「気」のせいと言っても今回は精神が健康に影響する仕組みではなく「気功」における「気」の話です。
気功では気の通り道を経絡(けいらく)と呼びますが、西洋医学的にはこの経絡は確認されていません。
ところが経絡の存在を確信させるような研究結果もあるということでしたね。
経絡を切断した結果…
それで、これと同じ実験によって、経絡はすべての内臓に、それどころか細胞の核にまでつながっているという結果が得られています。
そこで上記の研究者はさらに研究を進めまして・・・なんと、経絡を切断する、という暴挙に出ます。
もちろん人間を実験台にはできませんので、カエルを使いました。カエルとしては非常に迷惑な話ですが・・・^^;
カエルの肝臓につながる経絡を切断してみたそうです。もちろん経絡以外の、肝臓にとって重要な血管その他は傷つけたりはしません。それによって影響が出ては意味が無いですからね。
そうしたところ、細胞が徐々に変質して腫れてしまいました。その後、血管まで変質してしまったそうです。
でも、一回だけなら他の要因も考えられますので何度か繰り返したのですが、何度やっても同様の結果になりました。
この結果を見ると、気功でいう「気」は体に張り巡らされている経絡を通って全身の細胞に行き渡ることで、体の健康を維持している、と考えざるをえません。
だから気功では気の流れが悪くなれば病気になる、と考えるわけですね。逆に、気の流れを良くすれば、健康に役立てることもできると。
卵の段階で既に経絡が?
さて、同じ学者さんはさらに研究を進めます。今度はその経絡が、一体いつ現れるのかと。
今度はニワトリで実験しました。そうしたところ、受精後はやくも15時間で経絡らしきものが確認できたそうです。
受精後15時間というと、見た目にはまだ卵ですよね。目玉焼きが作れるようなものですね。(笑)
ところが経絡は既に現れていたと言うんです。
ここで思い出すのがエーテル体の話。
エーテル体は既に、生き物が受精卵の段階から存在して、その生き物の「完成形」を示し、細胞の分化を導いているのではないかということでした。
つまり、受精した段階で、エーテル体は既に人間の形をしているのではないかということですね。まあ、普通の学者さんなら笑い飛ばしそうな話ですが。
このエーテル体と、上述した経絡の話を考え合わせると、経絡は、エーテル体と肉体とをつないでいると考えることもできますね。
それで、気の流れが悪くなると、エーテル体からの生命エネルギーや情報の流れが悪くなって、病気になってしまう、ということになります。
気=情報+エネルギー
この場合、気は単なる生命エネルギーとして働くだけでなく、情報を伝える働きもしているということにもなります。
正常な人間の形をしたエーテル体があって「この部分は心臓だからこういう細胞になってこう働いてください」という情報を、経絡を通じて細胞に送るわけですね。
それを受け取った細胞は、然るべき場所で、正常な心臓の細胞となるというわけです。もとは一つの細胞なのに、最終的には多種多様な細胞に分化するのは、そういう仕組なんじゃないかということ。
もちろん、受精卵が分裂を繰り返して、最終的に人間の肉体が完成した後も、エーテル体は全身の細胞に「この部分の細胞の正しい形と働きはこうですよ」という情報と細胞が活動する上で必要なエネルギーとを送っていると考えられます。
だからこそ、カエルの実験では経絡を切ることで内蔵に異常が表れた、ということになります。
まあ経絡はエーテル体だけでなく、外部、つまり「宇宙のエネルギー」とも直接つながっていると考えられますが、それはまた別の話。