美肌なんていうと、肌につける基礎化粧品を
すぐに思い浮かべてしまいがちですけど、
それにもまして大事なのは内側からの
スキンケアですよね。
それで、肝臓は美肌のためにも
大きく役立ってくれています。
肝臓が悪いと顔色も悪くなったりします。
黄色は黄疸ですが、土気色になったり
黒くなったりすることもあります。
あれは要するに血が汚れてしまっているんですね。
肝臓は有害物質を分解してくれる働きがありますので
肝臓が弱れば血液中の有害物質が増えるというわけです。
肌の細胞に必要な栄養や水分を届けるのは血液ですが
その血液に有害物質が含まれていたのでは
肌がきれいになりようがありません。
ニキビが増えることもあるでしょうし
くすみが目立つことにもなるでしょう。
また、肝臓はグルタチオンという酵素を作っていますが、
これは抗酸化作用があるものです。
つまり老化の元凶である活性酸素を除去してくれるものですが、
肝臓が衰えればグルタチオンも不足してしまいます。
そして活性酸素の害が増えれば、メラニンが生成されやすくなり
シミも増えますし、細胞や遺伝子まで傷つけられて
肌の老化が進むことになります。
肝臓ではタンパク質の合成も行っていますが、
これは肌を作るための素材ともなります。
つまり肝臓が衰えれば肌が新しく作られにくくなる、
つまりターンオーバーが滞るということにもなります。
血液が汚れるということも合わせて考えると
二重の意味でターンオーバーには悪影響があるわけです。