなる。
レベル2
言動がおかしくなる。場所や時間がわからなくなる。
レベル3
ほとんど眠っているが、ときどき興奮状態、せん妄状態になる。
レベル4
意識を失う。痛みには反応する。
レベル5
まったく反応しなくなる。

非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)とは

脂肪肝はアルコールだけが原因ではないという話でしたが、
ようするにカロリーのとりすぎで肝臓に脂肪がついてしまうわけです。
この状態は脂肪肝ですね。
しかし脂肪というのは過酸化脂質になったり
脂溶性の毒物の貯蔵庫になってしまったりして、
肝臓に負担をかけてしまいがちです。
さらに、この細胞をミトコンドリアが
消費しまくることで、バーンアウトという
細胞が疲れきってしまう現象が起きます。
以上のことから、脂肪肝が細胞の炎症に
つながることがあります。
この炎症を非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)といいます。
まあ、カロリーのとりすぎでおこった脂肪肝が原因になって
引き起こされた肝炎ということですね。
そしてこれは軽視していいものではありません。
放っておけば肝硬変さらには肝臓がんに
進行する可能性もあるからです。

肝臓は甘いものでダメージを受ける?

甘いもの自体が肝臓にダメージを与えるということは
ないようですけど、甘いものというのはカロリーが高いですね。
そして、過剰なカロリーというのは脂肪として蓄えられます。
肝臓では糖質も脂質も扱っていますので、
過剰な糖質摂取は肝臓に脂肪をつけてしまうことにもなります。
つまり脂肪肝です。
脂肪肝というとアルコールが原因というイメージがありますが、
単にカロリーのとりすぎでもひきおこされます。
そしてそこから肝炎に進行してしまう場合もあります。
また、カロリーのとりすぎが原因ですので、
高血圧や高脂血症、糖尿病なども併せ持つことが多いです。
これはもうメタボリックシンドロームですね。
非常に危険な状態です。
放っておけば肝臓が悪くなるだけでなく、
動脈硬化などで心臓や脳もダメージを受ける可能性がありますので。

肝臓には亜鉛が必須

というより、全細胞にとって必須といって良さそうです。
亜鉛というのは、精力維持のために摂取している人も
いると思うのですが、それは細胞分裂に亜鉛が必須だから
なんですよね。
細胞が分裂するときには遺伝子をコピーするわけですが
そのコピーの際に亜鉛は必須なんです。
肝細胞がいくら再生力が強いといっても、
亜鉛がなければ分裂できないんです。
アルコールなどで肝臓に負担をかけているということは
肝細胞が死んでいるということですので
それだけ再生してもらわないといけません。
そうしないと細胞の代わりに繊維が増えて
いつしか肝硬変ということになります。
だから亜鉛は必須なんです。
さらにもうひとつ。
亜鉛は多くの酵素の構成成分となっています。
アルコール脱水素酵素も、亜鉛がなくては作られません。
つまりアルコールを分解する酵素を作るためにも
亜鉛は必須なんです。
肝臓にとってどれだけ大事なミネラルかがわかります。

肝血管腫の原因・大きさ・治療

肝臓の血管腫のことなのですけど、
これは細い血管が一ヶ所で増殖して腫れ物になってしまうものです。
ただこれ、良性のことが多いですので
手術の必要はないことが多いです。
放っておいたら大きくなるというものでもありません。
大きさとしては1センチ程度から
大きいもので10センチ程度のものまであります。
10センチ以上のようなものは手術が必要になる
こともあります。
原因ははっきりしていないようですが
肝臓への負担が大きければ発生する確率も上がるようです。
ただ、脂肪肝や肝炎を併発している場合は、
悪性の場合もあるそうですね。つまり肝細胞がんです。
ですのでそういう場合は慎重に
精密検査をすることが必要です。

疲れやすいのは肝臓の異常が原因?

肝臓自体は疲れに非常に強いんですが、
だからこそ負担をかけすぎてしまいがちです。
再生力が強いので、細胞を壊されても元に戻って
黙々と働いてくれます。
それでその肝臓の持ち主たる人間が
自分の体を過信して負担をかけすぎてしまうと・・・
肝臓が壊れる時が来ます。
肝臓は沈黙の臓器と呼ばれますので
異常があっても自覚症状がないことが多いです。
自覚症状があったとしても
たとえば疲れやすいとか、だるいとか、
そういうものですのでその原因が肝臓にありとは
思い至らないことが多いです。
肝臓に異常があると疲れやすくなるというのは単純な話です。
まず肝臓では糖質や脂質の代謝を行なっています。
つまりエネルギー源を扱っているわけです。
肝臓自体も糖からグリコーゲンを作って
エネルギーとしてた加えてくれます。
この働きがうまく行かなくなれば、エネルギーが足りなくなって
疲れやすくなるというわけです。
また、肝臓では有害物質の分解もしています。
これがうまく行かなくなると、血液に乗って
有害な物質が身体をめぐるわけですから
だるくなって当然と言えます。

肝臓のサプリにはどんなものが?

肝臓のサプリというといろいろあるのですが
その原料を見てみますと、しじみ、にんにく、牡蠣、ウコン
といったものが人気のようです。
しじみはアミノ酸スコア100点ですし、
そのほかオルニチンやタウリン、亜鉛など
肝臓によい成分が豊富ですね。
牡蠣も同様ですが下記の場合は特にタウリンと亜鉛です。
それからにんにくですけど、
にんにくはニオイ成分であるアリシンが
肝臓の解毒を助けると言われています。
メチオニンも含まれていて、
これは脂肪肝予防に役立つと言われますし、
また肝臓から毒素や老廃物を排出する助けになると言います。
ウコンというとクルクミンですね。
クルクミンは胆汁の分泌を促進することで
肝臓の働きを良くするといわれています。
それぞれに長所があるということですね。

禁酒して肝臓を回復させる

アルコールは肝臓の負担を増やして、
肝細胞の破壊を進めてしまいますので、
禁酒することで肝臓を回復させることはできます。
ただ、ここで気をつけなければならないことがあります。
禁酒をすると、けっこう血液検査の結果はすぐ変わるんです。
でも、それで安心?したのか、すぐまた大量の
お酒を飲んでしまう人がいます。
そして健康診断の前になるとまた禁酒して、
検査数値が悪くなかったと喜び・・・また飲むわけです。
そうすると、検査では引っかかりませんが
確実に肝臓への負担は蓄積していきます。
具体的には、肝細胞が減っていって
そのかわりコラーゲン繊維が増えていきます。
そしてそれが増え過ぎますと、
不可逆的な肝硬変が待っています。
ですので、そういう数値を操作するためだけの禁酒は
意味が無いどころか危険が大きいということです。
たまに禁酒して、というのではなく、
長期間続けられるように、お酒の量を
コントロールしていくべきです。
もちろん休肝日は設けるべきですけどね。

肝臓の病気と症状

ここでは肝臓の病気の種類とその症状を概観してみましょう。
まず軽いものでは脂肪肝があります。
肝臓に過剰な脂肪がついた状態です。
この時点であれば生活改善で元に戻すことができます。
本格的に肝臓病という感じがするのは肝炎でしょうね。
肝炎にもアルコールや脂肪が原因になるものと
ウィルスが原因になるものとがありますが、
ウィルス性のものが圧倒的に多いです。
そして肝炎には急性肝炎と、
症状が半年以上続く慢性肝炎があります。
そういう状態で幹細胞が破壊されて行くと、
細胞が死んだ隙間をコラーゲン繊維が埋めるようになります。
これが肝線維症です。
ここまでであればまだ、改善の余地があります。
しかし後戻りできないほど肝臓の線維化が進んでしまうと
これは肝硬変と呼ばれます。
そしてのこされた細胞自体が異常なものにかわってしまうと
肝臓がんということになります。

肝臓の痛みって病気でしょうか

よく言われる通り、肝臓は「沈黙の臓器」ですので
肝臓自体が痛むことはないんですね。
それなのに肝臓のあたりが痛いというのは
どういうことが考えられるのでしょうか?
一つには胆管結石が考えられます。
これは石が胆管に詰まってしまうわけだから痛いですね。
激痛が走る場合もあります。
ただこの場合、右肩とか背中まで痛みが響くことも多いです。
あとは肝臓ではなく、肝臓の近くの胃や腸や筋肉が
痛んでいるという場合も考えられます。
近いので「肝臓が痛い」と思ってしまうわけです。
ですので慎重に検査をしてみて
判断するしかないんですね。

脂肪肝の改善のために

脂肪肝改善のためにはメタボ改善と重なるところもあります。
つまり生活習慣を改めていく必要があるということです。
もちろん栄養をバランスよく取ることは必要ですが、
脂肪肝改善のための食事の基本は
「高タンパク、高ビタミン、低カロリー」といわれています。
タンパク質はアミノ酸を摂取するためには必要なものですので、
動物性タンパク質を避けるのではなく
植物性のものとバランスよく取るようにします。
ビタミンは肝臓のみならず、体の色々な働きにとって
重要なものですね。
そしてカロリーは取り過ぎないように注意です。
余分なカロリーは脂肪となってしまいますから。
運動に関しては「適度に」実践することが重要です。
運動不足はダメですけど過剰もよくありません。
活性酸素が大量発生してしまいますので。
そしてできれよく眠ることが大切ですね。
特に肝臓の脂肪は眠っている間に減るものですから。

肝臓にいい食事とは?

肝臓にいい食事というのは、特別なことはなく、
健康に良い食事を心がけるべし、ということになりそうです。
当たり前のことですが、カロリーは適切にとることと
栄養バランスに気をつけることですね。
過剰なカロリーは脂肪になってしまいます。
肝臓に過剰な脂肪がつくと、それだけで肝臓の負担になります。
このへんはメタボ予防と共通といって良さそうです。
また、肝臓は有害な物質を分解するために働いてくれています。
ということはつまり、有害な物質はなるべく体内に
入れなようにするのが大事ですね。
それでまた肝臓の負担が減るわけですから。
有害な物質というと、すぐに思い浮かぶのはアルコールです。
少しであればかえって健康にいいということですが、
つい飲み過ぎてしまう人はしっかり注意すべきです。
食べ物ではありませんがタバコはやめるべきですね。
これはお酒と違っていいことは何もありません。
有害物質が身体に入ってくるだけです。
そのほか、なるべく無農薬、低農薬のものを選んで食べる
ということが考えられます。
また、腸から有害物質を吸収してしまわないよう、
腸内環境にも気を配ることが大切です。
食物繊維やオリゴ糖、乳酸菌を取り入れるといいですね。

肝硬変の症状

肝硬変の自覚症状も、肝炎と同じく風邪に似ているところがありますので
特に軽度の場合は気づかないことも多いようです。
その場合の自覚症状としては、食欲がないだとか体がだるいとか、
あとは吐き気や下痢などもあります。
ただこういった症状はよくあることですので、
それでまさか肝硬変とは気付けないと思います。
肝硬変は何年かかけて進行することが多いですが
もっと進みますと症状もわかりやすくなります。
つまり、肝臓の病気特有の症状である黄疸が出るということです。
ここまで来れば誰だって肝臓の異常を考えるでしょう。
そうなれば精密検査で明らかにされることも多いでしょう。
重症になりますと、腹水が溜まったり意識障害がでたり、
吐血することもあります。
普通肝臓の病気ですとASTやALTが高くなってしまうのですが、
肝硬変ですと、肝細胞が減ってしまっているため
ASTやALTがそれほど高くならないんです。
ASTやALTはもともと肝細胞に存在する酵素なので、
その元になる細胞自体が減ってしまっては
それほど多くなりようがないということですね。
それで何をみるのかといいますと、血清アルブミンとか
コリンエステラーゼなどをみるということになります。
これらが低すぎると要注意です。

肝硬変の原因

肝硬変の原因としては、大半がウィルス性のものと言われています。
意外かもしれませんけど、アルコール性のものは少数派なんです。
これは、肝炎の原因の8割がウィルスといわれていることから
推測できるものでもあります。
急性肝炎から慢性肝炎、そして肝硬変に進行することが多いですからね。
ただ、だからといってアルコールが原因にならないわけではありません。
欧米ではアルコールが原因となる肝硬変は非常に多いと言います。
また、脂肪肝から肝硬変に進行する可能性もあります。
脂肪肝の原因としてはアルコールも大きいですので
これも注意しなくてはなりません。
その他の原因としては、有害な物質が肝臓にたまったこととか、
栄養不良、それから稀な例としては寄生虫が原因になることもあるようです。
何が原因になるにしても、肝細胞の破壊が進むことで
肝硬変が引き起こされるというのは同じですね。

肝硬変とは

肝炎から肝硬変に進むともう取り返しがつかないといいますが
そもそも肝硬変とはどんな状態なのでしょうか。
肝臓が硬くなるとはよく聞かれますが、
これは肝細胞が死にすぎた結果なんです。
肝臓は再生力に優れていますので、
ある程度肝細胞が壊れてしまっても元に戻ります。
しかし肝臓へのダメージが大きいと元に戻ることが
できなくなります。
そうなると、細胞が死んだ隙間に、コラーゲン繊維が
入り込んできます。
コラーゲンというとぷるぷるしたイメージがありますが、
繊維ですのでこれがびっしりと入り込んでしまうと
肝臓は硬くなるのです。
しかも細胞以外のものが入り込むわけですので
肝臓はもう肝臓としての機能を果たせなくなってしまいます。
それで命の危険があるというわけです。

尿ウロビリノーゲンの正常値・陽性・陰性とは

これは名前からわかる通り血液検査ではありません。
尿に試験紙を入れて色の変化で判断します。
ウロビリノーゲンとは何かというと、
もとはといえばビリルビンです。
血液中で赤血球が壊れて間接ビリルビンができるのでしたね。
それは肝臓で処理されて直接ビリルビンとなり、
胆汁に混じって十二指腸へ排出されます。
その直接ビルルビンが、腸内細菌に分解されたものが
ウロビリノーゲンです。
これ、腸から再吸収されて血液に入ります。
そして腎臓でろ過されて、尿に混じって出てきます。
ということはつまり・・・直接ビリルビンの数値が高ければ
尿ウロビリノーゲンも高くなるということになります。
正常値は数値ではなく「弱陽性」と表現されます。
陰性でも陽性でも異常です。
陰性の場合は、直接ビリルビンが腸に排出されていない
ということで、胆道が詰まっていると推測されます。
陽性の場合は「+」「2+」とありますが、
高くなるほど危険です。
肝臓病や溶血性貧血が考えられます。
ただ、尿検査よりも血液検査のほうが正確ですので
尿ウロビリノーゲンだけで判断するということはありません。
ではなぜこんな検査があるのかというと、
血液検査より簡単だからです。
簡単にできるというのがメリットなんですね。

LAP(ロイシンアミノペプチダーゼ)の検査値

血液検査で肝臓関係の数値としてLAPというのもあります。
これはロイシンというアミノ酸を分解する酵素です。
体の中では肝臓や胆のう、それからすい臓や腎臓にも
存在しています。
ですのでそれら臓器の細胞が壊れた時に
血液中に混入すると考えられますが、
不思議なことに、LAPの検査値が上がるのは
胆のうや胆道に異常があるときだけのようです。
つまり胆石症とか、胆のう炎とか、
またいろいろな原因によって胆道が詰まった時ですね。
さて、数値に関してですが
正常値は35~80IU/lとされています。
これより低い場合は問題ありません。
高い場合ですが、120以上ですと危険値となりますので
精密検査が必要になります。

アミノ酸スコアの計算方法

アミノ酸というのは多くの種類をバランスよくとらなければ
なりませんので、その判断のための一つの基準として
アミノ酸スコアというのが考えだされました。
WHOとFAOの委員会で決めたことですが、
計算には7種類プラス2組のアミノ酸を用います。
そしてそれぞれが基準量の何%を満たしているかを計算し、
その最低点をその食材のアミノ酸スコアとします。
基準量はその食材に含まれている窒素1グラムあたり、
何ミリグラム含んでいるべきかで表されています。
計算に使われるアミノ酸は次のとおりです。
カッコ内は基準量です。
バリン(220)、ロイシン(410)、イソロイシン(180)、
トリプトファン(70)、トレオニン(210)、
ヒスチジン(120)、リジン(360)、
メチオニン+システイン(160)、フェニルアラニン+チロシン(390)
仮に、ある食品がリジン以外のすべてのアミノ酸を
基準値の2倍含んでいるけど、
リジンは基準値の半分しか含んでいないとしたら
その食品のアミノ酸スコアは
最低点をとって50点ということになります。

アミノ酸スコア100食品のしじみ

アミノ酸というのは1種類を沢山とっても意味がありません。
色々なアミノ酸をバランスよく取って初めて生きるものです。
そのアミノ酸のバランスを見るための一つの指標として
アミノ酸スコアというのがあります。
これはFAO(国連食糧農業機関)とWHO(世界保健機関)が定めた
必須アミノ酸のうち7種類プラス2組の必要量を
どれくらい満たしているかという数値です。
それぞれ何%満たしているかを計算し、
その最低点がアミノ酸スコアとなります。
つまりスコア100ということは指標とされているすべてのアミノ酸について
100%以上満たしているというわけです。
しじみはそういう意味で、オルニチンやタウリンなど
特定の栄養素で肝臓の役にたってくれるだけでなく、
バランスの良いアミノ酸含有量で、
体全体の役にたってくれます。

しじみのプリン体含有量は?

しじみは肝臓にいいわけですが、
お酒を飲む人は尿酸値が高いという場合も多いですね。
それで、尿酸の元といえばプリン体ですので
しじみのプリン体含有量が気になるところです。
しじみのプリン体ですが、食品全体の中では
少ない方ではありませんけど多い方でもありません。
ほどほどといったところ。
それよりも、アルコール自体がプリン体を作るもとになりますし、
アルコールが分解してできるアセトアルデヒドは
尿酸の排出を妨げます。
結局お酒を飲む人で尿酸値が気になる人は
お酒自体を減らすしかないようです。
尿酸値が高い場合、病院ではクエン酸を用いた薬が
処方されますので、日頃からクエン酸を意識してとっておくと
役立つかもしれませんね。

しじみの錠剤・健康食品として有名なのは

しじみの錠剤や健康食品というのもいくつかありますけど、
最も有名なのは自然食研の「しじみ習慣」でしょう。
これはカプセルなんですが、
しじみの成分を抽出したものではなく、
しじみをまるごと濃縮して作ってありますので、
自然のバランスがそのまま保たれているという
特徴があります。
たしかにしじみにはオルニチンやタウリン、亜鉛など
注目すべき成分が含まれていますけど、
やはり成分単体でと言うよりも、
多くの成分がバランスよく含まれていることで
相乗効果が発揮できるものと考えられています。
その点でしじみ習慣は理想的な製造方法と言えそうです。

しじみの二日酔いへの効果

しじみの二日酔いへの効果を考える場合、
しじみが持っている2つの成分が大事になってきます。
一つは亜鉛ですね。
これはアルコールを分解する酵素の構成成分ですので
なくてはならないものです。
ただ、二日酔いの原因は、アルコールが分解された後の
アセトアルデヒドなんですよね。
そしてアセトアルデヒドの分解には、
しじみの持っているタウリンが役立つと考えられます。
動物実験では、アルコールを投与し続けた結果
血中のタウリンが著しく減ることが確認されています。
ですのでタウリンはアセトアルデヒドの
分解と排出に関係していると考えられているんです。
また、タウリンによって、二日酔いではなく、
酔いの酩酊度自体も抑えられることがわかっています。

亜鉛のその他の効果

亜鉛は肝臓に非常に役立つ物質ということでしたが
それにとどまらず、体全体にとって必須と言えそうです。
なぜなら、亜鉛は約300種類の酵素の構成要素となっているから。
酵素というのは、体内の化学反応を進めるものです。
つまり酵素がなくては、体内でエネルギーも作れないし
体の素材となるタンパク質も作れない、
ホルモンや神経伝達物質も作れないということになります。
そうなっては私たちは生きていけないでしょう。
細胞分裂にも必須ということで、
女性なら美肌のために亜鉛はぜひとも必要と言えますし、
子どもにとっても成長のために必要なものです。
女性の肌ということで言えば、
亜鉛はコラーゲン生成にも欠かせないものです。
また、別名セックスミネラルとも言われます。
つまり生殖能力に関わるミネラルでもあるんです。
そちらが弱くなってきたという人は
亜鉛不足を疑ってもいいかもしれません。
亜鉛が不足すると味覚異常になるというのも
細胞分裂が関係しています。
亜鉛が不足すると味を感じる細胞が増殖できなくなるのです。
また、ナチュラルキラー細胞など免疫システムを担っているのも
これまた細胞ですので、亜鉛が不足すれば
免疫力も下がるということになります。
地味ですが必須の栄養素が亜鉛だったというわけです。

しじみやカキの亜鉛効果

しじみやカキには亜鉛が含まれていて、
この亜鉛が肝臓によいということなんですけど、
一体何がどう役だっているのでしょうか?
まず一つ目として、亜鉛は酵素の素材となるということです。
アルコールを分解する「アルコール脱水素酵素」
というのがありますが、亜鉛はこの酵素の構成成分となっています。
つまり、亜鉛がなければこの酵素もできず、
アルコールを分解できないということになります。
また、肝臓はアルコールなどで傷ついてしまっても
自らの細胞を再生させる能力があるのですけど、
細胞が増えるためには亜鉛が不可欠です。
これは亜鉛が酵素を介して
タンパク質の合成に関わっている上、
遺伝子の複製にも必要な物質だからです。
亜鉛がなければ肝細胞も再生できないということです。
以上のようなことから、亜鉛は肝臓にとって
役立つどころか不可欠のものといえるわけです。

お酒は血糖値を上げる?下げる?

お酒をたくさん飲むと脂肪肝になるくらいだから
血糖値も上げるだろうと考えるのが普通ですよね。
でもお酒で血糖値が下がることも多いようです。
それは肝臓がアルコールを分解するときに糖を使い、
また、アルコール分解に忙しくて糖を「作る」余裕が
なくなってしまうからと言われています。
ただそれには糖質を含んでいない蒸留酒が良いようです。
ウィスキーや焼酎ですね。
日本酒やワインやビールなどは糖質も含みますので、
人によっては逆に血糖値を上げてしまうようです。
ビールの場合は「糖質ゼロ」というのもありますね。
低血糖の悩みを抱えている場合は
お酒の飲み方は気をつけなければならない
ということになります。
まあ、気をつけなければならないのは誰だって同じか・・・

アルコールの分解時間を計算しよう

不思議な話ですけど、
体重が多いほどアルコールの分解時間は早いんです。
肝臓の大きさは体重にあるていど比例するそうですが
それほど大きな差はないでしょうし・・・
ともあれ、計算方法は簡単です。
体重1キロにつき、0.1グラムのアルコールを
1時間で分解すると言われています。
それでは体重70キロの人が20度の日本酒を1合飲んだとしましょう。
体重70キロですので1時間あたり0.1×70=7グラムの
アルコールを分解できます。
一方日本酒1合に含まれるアルコールの量は
180ml×0.2=36ml
ですが、単位はグラムなので、
エタノールの比重はだいたい0.8ですから、
36×0.8=28.8グラム
となりました。1時間あたり7グラム分解できるのだから
28.8÷7=4.11…
ということで、約4時間7分で
アルコールをすべて分解できることになります。

お酒の適量=1単位

お酒の1日の適量のことを1単位と呼ぶことがあります。
そして1単位とはアルコールの重さにして20グラムです。
アルコールの比重は0.8くらいですので
体積にすると25ミリリットルということになります。
純粋なアルコール25ミリリットルが適量となります。
もちろんこれは体重によって微妙に増減しますけどね。
それでは日本酒1合というのは適量なのでしょうか?
日本酒の場合、アルコール濃度のばらつきが大きいですが
仮に20度=20%の日本酒としてみましょう。
そうするとアルコール量は1合=180ミリリットルの20%ですので
36ミリリットルということになります!
これは少し・・・多いですね。
まあ2単位までは大丈夫という話もありますが、
やはり慎重に行くべきでしょう。
どうしても1日1合飲みたい場合は、14度くらいにしてみましょう。
これだと180×0.14=25.2となります。
ちなみにビールですと中瓶がだいたい1単位となります。

コリンエステラーゼ(ChE)の基準値

血液検査で肝臓関係の数値というと
だいたい高いと危険というものが多いのですけど、
コリンエステラーゼは高すぎても低すぎても危険・・・
というか低いほうがかえって怖いです。
まず正常値ですけどこれは
3200~6800IU/lとされています。
ただし個人差が大きい数値なので一概にはいえません。
さて、これより高い場合は
脂肪肝やネフローゼ症候群の疑いが出てきます。
ネフローゼというのは肝臓ではなく腎臓の病気です。
そして、低いほうが怖いと書きましたが、
あまりにも低い場合は肝硬変や肝臓がんの疑いがあります。
コリンエステラーゼは肝臓で作られる酵素ですが
それが減りすぎているということは
肝臓が機能していないことを推測させるからです。

コリンエステラーゼ(ChE)と脂肪肝

肝臓が悪いかどうかは、血液検査の数値としては
まずAST・ALTが見られるわけですけど、
その2つが高いとわかって、さらにコリンエステラーゼも
高いとなると脂肪肝の疑いが出てきます。
でもコリンエステラーゼって酵素なんですよね。
語尾に「◯◯ーゼ」ってつくのはだいたい酵素です。
このコリンエステラーゼは、アセチルコリンなどの
神経伝達物質を分解する酵素です。
これって・・・脂肪関係ないですよね・・・
なのになぜ脂肪肝といわれるのかと。
脂肪肝になっていると、
肝細胞は過剰に働かなければなりません。
脂肪を分解するためです。
そうすると肝臓全体が過活動状態になります。
コリンエステラーゼというのは肝臓で作られる酵素なので、
この過活動状態によって、「ついでに」生産が増えてしまいます。
それで脂肪肝だと血液中のコリンエステラーゼが増えるんです。

直接ビリルビンと総ビリルビンの正常値と高値は

血液検査ではまず、総ビリルビンの数値が見られます。
総ビリルビンが高いとなると、次はその内容を見るために
直接ビリルビンの数値が見られます。
以下、具体的な数値を見てみましょう。
(単位はmg/dlです。)
まず、総ビリルビン(TB)の正常値ですが、1.3以下となっています。
低い方は心配要りません。
1.4以上になると注意が必要なレベルです。
3以上になると赤信号です。
3以上のレベルになると血液検査をしなくても
わかることがあります。黄疸が出るからです。
次に直接ビリルビンですが、
これは0.3以下が基準値となっています。
0.4以上ですと注意ということになり、
2以上となると危険です。
胆汁が逆流して、血液に入り込んでいることを意味します。
これは、胆管が詰まっているか肝臓の働きが悪くなっている
ことが原因で、胆汁が流れなくなっているということです。
一方、関節ビリルビンの方は1以下が基準値となっていますが
少しくらい高くてもそれほど心配いらないようです。
ただ、溶血性貧血などの可能性もあります。

直接ビリルビンと総ビリルビンの違い

ビリルビンとビール瓶はなんだか似てますし
血中ビリルビンが増えると尿がビールのようになるといいますが、
別にビールの成分ではありません。
元をたどると赤血球に行き着きます。
赤血球には酸素を運ぶヘモグロビンという物質が含まれていますが
これが分解されるとビリルビンという物質が出てきます。
これを間接ビリルビンといいます。
間接ビリルビンは脂溶性なのですが、
肝臓で処理されて水溶性のものに変わります。
これを直接ビリルビンと呼びます。
簡単に書くと以下のようになります。
ヘモグロビン→(分解)→間接ビリルビン→
   →(肝臓で処理)→直接ビリルビン
血液検査で出てくる総ビリルビンというのは、
直接と間接を合わせた数値となっています。
この後、直接ビリルビンは胆汁に混じって
胆管から十二指腸へ排出されます。
胆管か肝臓に異常があって胆汁がうまく流れない場合
直接ビリルビンが逆流して血液に入ってしまいます。
ですので、直接ビリルビンの数値が高ければ
胆管か肝臓に異常があるということになります。
間接のほうが多ければそれは何らかの理由で
赤血球が普通より多く壊れていることを意味します。

胆嚢摘出の後遺症・副作用で下痢をする

胆石症が再発しないようにと
手術の場合は胆のうを切除してしまうのが普通です。
影響がないからということなのですが、
人によって微妙に影響が出ることもあるようです。
多いのは下痢ですね。
胆のうは胆汁をためる所で、
胆汁は消化に関わっていますので、
その分泌が効率良く行われないとなると
消化不良によって下痢を起こすということもあります。
ただこれは、時間とともに正常に戻る
ことが多いといわれています。
体が順応して、肝臓自体が「濃い」胆汁を
分泌してくれるようになるのだとか。
胆汁は脂肪の消化に役だってくれますので
脂肪分の多いものを食べると下痢をしやすくなると
考えられます。
でも裏を返せば、脂肪摂取が減って、
ダイエットやメタボ予防にもなると
考えることもできますね。

胆石症と「切る」手術

胆石症の治療として確実性が高いのは
「切る」手術だと言われています。
切る手術というのは、胆石が作られるのは胆のうなので
その胆のう自体を切除してしまうというものです。
切除の方法としては、開腹手術もありますが、
まずは腹腔鏡による手術が考慮されます。
これは体の何箇所かに穴を開けて、
そこから腹腔鏡の着いて管をさしいれて
手術するというものです。
開腹手術よりもずっと体への負担は小さくなります。
ただ、腹腔鏡下手術を試みて無理だとわかると
途中からでも開腹手術に切り替えられます。
精密検査の結果、病状が酷いようであれば
最初から開腹手術ということもあります。
再発が少なくなるということで
胆嚢摘出してしまうのですが、
まったく再発しなくなるというわけではありません。
ですので定期的な検査をしたり、
あとは生活習慣にも気をつけていく必要があります。

胆石症の切らない治療方法

胆石が見つかった場合でも痛みがない場合は、
手術と言われてもピンと来ないかもしれません。
むしろ、それで身体にメスを入れるリスクのほうが
気になるでしょう。
ですので、切らない治療方法と猪もあります。
例えば薬を飲んで溶かしてしまう方法があります。
ただしあまり効果的とはいえません。
でも何もしないよりはマシです。
それから石に衝撃波を当てて砕く
という治療もあります。
ただ、砕くのはいいですけど
細かい欠片は体内に残りますので
それについては自然排出を待つ他ありません。
その細かい欠片のせいで再発ということもあります。
確実性が高いのはやはり切る手術ということになりそうです。

胆石症の検査方法

胆石症で困るのは、
痛みが襲ってくるまで気づかないことが多いということ。
それで、痛みが襲ってきた時にはすでに、
相当ひどい状態になっていることが多いというのも
困りものです。
血液検査の結果としても出てきづらいんです。
特に、胆のうの中に石ができている場合、
胆のうの中には余裕がありますので
痛くもなく、血液検査の数値にも反映されにくいんです。
石が胆管に出てきた場合は胆汁が滞ることで
直接ビリルビンなどの数値が上がることがありますが
その場合は、血液検査以前に痛みで気づくことが多いです。
痛み以外で気づくパターンとしては、
アルコールによるダメージなど
他の理由で血液検査の数値に異常が出て、
それで精密検査をしてみたところ
たまたま胆石も見つかる、というものですね。
超音波検査やCTによって見つけやすいものですので。

胆石症の自覚症状は…やっぱり痛い?

肝臓は沈黙の臓器と呼ばれるとはいえ、
さすがに石ができたら痛いだろうと思うのですが・・・
痛くないことも結構あるようです。
胆石は胆汁中の余分なコレステロールが
析出してできるということでしたが
胆汁を濃縮している所は胆のうなので
胆のうの中に石ができることが多いです。
それで胆のうの中はある程度スペースがあるので、
自覚症状がない場合が多いようです。
これを無症状胆石といいます。
しかし、石が胆管に流れていくと
突然痛みに襲われたりします。
胆管という狭い場所に石が入っていくわけですから。
胆石疝痛という痛みです。
これは非常に痛いことが多い・・・。
胆管は胆汁の通り道ですので、
胆石によってここが塞がれると
胆汁が逆流してしまいます。
それによって直接ビリルビンが血液の中に
流れこんでしまうと、体のいろんなところが
黄色くなってしまいます。
これが黄疸ですね。

胆石症の予防はメタボの予防にもなる

前の記事で紹介しましたか、
胆石の原料はコレステロールです。
ですので、脂肪分の摂取を減らせば
胆石もできにくくなるということになります。
実際、脂肪分をたくさんとる民族のほうが
胆石症の発症も多いというデータもあるようです。
もちろん、各種代謝が衰えてくると
余分な脂肪も溜まりがちになりますので
食べるだけでなく生活全般に気をつける必要があります。
それについても基本的なことで、
睡眠と運動とストレス管理に
気をつければいということになります。
食物繊維を積極的にとることで
余分な脂肪の吸収を抑えるということも考えられます。

胆石症の原因はカルシウムではありません

まず胆石症が発症する場所ですけど、
これは胆管や胆のうということになります。
つまり胆汁が通るところにできるんですね。
ということは、胆石の原料は
胆汁に含まれているということになります。
そしてそれは何かというと
実はコレステロールなんです。
コレステロールというと脂肪というイメージがありますので
これから石ができるというのは意外ですよね。
コレステロールは胆汁の原料となりますが
コレステロールを摂取しすぎている人は
胆汁の中での濃度も高くなって、
これが析出しやすくなります。
析出というのは溶けきれなくなったものが
固体として出てくるということです。
特に胆のうというのは胆汁を濃縮する
役割がありますので、過剰なコレステロールが
析出しやすくなりやすいんですね。
さて、肝臓の病気というのは
一般的に男性のほうが多いのですけど、
この胆石症に限っては女性のほうが多いようです。
特に40代以上で肥満傾向のある女性ですね。

脂肪肝の自覚症状って

脂肪肝は肝臓の異常とはいえ、
病気としてはまだそれほど進んでいない状態です。
ただでさえ沈黙の臓器ですので、
脂肪肝ですと自覚症状がないことがほとんどです。
ですので前に紹介した肥満度で推測したり、
それから常習飲酒家であるかどうかで推測する他は、
血液検査の結果が頼りということになります。
肝臓の数値の中で基本になるのはASTとALTです。
これらの数値が高く、それに加えて
コリンエステラーゼ(ChE)の数値が高ければ
脂肪肝である可能性が高くなります。
ただそれだけでは確定はできませんので、
疑いが強いということになれば
精密検査をすることになります。

常習飲酒家と大酒家の基準

常習飲酒家はいつもお酒を飲んでいる人のことで
大酒家は大酒飲みのことだろう・・・と思うのですけど
医学的には基準があるようです。
日本酒で計算した場合のお酒の量ですけど、
3合以上を5年以上飲み続けている人は常習飲酒家と言います。
5合以上を10年以上続けている人は大酒家と呼ばれます。
大酒家ですと、非常に病気の可能性が高くなります。
たとえば大酒家でなくとも、
常習飲酒家のレベルで既にアルコール性脂肪肝であることは
確実と言われます。
また、常習を10年以上続けると肝硬変になる確率が大幅に上がります。
大酒家の5人に1人前後は肝硬変になると言われています。
また大酒家突然死症候群というのもあり、
急死した中年男性の3人に1人は大酒家だというデータもあります。
お酒の適量を守ることがいかに大切かがわかります。
最も望ましいのは飲まないことですけどね。

肥満度と脂肪肝

肝臓は沈黙の臓器といわれるくらいですので
脂肪肝であっても自覚症状がないことが多いです。
そこで、肥満度をもとに脂肪肝かどうかを
推測して見ることもできます。
これにはBMIという数字を使います。
計算方法は以下の通りです。
体重÷(身長の2乗)
体重はキログラム、身長はメートルで計算します。
この計算結果が30以上だった場合・・・
そういう人が4人いたらそのうち3人は脂肪肝です。
男性限定ですともっと確率は高くなるでしょう。
ですので男性の場合はBMIが30以上というだけで、
もう肝臓の精密検査をしたほうがよいということになります。
女性の場合は内臓脂肪より皮下脂肪の方がつきやすいので
確率は下がります。

アルコールは何重にも肝臓に負担をかける

お酒は肝臓に負担をかけるということですが、
一回飲むだけで何度も負担をかけてしまうんですよね。
まずお酒を飲むとアルコールが吸収されますが
アルコールは有害ですので肝臓が分解してくれます。
ここでまず1回目の負担。
でも分解した結果アセトアルデヒドができます。
二日酔いのもとになる物質ですね。これも有害。
だからこれも肝臓が分解します。2回目の負担。
さて、アルコールを分解する過程で
脂肪のもとになる物質ができてしまいます。
そのせいで肝臓に脂肪がついてしまいます、
その脂肪がまた肝臓への負担となります。
3回目の負担ですね。
お酒を飲んだだけで肝臓は3連打をあびるというわけです。
ですのでアルコールの量には気をつけなければなりません。

脂肪肝の原因と予防

肝臓に脂肪がつくくらいいいじゃない、
と思うかもしれませんが、
人間フォアグラと言っている場合ではありません。
肝硬変や肝臓がんに進行する危険性もあるんです。
ということで原因を知って予防していきましょう。
とはいうものの原因は誰でも分かりそうなことですが
まずは偏った食生活ですね。
特に脂肪分。
ただ、脂肪分にかぎらず、糖分もタンパク質も、
とりすぎれば結局脂肪になってしまいます。
あとはお酒の飲み過ぎ。
アルコールが脂肪に変わるわけではありませんが、
アルコールを分解する過程で
脂肪のもともできてしまって
それが肝臓に溜まっていきます。
ですのでお酒も脂肪肝の原因です。
男女別では男性のほうが脂肪肝が多いです。
女性は皮下脂肪がつきやすいぶん、
男性に比べると内臓にはつきにくいということですね。
以上のことから予防法としては
当たり前のことですがバランス良い食事。
それからお酒は飲み過ぎないこと。
そして適度な運動と、十分な睡眠、
ということになります。

肝臓脂肪を減らす意外な話

肝臓脂肪を燃焼させるためには、
バランス良い食事と適度な運動というのはすぐに思いつきます。
脂肪分の多い食事は食べ過ぎ注意ですし、
アルコールだって肝脂肪のもとになります。
しかしここに意外な話があります。
普通、脂肪というのは活動することによって
燃焼するものですよね。
ところが肝臓の脂肪というのは
私たちが活発に動いている時よりも
眠っている間に燃えるというんです。
なぜそうなるのかといいますと、
脳が関係しているようですね。
脳は基本的には糖しかエネルギーにできません。
そして私たちが起きている間は脳が活発に
働いているので、当由来のエネルギーが必要です。
ですので起きている間は肝臓は主に脳のために、
糖を多めに扱うんです。
眠ってしまうと、脳でのエネルギー消費が減りますので
今度は肝臓は脂肪をエネルギーにすべく働くそうです。
ですので眠っている間に、肝臓の脂肪は減りやすいとのこと。
脂肪肝を予防するには、よい睡眠も大事なんですね。

脂肪肝 肝臓に中性脂肪が増えるとなぜ悪い?

脂肪肝が肝硬変や肝臓がんにつながるメカニズムについては
別ページでお話しました。ミトコンドリアを殺してしまう
という話でしたね。
しかし脂肪には別の危険性もあります。
そしてこれは肝臓だけでなく全身に関わることです。
細胞の中に入り込んだ脂肪を「異所性脂肪」ということがあります。
「皮下脂肪」「内臓脂肪」に続いて第3の脂肪とも言われるものです。
そしてこの異所性脂肪ですが、容易に過酸化脂質に変わってしまいます。
つまり、活性酸素と結びつくということです。
そうすると、その活性酸素の力で周りの物を壊し始めるんです。
そういうものが細胞の中にある、それが異所性脂肪の問題点です。
これによって細胞はどんどん傷つけられ、
遺伝子まで傷付けられるとがん細胞ができてしまう
もとにもなります。
脂肪肝というのはそういう危険も持っているわけです。

脂肪肝→肝炎→肝硬変→肝臓がん

脂肪というのは身体に必要なものですし、
単なるアブラだから別に溜まってもよさそうなものですが・・・
でもカモならフォアグラと呼ばれて珍重されますが
人間の肝臓はそうはいきません。
健康状態でも肝臓に脂肪が付いているのが普通ですが
それが5%をこえると「脂肪肝」と呼ばれて
異常事態となります。
さて、このまま体調が悪いだけならいいのですけど
肝硬変や肝臓がんという命に関わる病気に
進行していくこともあります。
肝細胞の中で脂肪が増えると、
細胞の中のミトコンドリアは脂肪を食べて
エネルギーに変えようとします。
しかし脂肪が多すぎるのでミトコンドリアは
疲れ果てて壊れていきます。
そうすると肝細胞自体も弱り、死ぬ細胞も増えてきます。
この状態が肝炎です。
さらに死ぬ細胞が増えると肝細胞の再生が追いつかず
隙間をコラーゲン繊維が埋めるようになります。
このコラーゲン繊維の割合が不可逆的なレベルに達した時
それは肝硬変と呼ばれます。
そしてさらに進むと肝臓がんということになります。

ウコンのクルクミン効果はお酒だけじゃなかった

アルコール関係以外の効果は?

ウコンにはクルクミンという物質が含まれていて、
アルコール代謝を促進するだろうということは、
人間を対象にした実験で確かめられたのでした。
ウコンのクルクミンは肝臓に効果あるのか
でもクルクミンにはそれ以外の力もあると言われています。

クルクミンの抗酸化作用

老化や病気の原因の一つとして大きいと考えられるのが
活性酸素ですが、クルクミンはそれを消してしまう
と言われています。

活性酸素は肝臓にもダメージを与えますので、
このことは肝臓のためにもなるのですが、
それにとどまらず、全身に関係があることですね。

クルクミンの抗がん作用

また、こちらは人間ではなく動物実験ですが、
ある程度の抗がん作用も認められています。
そして動脈硬化を防止することも期待されています。
※メモ
つまり、ウコンというのはお酒を飲む人だけではなく、
どんな人にとっても体に役立つ食品と言えそうですね。
ただ、ウコン自体を食べるというのは
なかなか機会がないでしょうから、
サプリメントを利用するのがお手軽でいいです。

腸肝循環がよくなると肝臓の働きも良くなる

肝臓と腸で有用な物質が巡る

クルクミンは胆汁の分泌を促進するということでしたが
これは言葉を変えて言えば腸肝循環を促進する
ということになります。
腸肝循環というのは肝臓で分泌され、
胆管を通って十二指腸に排出されたものの中から
体にとって必要な物は腸で再吸収され
また肝臓に戻る、というものです。
腸と肝臓の間でいろいろな物質が循環しているんですね。

腸肝循環がよくなれば肝臓も元気になる

クルクミンはこの効率を上げてくれるということで
それによって、肝臓の働きをアップさせてくれる
と考えられています。

ウコンのクルクミンがどのように二日酔いを予防するのか

ウコンは肝臓によいようですが…

実験によって、ウコンに含まれるクルクミンが
肝臓の働きを良くすることは推測できました。
ウコンのクルクミンは肝臓に効果あるのか
ではどのような仕組みで役だっているのでしょうか?

クルクミンが肝臓を活性化するメカニズム

クルクミンは胆汁の分泌を促すと言われます。
この胆汁というのは肝臓で分泌されて
胆管を通って十二指腸から出て行きます。
その働きとして脂肪の消化というのもありますが、
肝臓にたまった老廃物を排出する役割もあります。
つまり、クルクミンは、肝臓の中の
老廃物の排出を促進し、肝臓をきれいに保つ
ことを助けてくれると考えられます。
それによって肝臓の働きを良くしてくれるわけです。
それで肝臓はアルコールの分解も早くできるし
その後にできる二日酔いの原因物質、
アセトアルデヒドの分解も早くできるということになります。
それでクルクミンが二日酔いを予防できると
考えられるわけです。
※メモ
逆に胆管が詰まったりして胆汁の流れが止まってしまうと、
胆管だけではなく、肝臓の障害の原因にもなります。
これによってγGTPが跳ね上がることもあります。
※メモ2
ちなみに、胆汁の流れが滞ってしまった状態を
「胆汁うっ滞」といいます。

ウコンのクルクミンは肝臓に効果あるのか

ウコンの何がいい?

ウコンも肝臓によいとよく言われますよね。
成分としてはクルクミンがよいといわれています。
これに関しては成分としては人間を対象に実験も行われています。

クルクミンと飲酒の実験

クルクミンを飲んだグループと、
クルクミンと偽って他のものを飲まされたグループで
血中アルコール濃度がどれくらい違うか比較したんです。
クルクミンを飲んだあとにお酒を飲みます。
そして1時間後に血中アルコール濃度を調べます。
そうするとクルクミンを飲んだグループの
血中アルコール濃度の平均は、
そうでないグループの8割程度
でした。
クルクミンがアルコール吸収を阻害したとは
考えにくいですので、これはやはり
アルコール分解を促進したと考えることができます。

アルコールだけでなくアセトアルデヒドも

クルクミンが肝臓の働きを良くしていると
推測できますので、アルコールの分解だけでなく
そのあとのアセトアルデヒド、
つまり二日酔いの原因物質の分解も
促進されていると考えられます。
※メモ
それだけでなく、ウコンには抗がん作用があると言われていたり
その他いろいろな健康効果も期待されていますので
ぜひ注目しておきたい食品ですね。

牛乳でアルコールの吸収を穏やかにできる?

ないよりはマシ?な程度

お酒を飲む前に牛乳を飲めば、
牛乳外の内側に膜を作ってくれて
アルコールの吸収が穏やかになる・・・
という話もありますね。
ただ、それほど頼りにもできないようです。

アルコールは小腸での吸収が多い

なぜなら、アルコールが吸収される割合は
胃が2割、小腸が8割と言われているからです。
その上、牛乳はすぐに胃を通過してしまいます。
もちろん空腹に比べればマシですけど、
これで万全、というものではありません。

食事しながらゆっくり飲むのがいい

他の食べ物を楽しみながら、
お酒をゆっくり飲む、というのが
アルコール吸収を遅らせるにはよいようです。
※メモ
やはり昔からよく言われていることですが
空きっ腹にお酒というのがいちばん酔いやすいということです。
まあ、当たり前のことなんですけどね。
少しでも肝臓への負担を減らそうと思ったら、
やはり何か食べながら飲む、というのが大事です。
そうすればレ自然にお酒の量自体も減りますからね。

お酒に強い地方と弱い地方があった

日本人はお酒に弱いけど

アセトアルデヒドを分解する酵素を作る遺伝子を調べると
お酒に強いか弱いかがわかるということでしたね。
それで日本人は世界的にも
弱い民族
だということがわかりました。
では日本国内ではどこが強いんだろうと思いますよね。

お酒は文化?

それで・・・文化は都を中心に
波紋のように広がっていったという説がありますが、
お酒の強さも似たような事態となっています。
遺伝子ですので・・・文化とは関係ないとは
思うのですが・・・

お酒に最も弱い地方は?

遺伝子を調べた結果、近畿を中心とする地方が弱く、
そこから離れるほど強い
というのがわかったんです。
強い地方というのは北海道・東北と、
南九州・沖縄です。
なぜそうなったのかはわかりませんけど
面白いですね・・・。
※メモ
これが、北の地方ほど強いというのであれば、
ああ、寒さに耐えるためによく飲んだのかな、なんて
納得もしやすいのですけど、近畿から離れるほど
強くなるというのが面白いですね。
やはりお酒を飲む習慣というのも
都を中心に、波紋のように広がっていったということなんでしょうかね。
それで遺伝子が左右されたとすると、
そのお酒を飲む習慣に耐えられなかった人が早死にして
子孫を残せなかった
ということになりそうですが・・・
だとするとちょっと怖い話です。

慢性肝炎の症状はわかりにくい

肝臓は沈黙の臓器なんて呼ばれますが、
慢性の肝炎になっていても気づかない人もいる
といいますので驚きます。
肝臓の病気のスタートは急性肝炎がありますが、
それが半年も続くと慢性肝炎と呼ばれます。
半年も続いているのに「なんとなく体調が悪い」程度で
ひどくなるまで気づかないこともあります。
黄疸が出てきて初めて疑いを持つなどということもあります。
しかし、病気自体は軽いものではなく、
そのままだと肝硬変や肝臓がんなど
致命的な病気に進行することもあります。
気づくためには定期的な健康診断は大事で
血液検査の結果には敏感になっておかなければ
なりません。

腹部血管造影検査

血管に造影剤を入れるといいますと点滴を用いる
DICというのもありますが、それだと造影剤が
分散してしまいがちです。
そこでもっと目的の場所にしっかり造影剤を
送り込みたいという時にはカテーテルを用います。
肝臓の検査では腹部血管造影と言ったりします。
脚の動脈に穴を開けて、そこからカテーテルを入れて
先端を肝臓まで持っていくわけですね。
なんだかすごい作業です。
そうしてそこで造影剤を注入します。
そうすると詳しいX線撮影ができるというわけ。
でもそれだけではもったいないですので、
可能ならそのまま手術を行うこともあります。
それができれば開腹手術に比べて
ずっと少ない負担ですみますね。
とはいうもののやはり動脈に穴をあけて
そこにカテーテルを通していくわけですので・・・
入院は必要になります。

肝臓の腹腔鏡検査と手術

肝臓の様子を詳しく見るためには、
直接目で見るのがいちばんなのですけど、
昔は開腹手術でもしない限りそれは無理でした。
ところが現在は腹腔鏡というもので
直接肝臓をカメラに映して観察することができます。
とはいうものの、口から飲んだり
お尻から入れたりするカメラと違って、
体の一部を小さく切開する必要があります。
何ヶ所かに穴を開けるというわけです。
そこからカメラ付きの管を入れて
肝臓を見るというわけです。
そして管の先端にはカメラだけでなく
いろいろな器具も付属しています。
それを使って肝臓の組織を取ってきて
それを詳しく調べることもできます。
また、問題が小さければ、
そのまま腹腔鏡手術ということも可能です。
開腹手術に比べれば体の負担も費用も
小さいものですみますけど、
やはり入院は必要となってしまいます。

経口胆道造影とは

胆道の様子をX線でわかりやすく撮影するために
造影剤を用いるわけですけど、内視鏡を飲むのは大変ということで
造影剤自体を飲む方法もあります。
それを「経口胆道造影」といいます。
ただ、飲んだからといってそれが直接胆道に
吸収されることはありません。
十二指腸には胆道からの出口しかありませんからね。
入り口はありません。
じゃあどこから胆道に届くのかというと、
腸から吸収されて、それが門脈を通って肝臓に届き、
そして胆道に分泌されることで
やっと目的地に到達ということになります。
胆道は胆汁の通り道ですが、途中の胆のうで濃縮されます。
ですので経口胆道造影の場合も、
胆のうに造影剤がたまりやすく、
胆のうの様子を調べやすい方法となっています。

DIC検査は造影剤を飲まない

同じ造影剤を用いた検査でも、
ERCPのほうは口から内視鏡を入れて
内視鏡から造影剤を流しこむので・・・苦しいです。
DIC検査の方は、点滴を用いて造影剤を入れますので
ERCPよりは楽なんです。
ただ、ERCPと違って、胆管の中ではなく、
血管の中に造影剤を入れることになります。
肝臓は、外部から取り込まれた栄養であれ毒物であれ
処理する器官ですので、静脈中に注入された
造影剤も取り込んでしまいます。
それで肝臓の様子がX線で撮影しやすくなります。
この検査も検査前6時間は
食事をとってはいけないことになっています。

MRCP検査とは 方法と食事制限

内視鏡を飲んで、そこから胆管や膵管に造影剤を流しこんで撮影・・・
というのがERCP検査でしたね。これは体への負担が大きいんです。
それで今はもっと負担の少ない方法として
MRCP検査というのがあります。
これはMRIを利用してERCPと同じような検査をする方法です。
MRIというのはX線ではなく磁気を用いて
映像を作るものですので、体への負担も少ないです。
ただやはり食事制限はあります。
食事が映像の邪魔になるからです。
午前中の検査だと、その日は朝から何も食べられません。
午後の検査ですと朝食は午前8時までに食べます。
量も普段の半分までにします。
また、午前午後共通ですが、
検査の4時間前からは水分もとってはいけません。
それからタバコも吸ってはいけません。

ERCP検査 内視鏡はつらいよ…

血液検査で、肝臓に関して何か病気を推測させる数値が出たら・・・
精密検査の一つとしてERCP検査というのがあります。
正式には「内視鏡的逆行性胆管膵管造影」検査といいます。
まあ、そんな名前はいいですね・・・
胃カメラならぬ十二指腸カメラを飲みます。
そして、十二指腸に達した所で、
肝臓や膵臓から十二指腸まで伸びてきている胆管・膵管に
造影剤を流し込みます。
そうすることでX線により写りやすくなり、
胆管や膵管の様子を詳しくみることができるようになります。
それに加えて、結石を見つけた場合、
先端に付いている器具でそのまま取り除くことが
可能なこともあります。
ただデメリットとして、造影剤のせいで
内蔵に負担がかかってしまうことです。
ですので入院が必要になりますし、
食事制限もあります。

しじみは本当に肝臓に効果があるのか?

もう江戸時代からずっとだそうです。
しじみが二日酔いを治すなんて言われているのは。
それがずっと否定されることなく現代まで続いています。
そして単なる迷信ではなく、現代的な研究によっても
肝臓に役立つことがいろいろわかってきています。
それを以下にまとめてみます。
しじみの成分の中で最も特徴的なのはオルニチンというアミノ酸です。
肝臓はいろいろな毒素を解毒するのですが、
オルニチンは肝臓のアンモニア分解を助けます。
アンモニアはそれ自体毒ですが、エネルギー産出の邪魔をして
体全体が疲労する元になります。もちろん肝臓も疲労します。
つぎにタウリン。二日酔いにはこれが効いているのではないでしょうか。
二日酔いのもとになるアセトアルデヒドの分解を助けます。
また、肝細胞を保護する力もあると言われています。
さらに、胆汁の流れを良くすることで、肝臓全体を元気づけます。
肝臓を助けるビタミンとして、しじみにはビタミンB群も豊富です。
肝臓は糖質代謝、脂質代謝、タンパク質代謝すべてを行いますが
ビタミンB群はそのすべてで必要とされるものです。
ミネラルでは亜鉛が豊富で、これも肝臓の役に立ちます。
肝臓の細胞は再生力が高いのですが、それでも亜鉛がなくては
細胞は再生することができないからです。
メチオニンも含まれています。
メチオニンは肝臓の老廃物の排出を助け、
また脂肪肝予防にも役立つと言われています。
肝臓への効果を期待できるものが、人工的ではなく、
自然の状態でこれだけ含まれているのがしじみなんです。

だからこそ江戸時代からお酒対策に用いられてきたのでしょう。
まさに「日本人の肝臓」にピッタリの食材です。
自然のバランスを大切にしつつ凝縮した
しじみのサプリメントも人気があります。

血中アルコール濃度の計算式

暗算は無理!

血中アルコール濃度の計算式自体は簡単です。
式は簡単ですが計算は・・・電卓がないと面倒です。
では以下に血中アルコール濃度の計算式を紹介します。
{お酒の量(ml)×アルコール濃度(%)}÷{833×体重(kg)}
これで計算できます。
アルコール濃度というのは度数ですね。1度=1%です。

試しに計算してみよう

では仮に、体重70キロの人が度数10度の日本酒を1合飲んだとします。
まず、1合は180mlですので、180×10=1800
それから833×70=58310
最後に1800÷58310=0.0308…
ということで血中アルコール濃度0.03%となりました。
これなら適量といっていいでしょう。
「ほろ酔い」にもならないレベルです。
血中アルコール濃度と酩酊度
体重がこの3倍のお相撲さんだと、
3合飲んでもほろ酔いにすらならないということですね。
ただ、日本酒の場合、ものによって度数が大きく変わりますので
計算する場合は度数表示をしっかり確かめてください。

血中アルコール濃度と酩酊度

血液に溶けこむアルコール

二日酔いではなく飲んだ直後の酔いの状態は、
血中アルコール濃度に左右されます。
ということで血中アルコール濃度と酔いの程度の関係を
見ていくことにしましょう。

血中アルコール濃度と酔い加減

0.02~0.04%
ビール中瓶1本以下、日本酒180ml以下、ウイスキーシングル2杯以下
顔が赤くなる、陽気になる
0.05~0.1%
ビール1~2本、日本酒1~2合、ウイスキーシングル3杯
ほろ酔い、体温上昇、脈拍上昇
0.11~0.15%
ビール3本、日本酒3合、ウイスキーダブル3杯
酩酊初期、ふらふらする、大声でしゃべる、怒りっぽくなる
0.16~0.3%
ビール4~6本、日本酒4~6合、ウイスキーダブル5杯
酩酊期、まともに歩けない、同じ話を繰り返す、吐く
0.31~0.4%
ビール7~10本、日本酒1升未満
泥酔期、立てない、朦朧としている、まともに喋れない
0.41~0.5%
ビール10本以上、日本酒1升以上
昏睡期、意識がない

昏睡期以上に進むと命の危険が

以上のようになりますが、ビール○○本というのは
あくまで目安で、これは体重によって変わってきます。
上記のうちでも泥酔期以降は急性アルコール中毒の危険があります。
昏睡期からは命の危険もあります。

※メモ
つまり、血液1000ミリリットルに対して、
5ミリリットルのアルコールが混じれば、
急性アルコール中毒で死んでしまうかもしれないということです。

お酒に強い遺伝子でも急性アルコール中毒にはなる

すぐに分解できるわけじゃない

お酒に強いか弱いかは遺伝子である程度決まるということですが、
でもそれは、アルコールの次の段階のアセトアルデヒドの
分解に関わる遺伝子のことです。
アルコールの分解ではないので、たとえお酒に強い遺伝子を
持っていても、短時間に大量にお酒を飲めば
急性アルコール中毒になってしまいます。

酔いやすいかどうかは体重で決まる

でも、同じ量を飲んでも酔いにくい人っていますよね。
これは多くは体重で左右されるようです。
急性アルコール中毒になるかどうかは、
アルコールの血中濃度にかかっています。
そして、体重が多いということは血液の量も多いということです。
なので同じ量のアルコールを摂取しても、
血中濃度は低いということになります。
お相撲さんがお酒に強いというイメージがあるのはそのためです。
※メモ
何かの検査で、自分は遺伝子的に
お酒には強いんだということがわかっても、
だからたくさん飲んでいいということにはなりません。
一度に大量のアルコールを摂取すれば
急性アルコール中毒が待っています。
じゃあ太ればいいの?と考える人もいるかもしれませんが、
太れば肝臓につく脂肪が増えてしまいます。
そしてその脂肪は、肝臓に負担をかけ続けることになります。
その上でお酒を大量に飲めば、肝臓にとっては
脂肪とアルコールの二重苦ということになります。

遺伝子でお酒に強い、弱いは決まる?

アセトアルデヒドを分解する力

お酒に強いか弱いかは遺伝子に大きく左右されてしまいます。
ではどういう遺伝子が関係しているのか・・・
お酒だからアルコールを分解する酵素を作るための遺伝子
かと思ったらそうじゃないんですね。
アルコールの次の段階のアセトアルデヒドを分解する
酵素を作るための遺伝子で、お酒に強いかどうかは
左右されるんです。

日本人はお酒に弱い民族

それで、お酒に強い遺伝子はN型と呼ばれ、
弱い遺伝子はD型と呼ばれます。
遺伝子は2つ1組になっていますので、
最も強い組み合わせはNN、あとなND、DDですね。
それで日本人の場合はNNは半分くらいだそうです。
残りの半分はお酒には弱いか、
またはまったく飲めないということです。
ちなみに>最も弱いDDは1割くらい

アルコールもアセトアルデヒドも有害

お酒は百薬の長?

アルコールは一定量なら体の役に立つ面もありますが、
それでも肝臓が必死に分解しているところを見ると
やはり体にとって有害なものと言えそうです。

アセトアルデヒドが二日酔いの原因物質

さて、アルコールは分解されるとアセトアルデヒド
という物質になります。
そしてこの物質も体にとっては良くないものです。
ほかならぬこの物質こそ二日酔いの原因なんですよね。
アセトアルデヒドが血液中にたくさん残っているほど
頭痛や吐き気が酷いものになります。
ですので肝臓はアセトアルデヒドも一生懸命分解してくれます。

肝臓の二重苦

結局のところ、お酒を飲んだだけで、
アルコールの分解と、アセトアルデヒドの分解と
二重に肝臓に負担をかけてしまう
ことになります。
だからこそお酒は適量を守ることが大事なんです。
ちなみにアセトアルデヒドは分解されると酢酸になります。
お酢ですね。これでやっと二日酔いが消えることになります。
酢酸はさらに分解されて最終的には水と二酸化炭素になります。
※メモ
お酒が百薬の長になりうるのは、
一日の飲酒量が少量の場合に限られます。
飲み過ぎるとやはり、肝臓だけでなく
体のいろいろな部分にダメージを与えてしまいます。
酔って記憶が飛ぶこともあるわけですから
脳にも悪影響があることは確実です。

アルコールの吸収はダイレクト

なぜ酔うのか?

普通の食べ物は、
食べたからといって酔っ払うことはありません。
そんなの当たり前じゃないかと思うかもしれませんが、
普通の食べ物というのはちゃんと分解されてから
吸収されますよね。消化という過程です。

アルコールは有害なまま吸収される

ところがアルコールの場合は順番が逆なんです!
吸収されてから分解される・・・
アルコールさんが順番を守らないせいで
肝臓に余計な負担をかけてしまうわけですが、
でもだからこそ酒好きの人もいるわけですね。
分解されずに吸収されるからこそ酔っぱらえるわけです・・・

酔う=脳が影響を受けている

でも酔ってしまうということは、
少なくとも脳には変な影響を与えているわけで
それが良いものであるとは考えられません。
そこで肝臓はこれを一生懸命分解してくれます。
アルコールという有害な物質を、
全部受け止めて必死で分解してくれます。
ですのであまり負担をかけ過ぎると、
肝臓も壊れてしまうんです・・・。

※メモ
アルコールはそのまま吸収されてしまうということで
そういう物質って珍しいですよね。
普通は分解されてから吸収されるものでしょう。
ただアルコールがそういう仕組で吸収されるとしたら
お酒を飲む人はいなくなるのかもしれませんけど。
となると、悪影響があるからこそ飲んでしまうという、
不思議な人間の性、ということになりそうです。